出会い口説きALLOK

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転勤前に最後のデート・USJからの大人な雰囲気のバーで勝負

白石さんが東京に行ってしまう。彼女が大阪にいるのは今月いっぱい。あまり時間は残されていない。今まで攻めあぐねて、なかなか距離を縮められずにズルズルと時間が過ぎてしまったが、もうそんな悠長なことを言っていられない。彼女と飲みにいけるのは恐らくあと1回。そのワンチャンスを絶対にモノにしなければ!
彼女が最後の打ち合せで会社にやってきた。
「白石さん、東京に行くまでにいっぺん、飲みにいこうよ。壮行会ということで」
「ありがとうございます! ぜひぜひ、お願いします。でも実は夜のスケジュール、けっこう詰まっているんですよね…。あ、Hさんも壮行会しようよとおっしゃってるんですよ。ご一緒にいかがですか?」
なんや、Hも同じことを考えているのか? でも、一緒にどうかと言われている時点で、俺もHもほとんど脈がないと言えるのかもしれないなぁ。でもガッカリしていても仕方がない。プッシュ、プッシュで攻め落とすしかないのだ。
「Hと一緒にいくのもいいけど、やっぱり白石さんと二人でいきたいよなぁ」
「あはは、ありがとうございます。じゃ、2人でいきましょう!ギリギリになるかもしれないですけど、いいですか?」
まさしく、一回こっきりの最後のチャンスになるな。望むところだ。
「東京行くのはうれしいんですけど、大阪離れるの、やっぱりちょっとさみしいんですよね。せっかく大阪の暮らしに慣れてきたのに」
あれっ? 白石さん、大阪の人じゃなかったっけ?
「いえいえ違いますよ。大学卒業して就職した時からなので大阪に来て丸4年ですね」
聞けば、出身は福岡。なんや、京都の大学に行ってたと聞いていたので、勝手に関西出身だと思い込んでいた。
「4年もいたのに、行ってないところたくさんあるんですよ。通天閣とか、USJとか……」
「えっ、USJ行ったことないの?」
「そうなんです。行きたかったんですけど、なんか機会がなくって。東京に行ったらもう絶対に行けないですよね」
「そりゃあかんわ。こっちにいる間に行っとかな」
「うーん、でも土日って結構混んでるでしょう。それに一緒に行ってくれる人いないし」
「そんなん、なんぼでも付き合うで。せっかくやし、平日の昼間でも少し早めに仕事を切り上げて一緒に行かへん?」
「河内さん、USJにはよく行かれるんですか?」「そら年間パス持ってるから、年4、5回は行ってるかなぁ」
「えー、じゃ、すごく詳しいんじゃないんですか?」
「そんなん、まかしといて。ガイドでもなんでもするで」
「なんかすごく行きたくなってきました。河内さん、ほんとにいいんですか?」
そんなのいいに決まってるやないか。俺にとっては最優先事項。彼女の予定に合わせて、仕事はなんぼでも調整するよ。乗り気になった白石さんに「恐らく連休直前になると思うけど、絶対に行きましょう」と最後のデートの約束をとりつけ、打ち合わせは終了した。
〝仕事のできる女〞とは違う素の彼女が可愛い!
翌日、彼女から27日ならOKとの連絡が入った。よし、この日に賭けよう。昼間からのデートなら夜までたっぷり半日ある。USJで盛り上がった後は、お洒落なレストランでムードを盛り上げ、大人な雰囲気のバーで仕上げ、最後はベッドで壮行会だ!
 そして、いよいよUSJデート当日。
泣いても笑っても白石さんと会えるのは今日で最後だ。午後1時半に待ち合わせ場所のユニバーサルシティ駅にやってきた白石さん、超短いフリフリのショートパンツに黒のストッキングという服装。いつも〝仕事のできる女〞という雰囲気の格好の白石さんしか知らないので、新鮮だ。というか、可愛いし、エロい!
「白石さん、普段はそんな感じなん?」
「え〜、おかしいですか? なんか恥ずかしい…」
いやいや、全然おかしくないし、ええ感じやし。それに、考えてみれば、白石さん、まだ20代半ばなんやもんな。仕事頑張っているしっかりした女性というイメージがあるけど、素の彼女はまだまだ可愛い女のコなのかもしれない。とにかく、彼女の可愛い格好で俺のテンションはぐっと上がり、今までの少しネガティブだった気持ちも吹き飛んでしまった。よーし、白石さんとのデート、思いっきり楽しむぞ!
平日のUSJはそんなに混んでおらず、次から次へとアトラクションを楽しむことができた。
「USJ、めっちゃ楽しいです! もっと早くに来たらよかった」
「時々大阪に帰ってきて、行ったらええやん。いつでも付き合うで」
「本当ですか? 絶対ですよ」
仕事の時、そして今まで飲みにいった時には見せなかった無邪気な顔だ。もちろん知的な雰囲気の白石さんも魅力的だが、今の方がずっと可愛いし、一緒にいてドキドキする。
『JAWS』に乗った時、思わぬ方向から船内に水が入り、俺も白石さんも結構濡れてしまった。
「大丈夫?」
「いやーん、お尻も濡れちゃいました!」
船から降りた後、お尻の濡れた辺りをポンポンと触りながら白石さんが嬉しそうに声を上げる。どれどれ、と見ると、ショートパンツとストッキングの太股辺りが濡れている。かなりエロい状態だ。
「ね、濡れてるでしょ」と白石さんは無邪気なもんだが、俺は「ヤリたいスイッチ」が完全にオンになってしまった。たまらん!早くこの太股に顔をうずめたい。モードが変わった俺に対して、彼女はまだまだ楽しみたい様子。思い残すことなく、すべてのアトラクションを体験し尽くしたいようだ。まあいい。時間はまだまだある。とことん付き合いましょう。
「じゃ、最後は『スパイダーマン』でしめましょ!」
俺の手を引いて入口に引っ張っていく白石さん。なんか、二人の距離が間違いなく縮まっていると感じる。こりゃ、イケるんじゃない?そんないい雰囲気をスパイダーマン
見事にぶち壊してくれた。グルグル回るアトラクションで白石さんの気分を悪くさせてしまったのだ。ちょっと座って休もか? と言ったら、青い顔で「もうUSJ、出ていいですか」と彼女。お土産を買うのを楽しみにしていたのに、そんな余裕もないようだ。JRに乗りながら「すいません。やっぱりご迷惑かけそうなのでこのまま帰っていいですか?」という白石さんに「いいよ、かえってゆっくり休み」と言うしかない俺。クゥー、最後のチャンスやのにこのまま終わってしまうのか。
間もなく大阪駅、彼女ともこれでお別れだとガックリしている俺に白石さんが話しかけた。「やっぱり大丈夫です。だいぶ気分が良くなったので、ご飯いきましょうよ」
確かに顔色はましになっているが、まだしんどそうだ。
「いや、無理せんでいいよ」
「ううん、大丈夫ですって。行きましょ!」
そう言ってくれるなら、こんなにうれしいことはない。晩ごはんはあっさりした麺類とかがいいとのことで、うどん屋に入った。お洒落なレストランを予約していたのだが全
然構わない。白石さんとのデートを継続できるだけで幸せだ。うどんが出てきたころにはすっかり気分が良くなった白石さんと軽めの食事を済ませ、2軒目はショットバーに。この店が非常に重要だ。なんとしても、ここでヤレる雰囲気まで持っていかないといけない。
「じゃ、東京でも頑張ってね。かんぱーい!」
「ありがとうございます。時々大阪に帰るので遊んでくださいね」
「そんなん、もちろんやん」
何事もなかったかのように元気になった白石さんと楽しく酒が進む。時刻は午後8時。夜はまだまだこれからだ。
「ところで、引越しはいつするの?」
「あ、明日です。だいたい準備はできたんですけど、今日も帰ってもう少し整理しないといけないんですよねぇ」しもた! いらんこと思い出させてしまった。帰る言うたらどうしよう…。
「あぁ、帰って整理するの、めんどくさいなぁ」
「まあ、今日は気にせず飲も」
「そうですね。よーし、どんどん飲むぞ!」
白石さん、やっぱり今日は雰囲気が違う。服装だけではない。素の彼女というか、すごく自然に感じる。
「やっぱり、そうですか?私、いつもは結構無理してるのかもしれないですよね。若いし、女だし、なめられたらいけないと思って」でも、すごく美人だし、女であることは武器だよね。
「別に綺麗だとは思ってないんですけど、正直自分でも女を利用してるなと思うことはありますね」でも、絶対に仕事の付き合いがある人とは、距離をおいて接するようにしているそうだ。実は彼女、独立する前に取引先の男性と男女の中になってしまい、つらい思いをしたことがあるらしい。
「でも、河内さんとはもう仕事の付き合いはなくなるから、いいんです」
 いいって、なにが?
「まあ、素のままでいいというか。なんというか…」
 酔ってきたのか?
「河内さん、もしかして私のこと好きでしょ?」
「そりゃ、もちろん好きやけど」
「好きってどんな好きなんですか?」
「いや、まぁ、可愛いなぁとか、もっと一緒にいたいなぁとか、チューしたいなぁとか、エッチしたいなぁとか、そんなんや」正直な気持ちだ。
「うれしいなぁ。私も一緒ですよ」
ドキッ! ビックリして心臓が止まるかと思った。そしてドキドキが止まらない。これってヤッていいってこと?
「あはは、違いますよ。今日はもっと一緒にいたいってことですよ」
酔いのせいか、赤い頬と潤んだ瞳で俺を見つめる白石さん。あかん、涙が出そうや!今すぐここで彼女を抱きしめたい衝動に駆られる。なんの躊躇もなく、肩をグイッと引き寄せ店の中で彼女を抱きしめてしまった。