出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いやナンパに特化したブログです。

女だらけの環境に入ればモテると考えた

とにかく出会いの機会を増やさないことには、結婚などできっこない。40才の大台に乗ってしまっては圧倒的に不利になるだろうから、39才の今のうちにやれることはやってしまわないと。
やはり前回のように婚活パーティがてっとり早いのか。参加者の1割はかわいい子もいることだし。でもな…。男女がガツガツしてる場で出会うという流れが、どうにもカッコ悪いような気がしてしまうのだ。もし将来結婚したとしても、「二人の出会いは婚活パーティです」と胸を張って言えないし。とはいえモテない身としては、ごく普通の生活を送っていても、美女との出会いなどありえない。でもパーティには抵抗が…。
結果、オレが出会いを勝ち取るには、
『男女バランスが極端に偏っているグループに身を置く』
しかないと結論づけた。たとえば、女だらけの手芸部にいる男子部員のような立場になれば、こんなオレでも、その集団の一番の美女をモノにできると思うのだ。
(注・ちなみに学生時代にもその考えのもと、クレープ屋でバイトしたことがあるが、そのときは社交性の欠如のため友人すら出来ず)
では、大人にそんな場はあるのか?大人にとっての手芸部はどこなのか?探しに探しまくったところ、ヨガ合宿というものを発見した。田舎に集まって一泊二日でヨガを体験するものだ。短い期間とはいえ、親近感は増すと思われる。電話をかけてみると、現在のところ参加予定者は女12人に、男は1人だという。オレをプラスしても男2人のみ。こんなハーレム状態で、同じ屋根の下、一夜を明かせるなんて。その場で迷わず申し込んだ。土曜の正午、現地集合場所となっている長野に到着した。企業の保養所のような建物だ。まずは教室で、ヨガや健康にまつわる講義を受けることに。メンバーは、なるほど女だらけで、男はオレともうひとりのデブしかいない。
美女は2人いた。水川あさみ似と千葉麗子似。共に30代前半だろうか。ヨガに関心があるだけあって、体のラインはパーフェクトだ。他メンバーは、おばちゃんやデブ、幸薄そうなメガネなど、どうでもいいタイプだらけだ。つまらない(そもそもヨガに興味がない)講義を終え、ヨガ実践へ。ピチピチのパンツをはいた女性陣が、オレの目の前で尻を突き出して熱い息を吐きはじめた。もちろんオレのポジションは水川あさみの真後ろだ(あいにく千葉麗子は離れてしまった)。
水川さんもまた、ピチピチパンツに胸元広めのTシャツという誘惑ファッションで手足を動かしている。至福の時間だ。
「では次にペアになってマッサージしてもらいます」
ヨガが終わり、ペアで身体をまさぐりあえる時間がやってきた。すぐ目の前の水川あさみへ二歩ほど近づき、ごく自然にペアに…。
「では男性は男性と組んでもらいましょうか。はい、こちらへ」
なにっ!デブ男がニタニタしながらやってきた。くっ、なんでこいつと。しかもこのデブ、ワキガだし!夕方の休憩時間、水川あさみが女性たちと談笑する声が聞こえてきた。「やっと旦那の許可がとれたんだよね」なんのことだかわからないが、旦那がいるとわかって、早々にあきらめることにした。残るは千葉麗子、一択だ。今のところ何の接点もないが、まだまだ時間はある。ゆっくり攻めよう。ヨガと座学の繰り返しで、初日のプログラムは20時に終了した。さあ、いよいよ交流タイムの始まりだ。飲みながらトランプでも楽しもう!と、わざとロビー付近をうろちょろして、交流のきっかけを待ってみたのだが、各自どういうわけか自室にこもってしまい、オープンな場に出てくる気配がない。いるのはワキガのデブ男だけだ。
「疲れましたね」なんだよ、話しかけてくんなよ。
「なんだかボクたち浮いてますよね」オレは浮いてねーよ、お前だけだよ。
「ビールでも飲みますか?」
「うーん、そうしよっか」
ロビーで飲んでれば、そのうち千葉麗子たちもゾロゾロやってくるかもしんないしな。
が、この負のオーラをまとったコンビに寄ってくる女性など一人もいるわけがなく、1時間ほどでしょぼい飲み会は終わり、オレは部屋で眠りについたのだった。
翌日も正午までヨガを繰り返し、全プログラム終了となった。ついに、出会いの萌芽らしきものも生れぬまま、長野を離れるわけである。いったい何をしに来たのだろう。
解散後、千葉麗子が、おそらくここで知り合ったであろう地味女と一緒に歩き出したのを見て、あわてて追いかける。
「オレ、車だし駅まで送ってあげよっか」
最寄駅までは歩くと20分はかかる距離だ。あっさり2人は申し出を受け入れた。どういうわけか助手席に乗りたがらない2人が、後部座席で語りだした。
「また来る?」
「そうだね、でも彼氏がうるさいしな」
ん? いま彼氏うんぬんと言ったのはどっちだ? どっちの声だった?39年も生きていればわかる。こんなとき、必ず期待とは逆の目が出るのがオレの人生だ。彼氏がいるのは千葉麗子のほうだった。ふぅ、どうしよう。手ぶらで帰るのもなんだし、この地味女、東京から一人で来てるみたいだし、こいつでいいか。駅に着いたところで提案した。「よかったら、このまま東京まで乗っていきなよ」
 瞬間、地味コから返事があった。
「お断りします」
驚いた。「大丈夫です」「悪いんでいいです」程度の遠慮ならわかるが、ここまではっきりと拒絶されるなんて。しかもこんなに地味で取り柄のない女に!
費用2万5千円の合宿は、ラインひとつ聞き出せないまま、いっさいの収穫なく終了した。身体が柔らかくなった感覚すらない。