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イスラエル旅行記・ユダヤ人とパレスチナを分ける分離壁

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イスラエルは複雑な国だ。ユダヤ人国家でありながら、その内部にはアラブ人の統括する「パレスチナ自治区」が存在し…って、ややこしいからやめた。要するに、ユダヤ人とアラブ人、2つの民族がたえず対立しているわけだ。イスラエルに到着後、まず俺はパレスチナ自治区へと足を運んだ。イエス・キリストの生誕地に建てられたという荘厳な教会を見物するのが目的だ。パレスチナ自治区は高さ10メートルの分離壁で囲まれており、入口のゲート周辺には銃を構えたイスラエル兵たちが警備をしている。緊張しつつゲートを抜けた俺は、路上でタクシーを呼び止めた。いかにもアラブ人っぽい運ちゃんが窓から顔を出して言う。
「行き先はどこ?」
ふと見た後部座席には、観光客らしき白人おばちゃんが座っている。どうやら乗り合いタクシーらしく、行き先が先客の目的地と方向違いの場合は乗車できないシステムのようだ。
「生誕教会まで行きたいんだけど、大丈夫?」
「それなら通り道だ。OK、乗りなさい」
ホッとして車内へ乗り込もうとした際、白人おばちゃんがチッと舌打ちをした。ずいぶんイライラした様子で運ちゃんに声をかける。
「時間がないの。はやく出して」
「OKOK。そのアジア人の客が乗ればすぐに出発しますよ」
「あなたが急ぐって言うから乗ったのよ。モタモタしないで!」
タクシーは猛スピードで走りはじめた。バウーンバウーンと不吉なエンジン音を響かせ、他のクルマを次々と追い抜いていく。ドン!突然、車体に大きな衝撃が走り、俺と白人おばちゃんは思い切り天井に頭をぶつけた。イタ!どうやら道の真ん中にできた段差に乗り上げたせいらしいが、ここでついにおばちゃんの怒りスイッチが。
「オー、ファック!何やってんのよ!これだからムスリムイスラム教徒)は最悪なのよ!」運ちゃんも負けてない。
「何だとこの野郎。お前はアメリカ人か?」
「ええ。しかもユダヤ系だけど文句あるの?」
ユダヤ人がパレスチナに何の用だ。偉そうなコトを言うな!」
「用がなかったら、こんな野蛮なところになんか来ないわ。ああ、もう最低!」
ショーモナイ口論ではある。しかし、その背景にはイスラエルの抱える政治的、人種的問題が横たわっているわけで、あらためてこの国の複雑な事情を目の当たりにした気がした。やがてタクシーは生誕教会に到着。料金を支払って降りる際、例のおばちゃんが俺の背中にボソッと言葉を投げた。「アラブ人と同じくらい中国人も嫌いだわ。ずっとニヤニヤして気持ちが悪い」ナゼ俺まで罵倒の対象に? てか俺、日本人なんですけど。この差別おばちゃん気分悪っ!
パレスチナでの観光を済ませ、再びゲートをくぐってイスラエル側へ戻った直後のことだ。分離壁に描かれたイスラエル政府へのシャレた風刺画を撮影していると、見知らぬ日本人男性が声をかけてきた。
「あなた日本人?」
歳のころは60半ば、どこかムツゴロウさんにも似た品の良いじいさんである。
「あ、はい。日本から来ました。お一人で旅行ですか?」
「うん。僕、こう見えても筋金入りのバックパッカーでね」
じいさんは勝本(66)と名乗った。20代のころから海外を放浪しているとかで、東南アジア、インド、中東、ヨーロッパなどにそれぞれ3年以上、滞在していた経験があるそうな。ということは今も長期旅行中なのかしら。
「いや、今回は1カ月くらいのもんだよ。もういい歳だからね」
 勝本さんはこれから聖地エルサレムへ向かうという。同じく今晩の宿をエルサレムで探そうと考えていたので、俺も彼と一緒にバスに乗り込んだ。
「虫象くんは線は細いけど良い筋肉を持ってるね。なんかスポーツやってたの?」
「昔、空手をやってました」
「へえ、そうなんだお腹減ったでしょ。どうぞ」
勝本さんがリュックからラップで包んだ物体を取り出した。おにぎりだ。
「これ、どうしたんですか」
「スーパーで米を買って、自分で炊いたの。ほらお茶もあるよ」
親切な人だ。ありがたい。互いの旅行話で盛り上がっているうちにエルサレムに到着。
話の流れ上、同じ宿で泊まることになった我々は、適当に見つけた1軒のゲストハウスに入った。
「値段も手頃だし、ここに決めましょうか」
 提案に勝本さんが頷く。
「そうだね。ただ、部屋はツインにしようよ。そっちの方が経済的だから」
確かに、1人頭の額はドミトリー(大人数の相部屋)よりもツインの方がいくぶん安い。こういう節約は大賛成だ。チェックイン後は2人で宿近くのレストランで食事を取り、早々にベッドに入った。翌日は丸1日かけて彼とエルサレム観光をする予定である。体力を回復しておかねば。翌朝、予定どおり勝本さんと観光へ出かけ、主だったスポットを回りきったときはすでに日も暮れかけていた。
「ああ疲れた〜」
宿に戻った途端、ベッドに倒れ込む俺に、勝本さんが口を開く。
「うつ伏せになって。足をマッサージしてあげよう」
「本当ですか?」
彼のマッサージは本格的だった。的確にツボを捉えた指がぐいぐいとふくらはぎのコリをほぐしていく。
「いや〜、最高です。めっちゃ気持ちいい〜」
ふと顔を上げると、いつの間にか勝本さんは上半身裸になっている。そんなに気合いを入れてくれなくてもいいのに。
「虫象くん、ついでに太モモも揉んでおこうか?」
「あ、お願いします」
それから間もなく、ピタッと勝本さんの手の動きが止まった。おやっと首をねじ曲げたところ、パンツ一丁になった彼が、脱いだズボンをいそいそと折りたたんでいる。…何してんだ?
「どうしたんですか?」
「いやなに、服を脱いじゃった方がラクかなと思って。ごめんごめん、続けようか」
「…は、はあ」
心に芽生えた小さな疑念は、すぐ確信に変わった。太モモを揉む手が、急にケツに移ってスリスリし、さらには尻のワレメに指を差し込んできたのだ。あんた、完全にホモ親父じゃん!
「あ、あの〜、ちょっと止めてもらえますか?」
遠慮がちに言うと、彼の顔がサッと青ざめた。
「あ、あ、ゴメンね。僕、何やってんのかな」
どうやら手荒なマネをする気はなさそうだ。と思ったら、今度は目にも止まらぬ速さで抱きついてきた。うわ、ちょっと!
「虫象くん、お願いだ!」
そんなお願い、通るか!支払った宿代がもったいないけど、こうなった以上は別のゲストハウスに移るしかない。逃げろ!
2日後、イスラエル最大都市のテルアビブに移動した。高層ビルやネオンのひしめく
テルアビブはいかにも都会チックな開放感にあふれている。猥雑と言ってもいいかもしれない。夜、夕飯がてら1杯やろうと、ダイニングバーに入った。ひよこ豆の揚げ物をつまみに、冷えたビールをゴクゴクと飲む。いや〜、最高っす。店に入って1時間が過ぎたころ、何やら騒々しい一団が隣のテーブル席にやってきた。白人女3人とアラブ系男2人の若いグループなのだが、終始バカ笑いしやがってウルサイのなんの。カンに触るなあ。もうちょっと静かにしろっての。ギロリとにらみ付けてやると、目の合った白人女のひとりがニコリと手を振ってきた。
「ハ〜イ」
「ハ、ハーイ」
「あなた1人?こっちに来て一緒に飲まない?」
マジですか?お仲間に入れていだけるんですか? 先ほどまでのイライラも忘れ、尻尾を振って隣テーブルへ。
「日本から来たムシゾーです。よろしく」
「私、サラよ。よろしく!」
握手をかわした直後、いきなり彼女がほっぺをペロンと舐めてきた。あらやだ、どうしたの?何だかとってもエロフレンドリーなんですけど。聞けばこの5人、インドのゴア(世界中からヒッピーやジャンキーが集まることで有名な街)で知り合った旅行者たちで、出身国はバラバラ。で、その中にイスラエル人男が1人いて、彼の帰国時に残りのメンバーもついてきたという。ちなみにサラはイギリス人で、ソフトウエア会社を休職中の28才だ。それにしてもゴアで遊びほうけていたということはもしや…。
「向こうじゃ散々ドラッグやりまくってたんでしょ?」
オフコース!いまもウィード(マリファナ)を吸ってガンガン効いてるの!イエーイ」「え、みんなそうなの?」
オフコース!」
イスラエルでは嗜好品としてのマリファナは違法(医療用はOK)だが、罰則も取り締まりもユルユルらしい。サラがテキーラのショットをグイっと飲み干し、肩に手を回してきた。
「ほらムシゾー、アンタも飲んで飲んで!」
何だか、すっごくイイことが起こりそうな予感!サラに煽られるまま酒を流し込んでいると、彼女の隣に座るアラブ男がハイテンションで話しかけてきた。
「ヘイ、日本から来た友人よ!このビッチ(サラのこと)が気に入ったのか!?」
お下品な問いかけに戸惑いつつも、素直にうなずく俺。
「う、うん。とても美人だよね」
途端にテーブルにいた全員から爆笑が起こる。
「ぎゃははは、『とても美人だよね』だって! そんな気に入ったんなら襲っちゃえよ!」その言葉に応じるように、サラが胸を突き出した。
「ベイビー、ママの胸をマッサージしなさ〜い」
これは本当に触っても怒られないパターンだ。躊躇なく胸をモミモミしたところ、サラは大きな目玉をぐるりと回しておどけた。
「OK、悪くないわ」
うーん、タマらん!もっとみてぇ!間もなく、俺にとって願ってもない状況が生まれた。サラを除く友人4人が2組の男女にわかれ、良いムードを醸しはじめたのだ。抱き合ってレロチューしたり、スカートに手を入れたり。こうなったら俺も便乗せねば。
「ね、サラ」
「ん、何?」
すばやく彼女の顔に迫り、キスをする。ブチュ。拒否はない。第一関門突破だ。続いて乳房モミモミも難なくクリアし、いよいよスカートの中へ手を…。
「ノー!」あっさりと手をはねのけられた。
「ダメなの?」
「当たり前でしょ」
だが、機嫌を損ねたわけではなさそうだ。しばし雑談を交わしたのち、ふたたびキスをしてみると、今度は彼女の方から激しく舌を入れてきた。おまけに胸を愛撫すれば、ハアハアと吐息をもらすほど興奮している。これならマンコいじりも可能なハズ。行け!
「ノー!ダメよ」
クソ、何でだ!ならばもうペッティングは諦め、逆にサラの手をズボンの股間に導こうとしたものの、軽くあしらわれて終わりだ。
「あはは、ムシゾーって本当にクレイジーだね」
結局、これ以上の展開に持ち込めぬまま、サラたちは店を出て行った。ああ、キスと胸揉みだけでおあずけなんて、生殺しにもほどがあるって!