出会い口説きALLOK

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忙しくて彼氏を作る暇もない美人を口説く

ターゲットをテレビ番組パーソナリティをつとめるY子ちゃんに絞り込み、なんとか接触できないかと努力しているが、やはり一般ピープルの俺にとってはタレントは高嶺の花。勝算は依然として0%のままで、厳しい戦いを強いられている。4月付け人事異動で、俺の勤務場所が大阪市内の別の場所に変わった。通勤手段も地下鉄に変更。以前よりは少し空いた電車で通勤できるようになった。その毎朝乗る地下鉄で、よく顔を合わ
せる女性がいる。間違いなくどこかの会社でOLをしているだろう彼女、どことなく雰囲気が吉高由里子に似ている。年齢は26、27ってところか。俺が決まって乗る地下鉄の後ろから3番目の車両の一番前の扉付近に乗っていることが多い。降りる駅は同じだ。姿を見かけるのは週3回ほどだが、気がつけば、その度にうれしくなっている俺がいる。もう一人の気になる女性は、中2になった俺の息子の担任の先生だ。4月の学校行事で初めて会った時はジャージ姿でまったくのノーメイク。伊東美咲に似たキリッとした顔立ちの彼女は、スッピンでも先生にしておくのはもったいないほどだ。俺が中学のとき、こんな先生が担任やったらうれしかったやろなぁ。おそらく俺の息子を含むクラスの大半の男子は、よからぬ妄想とともにオナニーのオカズにしているに違いない。
こうやって他の女性に目移りするのも、Y子ちゃんへのアプローチがなかなか思い通りに進まないからなのかもしれない。いかん、いかん! この2人はさておき、逃げずに彼女にアプローチし続けよう。今のところ、Y子ちゃんへ繋がる唯一の糸口は、番組の共演者S子ちゃんだ。前回の飲み会で簡単に携帯番号とメアドをゲット。連絡した際のレスも非常に良く、彼女なら簡単に落とせるんじゃないかと思うほどだ。S子ちゃんとヤルかどうかは置いといて、もっと彼女との距離を縮めないとY子ちゃんとの接点を作ることはできない。さっそく近いうちに飲みにでもいこう。しかし、具体的に飲みの誘いをしても、一向に日が決まらない。「ちょっと今月は忙しくて…」「地デジ化のキャンペーンがあって…」って、ホンマか!?楽勝やと思っていただけにイライラする。そんな折、S子ちゃんとの飲み会をセットしてくれたテレビ局勤務のMから飯の誘いがあった。
「もうS子とはヤッちゃった?」さすがは業界人。俺の企みをすべて知ったうえで協力してくれている頼りになる男だ。
「それが、なかなか会われへんねん」
「フリーのタレントさんは結構落としづらいからなぁ。なんらか自分にとってのメリットを感じてもらわないとしんどいかもしれんね。実はあんまりカルくないコの方が多いし。その点、女子アナのほうがメッチャ軽いけどね」
そうか…って、おい! 女子アナってそんなに軽いんかい! おまえ、もしかして喰ったことあるんと違うんか?
「………」
 黙って二ヤつくM。くっそー、腹立つ。
「でも、S子ちゃんは頑張ったらいけるかもしれんで。中身はお嬢さんっぽくて、攻めに弱そうやし、彼氏もいないので寂しいと言ってたしなぁ」
ここはちょっとムカつくが、Mの言うことを信じてみるか。その後、何度か連絡を取っているうちに、なかなかアポが取れない理由がわかってきた。どうやら、彼女、再び2対2で会おうとしているようなのだ。忙しいのは嘘ではなく、そのうえスケジュールの違う他のタレントと調整が必要なためになかなか日を決められないのだそうだ。
「2人だけで会うのはあかんの?」
「それはちょっと……。誤解されるかもしれないので」さほど有名ではないものの、テレビでレギュラーを持ってるからなのか、周りの目が気になるらしい。そこまで気にせんでもいいんと違うの? 男の1人や2人おってもおかしくない歳なんやし。なんかめんどくさいやっちゃなぁ。そしたらS子ちゃん+男2名ならどうだ。これなら周りの目もOKでしょ。
「私は構いませんが、河内さんはいいんですか?」
かまわんかまわん。連れていく男は、俺の言うことを聞いてくれて、場も見える後輩のTにしよう。さっそくヤツに状況を説明すると「河内さんだけズルイなぁ」といいながらも承諾してくれた。アシストよろしく!そんなこんなで、ようやく再びS子ちゃんと会う日がやってきた。S子でこれだけ会うのに苦労していて、Y子に会うことなんてできるのかと思ってしまうが、まずは目の前のS子に集中しよう。彼女とヤルことが目的ではない。あくまでもY子ちゃんに繋がる糸をたぐり寄せるため彼女と親しくなることが重要なのだ。再会したS子ちゃんは、以前よりも増して垢ぬけた印象だった。やっぱりこのコともヤリたくなってくるなぁ。後輩のTを含めた3人で飲みながら大いに盛り上がり、番組や業界の裏話もたっぷり聞けた。Y子ちゃんのことも何度か話題にあがったが、性格も良く、スタッフのウケも非常にいいらしい。仕事が忙しくて彼氏を作る暇もないようだとも。そうか、そうか…。
「なんか、河内さん、Y子のことすごく気になるみたいですね。まぁ、私よりずっと若くて可愛いですけどね」
S子ちゃん、ちょっとスネている。まぁ、事実なんやから仕方ないやろ。だいぶ飲んだし、そろそろ店を出ようかと思ったら、TがうれしそうにS子ちゃんと連絡先を交換している。おいおい、お前、今日の役割わかってるよな。店を出たところでTが「すいません、ちょっと予定があるので僕はここで失礼します」と消えてくれた。よしよし、い
いぞ。さあ、S子ちゃん、どうする。だいぶアルコールが入ってご機嫌の様子だし、もう周りの目も気にならないでしょ。もう1軒、いこか?
「あぁ、ゴメンなさい。いきたいんですけど、明日の朝、早いので帰ります」
うーん、真面目と言うか、ガードが固いなぁ。仕方ない。タクシーで送っていくよ。送っていく道すがら、タクシーの後席で彼女と話していると、彼女の右手が俺の左手に触れた。おっ、と思った瞬間、なんと、彼女から俺の手をギュッと握ってきた。S子ちゃんの予期しなかった行動にドキドキしながら彼女を見ると、酔いのためか少し潤んだ目でこちらを見ている。
「今日も楽しかったですよ。ありがとうございました…」
少し甘えた声で話すS子ちゃん。ヤリたい! いや、ヤレる!俺は彼女の肩に手を回し、そばに引き寄せようとした。タクシーの中でキスまで持っていけば、その勢いで彼女の部屋に上がり込めるかもしれない。しかし、引き寄せようと力を入れたとたん、S子ちゃんは冷静な自分に戻っていた。タクシーの運ちゃんの方をいったん見たあと、俺を見て首を横に振ったのだ。運転手が見ているからダメということなのか?
「今日もありがとうございました。それじゃ、また誘ってくださいね」
タクシーを降りたS子ちゃんを見送った後、俺は思わず声に出して言ってしまった。 
「あーぁ、めんどくさ!」