出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いやナンパに特化したブログです。

テレクラでのワリキリ需要の高さはどれくらい?

足立区の竹ノ塚だ。暴走族同士のケンカがあったとか、20才前後の若い親が子供を虐待したとか、そういったヤンキー文化を背景とする事件が頻発する土地柄で、都内有数の貧困エリアとしても名高い。自然、ワリキリ需要の高さが予想されるが、あいにくの雨模様のせいか、降り立った竹ノ塚駅はひどく閑散としていて一抹の不安がよぎる。ガラは悪いけど、若くて美形の貧乏ヤンママ。そんなのとアポれたら最高なんだが…。受話器が故障してんのか?案の定、鳴りはかんばしくな
く、長期戦を強いられた。しかし入店から4時間、そろそろ日を改めようかとあきらめかけた矢先、ようやく期待の持てそうな電話が。「もしもし、スピー。私、すぐ会える人を探してるんだけど。プスー」
「あ、そうなんですか。僕もワリキリで会える人探してたんです。いまどこですか?」
「あ、すぐ近く。プスープスー。竹ノ塚の駅前にいるんだけど。プスス〜」
何やらちょいちょい耳障りな雑音が聞こえてくる。壊れたリコーダーみたいな音だが、受話器が故障してんのか?
「なんか変な音しますね。こっちの声ちゃんと聞こえてます?」
「そう? 私はフツーに聞こえてるけど。ピーピー」
ああ、うるさいな。
「オネーサン、いまおいくつですか?」
「今年で30だよ。ピス〜。いちおう言っておくけど、デブじゃないし、見た目もフツーだし、会っても嫌な気分にはならないと思うけど」
大した自信だが、テレクラ女の見た目申告は占い師のことば並に当てにならない。
「テレクラにはよく電話してるんですか?」「いや、まだ2、3回しかかけたことないんだよね。この電話もだいたい3年ぶりくらいだし。スピスピ。いまちょっと金欠なんだよね。あ〜でも久しぶりだから何話していいかわかんないよ。チョー緊張してるんだよね〜ピ〜ピ〜」「あ、そうなの?」電話がつながった直後にワリキリを匂わしてきたあたり、てっきりプロ同然の常習者かと思ったが、そうでないなら話は別だ。ルックスに自信ありの30女。悪くないかも。
「条件はどれくらいですかね」「できればイチゴーで。ピー」「大丈夫ですよ」「じゃケンタッキーの前で待ってるね。ピスー。駅から近いからすぐわかるよ。」
んじゃ会いに行きますか。待ち合わせ場所には長身の女が立っていた。後ろ姿だが、黒
のフリースに黒のミニスカートは聞いた通りの服装だ。コイツで間違いないだろう。
「こんにちは。あの、電話の方ですよね?」パッと女が振り向く。
「あ、はい。どうも」確かに体型はデブではない。顔も下半分がマスクで隠れているものの、上半分だけなら、まあ55点くらいあげてもいいレベルだ。しかしそれでもなお、俺の心がざわついて止まないのは、2点、この女に不審なポイントが見受けられるからだ。ひとつは金太郎のような前衛的なおかっぱ頭。それだけならまだしも、うなじのあたりからチン毛のような汚らしくチヂれた毛髪がごっそりと覗いているのは、いったいどういうことだろう。おそらく不自然なおかっぱ頭はカツラで、うなじから見え隠れする毛が彼女本来の頭髪と思われる。地毛がチン毛のような女。その姿を想像するだけでゲキ萎えするのはもちろん、得体の知れない恐怖まで感じてしまう。そしてもうひとつの不審ポイントは、彼女の案内で近くのホテルへ移動する際に気づいた。
「ピスー、ピー、ピスー」電話の故障と思っていたあのノイズが、無言で歩く彼女の口元から絶えず聞こえてくるのである。怖い。そのマスクの下、何がどうなってんだよ!不穏な気分でホテルに到着すると、フロントで1組のカップルに遭遇した。カップルの中年オヤジが金太郎さんを見た瞬間、「おっ」と小さく声を上げ、目を見開く。明らかに顔見知りの反応だ。部屋に入った後、さりげなく尋ねてみる。
「さっきのカップルのオッサン、知り合いなの?」
「ん? 知り合いっていうか、前、テレクラで会ったことがあるの。ピスス〜。あいつさ、最悪なんだよね」そう言いながらおもむろにマスクを外す。直後、見た目年齢が一気に10才は跳ねあがった。口周りから頬にかけて小ジワやシミが無数にあり、さらに上
の前歯が3本すっぽり抜けているのだから当然だ。全貌が明らかになった彼女の顔は、いまや新党大地鈴木宗男が女装したかのような有様に成り果てている。これでよく30才とか抜かしたな。どう見ても40オーバーだろ!ムネオがさも憎たらしげに口を開く。
「で、さっきのオヤジさぁ、電話では30代前半とか言ってたのに、会ったらどう見ても50 才近いじゃない。スピー。さすがにサバ読みすぎでしょ。ピスス〜」
呆れてモノも言えない。このタイミングでよくその話題に触れられるもんだ。オッサンと同じことを俺にやっているという自覚はこれっぽっちもないらしい。
「私、ナースやってるのね。ピ〜。だからあんまり年上だと患者さんみたいに見えちゃって、エッチなことする気になれないんだよね。まあ、実際はやったんだけどさ。ピスス」それがクセなのか、ムネオは絶えず前歯の隙間に舌べろをクネクネ出し入れするという醜悪な動作を繰りかえしている。呼吸するたびに笛のような音が出る原因は、どうやらこの舌の動きにあるっぽい。
「でも、たった一回会っただけなんでしょ。よくお互い顔を覚えていたもんだね」
「はは、だってソレ、おとといの話だもん。ピ、ピ、ピ。忘れるハズないじゃん。ピーピピ!」テレクラは3年ぶりとか言っていたハズだが、自ら作り上げたウソ設定をすっかり忘れてしまっているらしい。
「知らんフリするのがマナーじゃない?スピピ〜」
「オニーサンは結婚してるの?」
ベッドに腰かけたムネオが話しかけてきた。
「いや、独身ですけど。そっちはどうなんですか」
「私はバツイチ。去年別れたの」「ちなみにお子さんは?」
「4才の男の子が1人いるよ。ピ。今日はおばあちゃんとディズニーランドに行ってるけど。ピス〜」「失礼ですけど、なんで離婚されたんです?」
「暴力亭主だったのよ。ピピ。DVねDV。ピス」
「もしやその前歯も、前の旦那さんに?」
「そうよ。でも私はまだいいの。許せないのが子供に対しての暴力なのよ。ピッヒュー」声がうるさいという理由で息子に殴る蹴るの暴行を働き、重傷を負わせたんだそうな。「もう背骨がぐちゃぐちゃに崩れて。ピィーヒュ。触っても骨が全然ないような状態だったの」「えっ、本当ですか?」
「うん、それからもうずっと寝たきりの状態なの。ピュルル。離婚するのも当然でしょ。ピー」そこまでのケガを負わせたのなら、離婚だ何だではフツー済まされない。すぐに逮捕され、全国ニュースになってもおかしくない話だ。てかそもそも、ほんの今さっき、息子はおばあちゃんとディズニーに行ってるって話したばっかじゃん。いまさら虚言癖くらいじゃ驚きもしないけど、舌の根も乾かないうちにこうもボロを出しまくるのは尋常じゃない。狂ってんのか?その後も、ムネオ劇場は止まる気配を見せない。
「テレクラにいる男って変なのが多いのよね。ピ、ピ。今日はオニーサンみたいな人に会えてよかったけどさ。ピヒョー」「過去、なにか酷い目に遭ったんですか」
「私がシャワー中にバッグごと盗んでドロンとか、フツーにいるんだよね。スピー。だから、友だちとの情報交換とか欠かせないもん」ムネオが住んでいるエリアは竹ノ塚からかなり離れたところにあるらしいのだが、あちこちにいるテレクラ仲間と情報ネットワークを結んでいるんだそうな。
「ピピュー。この間、友だちから竹ノ塚に良客が多いって聞いたから、ここしばらく遠征してんの」ムネオのしたり顔を眺めているうち、思わず今までこらえてきてたものが口から飛び出た。
「でも、テレクラは3年ぶりって言ってませんでしったっけ?あと息子さん、寝たきりなのにディズニーに行けるんですか?」
「…ピュー…ピスー…ピピスー」
しばしの無言のあと、ムネオがニタリと気味の悪い笑顔を見せた。
「オニーサン、厳しい〜ピピピ〜。そういうのは気づいても知らんフリするのがマナーじゃない? スピピ〜」
オマエがマナーを語るな!心底バカらしくなった。やることやってさっさと帰ろう。ムネオを促し、シャワーへ。ダルダルな腹回りと体のあちこちにある謎の黒ずみに目を背けつつ、体を洗う。ふいにムネオが金タマをむんずと掴んできた。
「さ、そろそろあがりましょ。ピュー。精子たくさん出してあげるからね。ピュー」
ピューじぇねえよ。ベッドに移動後、ムネオは俺の性感帯である内モモをフェザータッチしつつタマ袋をもみ始めた。そのまま裏筋にペチョッと舌を這わせる。悔しいが気持ちいい。「上手いっすね。どこで覚えたんですか、その技」
「ピュピュ。昔、テレクラの客に仕込まれたのよ。いい人でさ〜。ピス〜」素直に感心した。こんな女と前向きなセックスに挑む男がいるとは。俺にはとてもマネできない。完全勃起したところで攻守交代。正常位で挿入しようとムネオの両ヒザに手をかけた途端、胸がムカムカする不快な感覚が走った。腐った魚の内臓に粉チーズをたっぷり振りかけたような悪臭が、鼻腔をツーンと刺激するのだ。チン毛の頭髪に前歯ナシ(奇音付き)、虚言癖に汚いボディ。その上さらに臭マンまで備わってるなんてアナタ、どこの戦闘民族なんですか。武器ありすぎだろ!ゲキ萎えしつつも、どうにかこうにかゴム挿入し、無我の境地で腰を振り続ける。そのたびに接合部から立ち上る悪臭は増加する一方だが、口で息をしてグラインドを継続した。
「ああそれ! ああそれ! 気持ちいい〜、ピュシーピュシー、気持ち……ピ〜〜!」無事、射精を迎えたのはそれから数分後のことだった。セックスが終わると、ムネオ
はすぐさま帰り支度を始めた。これからまたテレクラで客を探すのだという。
「頑張りますね。なんでそんなにお金が必要なんですか?」
「ピュー……スピー…スピー…(無言)」「ん、どうかしました?」
「あのさ、そういう馴れ馴れしい態度はどうかと思うよ。ピススー。エッチ終わったらもう他人なんだから。本当にマナーがないってないのね。シュピー」
だからオマエがマナーを…。はあ、面倒臭いしもういいや。