出会い口説きALLOK

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嫉妬心もヤリたい気持ちの原動力のひとつ

一目見ただけでヤルノート入りした金髪の白人女性。彼女と会った翌日も、その翌日も気になって仕方がない。今まで、ヤル対象として金髪や外国人であるということに対してほとんど付加価値を感じてこなかった俺が、どうして彼女に対して〝ヤリたい!〞という想いに駆られてしまったのか?顔は、確かにめちゃくちゃ可愛い。背は160センチ弱くらいだろうか、外国人女性としては非常に小柄だし、スタイルはいいが、胸はどちらかと言えば小ぶりだ。10人いれば、必ず10人とも可愛いというであろう彼女ではあるが、俺がここまで魅力を感じるには何か理由があるはず。実は、初対面のはずなのに初めて会った気がしないのだ。どっかで会ったことがあるのか、誰かに似ているのか……。思い出せないままに彼女が働いている店にふたたび行ってみた。少しドキドキしながら店に入ると……いた。彼女だ!席につき、オーダーを待つ。来い、来い!念を送るが、残念ながら俺の席にオーダーを聞きにきたのは別の店員だった。くっそー、引きが弱いなぁ。仕方がないので、店内を行き来する彼女を眼で追いかける。なぜ、彼女に会ったことがあると感じたんだろう?ぜんぜん思い出せないが、可愛くて仕方がないことは事実だ。俺の席の横を通るたびにドキドキしてしまう。近くで見たい。声を聞きたい。さっさと1杯目のビールを飲み干し、彼女が近くに来るのを待つ。今や!
「すいません。おかわりお願いします」彼女がすぐ横にやってきた。あぁ、緊張する!
「生ビールでよろしかったですね」少しおかしなイントネーションだが、可愛い声やなぁ。うつむき加減で伝票をチェックする彼女の顔をしげしげと眺める。長い金色のまつ毛なんとなく陰を感じるグレーの瞳、外国人にしては小ぶりだがきれいな形の鼻……。スージーや!俺は、突然思い出した。スージー・クワトロ。70年代前半に活躍した女性ロックシンガーなのだが、有名なヒット曲があるわけでもなく、若い人は名前を聞いたこともないかもしれない。しかし、俺にとっては甘酸っぱい青春の一ページを飾った女性である。中学に入り、〝女〞と〝ロック〞に興味を持ち始めた俺だったが、男子校だったので生身の女には全く縁がなかった。じゃあ、ロックのレコードでも買おうと放課後にレコード屋に立ち寄った際、店内に貼ってあったポスターに衝撃を受けた。小柄で可愛くロックに似つかわしくない金髪の女性が、全身ピッチピチの革のツナギを着て、デカいベースを弾きながら汗だくで歌っている。そして胸には明らかに乳首のポッチが二つ浮き出ているじゃないか!『なんや、これー!!誰なんや!? スージー・クワトロ?』 LPをお買い上げの方にはもれなくこのポスターを……というコメントを見るや否や、俺はスージーのレコードを持ってレジに向かっていた。俺が生まれて初めて買ったLPだった。特典のポスターは、ロック&乳首についてオカンに何を言われるかわからんので、壁には貼らずに机の中にしまい、それからずっと俺のオナニーのオカズになった。友人から聞いた「スージー、ツナギの下は真っ裸らしいで」という噂もいっそう俺を興奮させた。それに小さい体でデカいベースを弾きまくる姿もカッコよく、俺がバンドでベースを弾くことになったのも彼女がきっかけだった。スージーは俺の〝女〞と〝ロック〞への欲望を満たすアイドルだったのだ。そんな彼女も、よりリアルな女性や、より好みの音楽に興味が移っていく中で、いつしか忘れ去られる存在になってしま
った。もちろんそのポスターもどこかへ行ってしまった。でも、中学生の俺がスージーに惚れていたのは間違いない。ダイニングバーの彼女と会ったことで、青春の一ページを思い出し、初恋の人と再会したような気持ちになったのかもしれない。名前を知らない彼女をとりあえずこれからは〝スージー〞と呼ぶことにしよう。スージー、待ってろよ! ヤルノートに載った初めての外国人女性として絶対に落としてやる!ヤルノートに新たな女性が載る一方で、すでに載っている女性に対しては危機的な状況が訪れようとしていた。そう、白石さんである。ヤリたい気持ちばかりが先だち、冷静な攻めができずにいた。逆に言えば、それだけ白石さんに魅力があるということだ。最初はいけすかない男『H』への対抗心、嫉妬心もヤリたい気持ちの原動力のひとつだったのだが、今はそんなことどうでもいい。純粋に彼女に魅力を感じているのだ。いい女の白石さんとヤリたくてたまらない! ただ、それだけだ。ある日の夕方、久しぶりに打ち合わせが入った。アポを入れた際、「打ち合わせの後、晩飯でもどう?」と誘うと、「私も河内さんにいろいろご相談したいことがあるんです。ぜひ行きましょう!」との返事。よし、よし。なんでも相談に乗るで。そして、絶対に二人の距離を縮めてみせる。当日。白石さんの美しさといい香りにクラクラしながらも、なんとか冷静に打ち合わせを済ませ、晩飯に向かう。1ヶ月ぶりか。ウキウキしながら予約していたレストランに入る。
おいしいワインと料理をいただきながら、会話を楽しむ。
「相談したいことあるって言ってたけど、なに?」
「そうなんですよ、相談って言うか、もう決めちゃったんですけどね。河内さんって東京でお仕事されたことあります?」
「東京ねぇ、不思議と一回も東京に異動したことないねん。東京に合わへんって思われてるんかなぁ。東京がどうしたん?」
「はい、会社を東京に移すことにしたんです」「え?」「東京で会社をされてる方に薦められまして。こっちに来て頑張ってみたらどうだって」「で?」
「すごくいい方で、『まずはうちの仕事からでも請けてくれたらいいよ。オフィスもう
ちにしばらくは間借りしたらいいし』って言ってくださって」「うん…」
「東京でビジネスするのが夢だったので、これは絶対にチャンスだと思って」
「で、決めたんや」「そうなんです。ゴールデンウィーク明けからは完全に東京です。本当に河内さんには色々とお世話になりました」うれしそうに話す白石さん。俺はまだ
ちゃんと事態を受け止められずにいる。
「Hには相談した?」「いえ、一昨日、メールで東京にいくとお伝えしました。4月中に会ってお礼を言いたいと思ってるんですけど」
Hもショックやろなぁ。すかん男ではあるが、この際、共同戦線で彼女の東京行きを阻止したいくらいだ。でも白石さんの気持ちはすっかり東京にある。彼女を東京に来るように薦めた男、許せん!死んでまえ!しかし白石さん、H、俺、東京の男と次々に乗り換え、うまく利用しながら、仕事の成功に繋げている。もちろん彼女には男を利用してやれという気持ちはないのかもしれない。彼女の美貌と仕事の能力があれば結果としてそうなってしまうのかもしれない。なんか男って哀れやなぁ……。一度Hと飲みにでもいくか。いやいや、そんなこと考えている場合ではない!彼女が大阪にいるのは4月いっぱい。その間になんとしても決着をつけてしまおう。失敗しても構わない。何もせずにただの〝いい人〞で終わってしまう気は全くないのだ。俺の中でモヤモヤしていた気持ちが吹っ切れた。絶対に白石さんとヤッてやる!