出会い口説きALLOK

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ナンパした女子大生の誕生日にデート⇒残念食い逃げ失敗談

土曜日だというのにオレは、仕事を片付けるため休日出勤をし、午後6時を回ったのを合図に会社を出た。通常ならまっすぐ家に帰るところだが、その日はソフト・オン・デマンドのDVDを買うため新宿へ。脇目も振らずTSUTAYAを目指し歩いているとき、美女とすれ違った。安倍なつみ似、クリスマス前で賑わう雑踏の中でも一番の美貌だ。駅に通じる階段を下りよう一としているところを捕まえて声をかけた。
「どこ行くの?帰るところですか?」
自分でもびっくりするぐらいスムーズに言葉が出ていた。こんな美女を逃してはならないとの一心である。「なんですか?」
「時間があればお茶でもどうかと思って声をかけたんだけど…。帰るところですか?」
「これから帰ろうと思っていたところですけど…」
「帰ったらもちろんお茶を飲むと思うけど、それだったら僕にご馳走させてくれないか
な?」「いいですよ」
声をかけて30秒もしないうちにOKが出た。信じられない。彼女は大学生で、名前はめぐみというらしい。
「本当に大学生?OLぐらいに見えるけど」
「よく年上に見られます。でも20才ですよ」
セックスしてもし子供ができたら世間は何と言うやろか?などと思案するうちにいつの間にか関西弁になっていた。
「オレ20才のとき中学生に間違われたことあったで」
「今何才なんですか?それよりちょっとなまってますか?関西の人ですか?」「大学はいるまで大阪にいたんよ。普段は標準語やけど、めぐみ一ちゃんを前に緊張してんのかなあ」「私なんかに緊張しなくても大丈夫ですよ。大阪弁、大好きです」
大阪に生まれてよかった。おかん、ありがとう。せっかくだからお茶なんか飲まずに食事しようよと提案。すると、またもやすんなりOKの返事。話が上手すぎて怖いぐらいだ。
タクシーで表参道のパスタ屋に向かう。女の子は表参道とパスタに弱いはずだ。めぐみもさぞ大喜びかと思ったが、店に入るや否や、「この店、新宿にも確かありましたよね。新宿のお店は行ったことがあります」なんだ、チエーン店だったのか…。パスタを食べつつつかんだめぐみの情報は、
12月23日が誕生日である
将来はOLになりたい
どれもこれも、実にオレに好都合な答である。
12月23日は何の予定も入っていない
2回転職しているので、職場情報には一家言を持っている
さっそく、めぐみがOLになるための夢を語り出したので、職場はじっくり選びなさいとアドバイスする。
「なんでかと言うと、やっぱり会社によってギスギスしているところもあるからね」
「へ一え」
「オレの会社は雰囲気が悪いから。この間も女の子が『昨日、下着泥棒を見たんです』
って言うから、『オレも昔はよくやりましたよ。下着を切り貼りして万国旗を作ったり。でも緑の下着がないからアフリカの国旗が作れなくてねえ』といったら、その場にいた人、誰も笑わへんねん」
なぜかめぐみも笑っていなかった。しかしこの日は概ね好印象を与えられたと思う。
「12月23日の誕生日の日、オレとお祝いせえへん?」
「本当?ありがとう。うれしい。じゃあ、また時間は直前にメールするね」
満面の笑顔を浮かべるめぐみ。これは期待大だろう。新宿駅までタクシーで送ってやい
るというデラックスな待遇をしてあげたのも好感度を上げたに違いない。

12月23日、決戦の日がやってきた。午後3時の待ち合わせに遅れること20分、息を弾ませながら新宿アルタ前にめぐみはやってきた。
「ごめんなさい?待ちました」
「全然。ごはん食べるのも時間が早いし、なんか行きたいとこある?」
「ちょっと見たいものがあるので、伊勢丹に行ってもいいですか?」
伊勢丹か…。イヤな予感を抱きつつ向かうと、めぐみはシャネルの売り場に直行した2
「慎吾さんはシャネルとか好きですか?」
好きなわけあるか!と毒付きたいが、必死に抑える。
「オレはそんなに身につける)ものを気にしないから。シャネルが好きなの?」
「シャネルというよりも、ブランド物が好きなんです」
タチが悪いな。ショーケー》スを覗き込むめぐみの全身を観察すると、ピアス、ネックレスをはじめ、身につけている物すべてに見たことのあるロゴマークが入っている。
「ブランドかあ…。そのカバンのマークも見たことあるよ。どこのやっけ?」
エルメスだよ。あ、そうだ。工ルメスも見に行っていいですか?」
ブランド店巡りが始まった。正直、生きた心地がしない。特にエルメスは値段が高くて体に悪い。
1階のアクセサリーコーナーを回ったところで、恐れてたとんでもない台詞が飛び出
した。
「この時計ずっとほしかったんです…。おねだりとかしてもいいですか?」

「でも、まだ付き合ってもないのにプレゼントするのも変じゃないかな…」

「そうですよね。安いものじゃないし…」

「いや、オレの財力からすれば安いよ。でもなんか金で気を引こうとしているようで嫌やんか」

混雑する店内で話し合うこと5分。結局、買うことにした。税込み4万2千円。時計にしては安いのがせめてもの救いだ。これでセックスできるなら良しとせねば。
ところが。
「これから家で家族が誕生日のお祝いをしてくれるから帰んなきやいけないんです」
「ヘ・・・」
「本当に時間がなくてごめんなさい。家で喜びをかみしめながら時計の箱を開けて、お
母さんに自慢します」
「その時計、どうしたん?って言われるで」
「大切な人にもらったって言うから、大丈夫!」
大切な人ってオレのこと?めぐみ、ええ娘や。早く帰って親に見せてあげなさい。

家に着いて、すぐにメールを送信。
《誕生日おめでとう。今日はちょっとしか会えず少し残念。また会える時間があればうれしいなあ》
まもなく返事が戻ってきた。
《プレゼントありがとおございましたあ☆大切にしますネ》
25日であれば大丈夫です。楽しみにしてます。

ふむ、大切な人ともなるとアポイントも楽チンだ。さっそく約束を取り付けて、25日に会いに行った。クリスマスイブよりはランク落ちるが、それでもセックス率の高い日であることに間違いない。東京オペラシテーイにある、夜景が見える高級焼肉屋に行った後、部屋に連れ込むつもりだ。待ち合わせ場所に行くと、すでにめぐみの姿があった。「焼肉屋に行こうと思ってるんやけど?焼肉とか大丈夫?」
「うん、大丈夫」
しかし、この日は同じ考えを持つ輩がいっぱいいるのだろうか、電話で空席を確認するとまだ5時だというのに満席である。
「クリスマスだから仕方ないですよ。私、そこに行ったことがあるし、別のところのほうがかえってうれしいですから」
慰められたが、よろこんでいいやら悪いやら。めぐみよ、そんなところに一体、誰と行ったのだ。仕方なく向かった先は焼烏屋だった。焼鳥屋だったら、対面ではなく横に並んで食べられると考えた次第である。そのほうが密着度も高いと、どこかの雑誌で読んだことがある。席に着いて上着を脱ぐめぐみ。腕にはオレがプレゼントした時計がはめられている。「あ、時計はめてくれてるんや」「うん」会話は盛り上がった。

焼鳥を食べた後、「どこに行こうか?」などと言いながら口説きにかかる。食欲の次は性欲だ。「めぐみはどんな人がタイプなの?」「私にかまってくれる人かな。あと、いつも驚かせてくれる人」まさにオレではないか!

「寒いね。オレの家のコタツでみかんを食べるっていうのはどうやろうか?」
今度は返事がなかった。うつむいたままだ。しばらくの沈黙の後、めぐみが言った。
「前に付き合った人が実は社会人で、彼とはすれ違いが多くて別れたんです。だから付き合うなら学生の人がいいんです…」
思わず、「えっ」と素っ頓狂な声を上げてしまった。
「社会人でもオレは暇だから十分一緒にいられるとは思うけどなぁ」
「でも、コタツには入りたくありませんから…」
もはや回復する手立てがないのか。駅へ向かう歩みを止めようとしない。
「ごめんなさい、コタツはいいですから…」
そう言い放ち、めぐみはオレを残して駅の人込みに消えていった。