出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いやナンパに特化したブログです。

好意があると思っているがご飯をおごらされたばかりだ

ほんの数カ月前まで素人童貞だったことを思えば、途中まででも十分満足すべきことのように見えるかもしれないが、オレは不満だった。やっばりオレだってくわえてほしいしセックスもしたい。あの夜から数日後、どうにも我慢できず、夜レイコに電話をかけた。
「あ、しん君。どうしたん?」
声を間く限り、オレを忌避する気配はない。
「会いたいなぁと思って電話したんやけど」
「いいよ。ちょうどお腹がすいてたとこやし」
会う、会わないに空腹は関係ないだろう。おごってくれとでも言うのか。
が、このチャンスを逃してはならない。会いさえすれば、レイコはまたムラムラして求めてくるに違いない。
「どこに行けばいい?」
「今、バイトが終わって新宿駅の近くにいるから来てくれる?」すぐさま家を出てタクシーに飛び乗った。新宿駅。案の定レイコはお腹が空いたから何か食べたいと言ってきた。オレの《欲棒》をまっさきにくわえてほしいところだが、ここは我慢。紳士的に振舞っておく。
「何が食べたいの?焼肉?」
「何でもいいよ。話もしたいからファミレスに行きたい」
話がしたいってことは信頼されている証ではないだろうか。喜んでファミレスまでエスコートした。
「こんな街中にもファミレスがあるんやね。知らんかつた」
「意外と何でもあるよ。TSUTAYAもあるし、釣具の上州屋もあるし、ラブホも充
実してるし」
「オーダー決まった?注文してもいい?」
ラブホの話題は無視される。まだそんな艶っぽい話をするには早いのか。レイコは、好きなお笑い芸人の話、家族の話、アルバイト先の先輩の話など、オレには興味のない話題ばかりを続けた。幾度か、この明るい雰囲気からムードのある話に話題を変えようと試みたが、そこはファミレス、隣の学生がバンドの方向性を議論している傍らでは無理ってものだ。長居は禁物だと判断し、ファミレスを出た。当然、目指すはラブホテルである。歌舞伎町へ誘導しようと、さりげなく腰に手を回す。「このエロ!」
「ええやないか」
「よくない。今日は帰るよ」
予想外の展開に動揺した。まさか本当に話がしたかっただけなのか?
「オレは一緒にいたいのに」
「ほんま工口やなあ」
「お前に言われたくないわ」
ちょっと怒気を含ませて罵ってみたが、レイコはそんなことお構いなしに、新宿駅の改札に消えていった。こんなことなら終電がなくなるまで粘っておけばよかった。レイコは一体、オレに何を求めているのか?
なかなか真意をつかめないが、その後も散発的に

《しんクン、ヤッホー,元気してる?》《またあそぼうね,よちよち☆》とメールが来
る。やはり好かれていると考えるべきだろう。
が、こちらから《会いたい》とアクションを起こしたのでは、また同じような展開になる恐れがある。レイコがヤラシイ気持ちになるのを待つべきだ。そんなある日、彼女から1通のメールが来た。ようやくヤラシイ気持ちになったのかとワクワクしながら文面を読むと、そこには不気味極まりないことが書いてあった。
《レイコ、死にそうや…もうあかん》
死にそう?すぐに電話を入れた。
「もしもし。何があったんやワ」
「朝から何も食べてへんねん」
「食べればええやん」
「食べられへんねんもん。1人でさびしいし…」
「何か食べに行くか?」
「化粧もしてないし、髪の毛もボサボサやから、外に出るのに1時間くらいかかる」
死にそうな人間がなんで化粧とか気にするねん!とツッコミたかつたが、よく考えればこれはチャンスである。弱ってるところに付け入ればセックスも…。
「じゃあ、何か食べ物を買っていくよ」
「夜やのに、ありがとう。中野に着いたら電話して」
オレは吉野家とコンビニで食料を買い込み、タクシーに飛び乗った。中野駅からケイタイで誘導されながら、レイコの住むアパート前に到着。よほど腹が減っていたのか、彼女は一心不乱に吉野家のドンブリを食べ始めた。
詳しく事情を聞くと、ときどき発作的に外出するのが怖くなって、不安感に雲われる
という。そんなとき、都合よくオレがいたというわけだ。1時間後、レイコの気分とお腹が落ち着いた頃を見計らって、体を抱き寄せた。

「ありがとう。また、遊ぼうね」
えどういうことだ?今度会ったときは、フエラじゃなかったのか?そもそも、さっきコンビニでオレ用にキャラメルコーンを買ったばかりじゃないか。
「触ってくれるって言ったやん?」
「う〜ん、何で触ってほしい一の?」
とぼけたことを言うやつだ。冗談じゃない。男と女が一緒一にいたら肌を合わせるのが普唖通じゃないの?
何度も部屋に入れてくれと主張するが、レイコは一向に毒聞き入れない。どころか、面倒くさそうな態度をとり始めた。