出会い口説きALLOK

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エイプリルフールにエンコー女にウソをついてみたが

エイプリルフール!子供のころは、ここぞとばかりに親や友達にウソをついたものだ。100万円拾ったとか、殺人鬼に会ったとか。楽しかったなぁ。そうだ、せっかくなんだし、今日は何かウソをついてやろう。どんなのがいいかな。
決まった。テレクラのエンコー女に「3万円で遊ぼうよ」と持ちかけて、ホテルに入ったあとで「ウソだよー。3千円ね」とカマすのはどうだろう。なんてったって今日はウソが許されてるのだ。「嘘つき!」と罵られたって痛くも痒くもないですよ。3千円でハメてやる!さっそく新宿のテレクラへ。コールはすぐに取れた。
「もしもしぃ〜」
頭のネジがちょっと緩んでそうな、間の抜けた喋り方の女である。
「おにーさんは、どんな人を探してるんですか?」
「んっと、エッチな子かな」
「何それー」
「オネーさんは、どんな感じの人なの?」
「うちはワリキリ」
「そっかエンコーなんだ」
ちょっと考えたふりをして、間をおいてから切り出す。
「3万でどう?」
「えっ?」
「3万で遊ぼうよ」
「あっ、いいけどぉー」
声のトーンが急に跳ね上がった。現在のエンコー相場は2万なのだから無理もない。こりゃあいい客をつかまえたとでも思ってることだろう。今日が何の日かも忘れて。
「じゃあ、3万でね」
「わかった」
かくして交渉成立。待ち合わせの駅前に向かうと、手足が短くてケツがでかい、妙にチンチクリンな女が立っていた。何だか小汚いし笑うと歯茎が出てるし。どうなんだろう、この女は。3千円払うのもアホらしいな。30円でいいんじゃないの?
ホテルに向かう途中、彼女が小指のリングを見せて言った。
「これ、ウソカレシだから。カレシがいるように見せてるだけのリングだから気にしないでね」 
何だそれ。聞いてないって。オレが3万の上客だから、気を使ってくれてるのかな。ダ
マされてるとも知らずに、浮かれとりますな。ラブホのベッドに腰をかけ、彼女が申し訳なさそうに切り出してきた。
「お金、先にもらっていいかな?」
ちっ、やっぱ先払いを求めてきたか。できることならコトを終えた後、後払いでカマしてやりたかったところだが。じゃあ、やりますか。オレは一つ深呼吸したあと、ポケットから小銭を取り出した。
「はい30円」
「えっ?」  彼女の目がギョッと丸くなった。何の冗談だと言わんばかりに。
「引っかかったね」
「はぁ?」
「今日はエイプリルフールだよ!てことで3万はウソ。30円でヨロシク」女は小銭を受け取らず、苦笑いしている。引っかかったのがよっぽど悔しかったのだろうか。でも、そんな恨めしそうな目で見つめてもダメだもんね。エイプリルフールはウソついていい日なんだし。だからほら、早くエッチしようよ。
「何なの?」
「何なのって、エイプリルフールだって」
「意味わかんないんだけど」 
彼女の表情はいよいよ厳しくなってきた。本当に意味がわからないという雰囲気であ
る。まさかこの女、エイプリルフールを知らないのか?万が一のために用意はしてきてる。オレはカバンから卓上カレンダーと資料のプリントを取り出した。
「ほら、このカレンダー見てよ」
「……」
「エイプリルフールって書いてあるでしょ」
「…」
「それから、これはネットで調べた資料。エイプリルフールはウソをついていいって書いてるでしょ」
ほら読んでみてと差し出すと、彼女はプイと顔を背けてしまった。
「ねえ、ちゃんと読んでよ」
「知ってるし」
「エイプリルフールを知ってんの?」
「知ってるって」 
知ってんのかよ。自分が引っかかったことを認めたくないだけか。でもオレは引かないぞ。
「ねえ、今日はウソをついていい日なんだよ」
「だからって、こういうウソはついちゃいけないよ」
おっと反論ですか。
「ウソにああもこうも種類なんてないよ」
「……」
「だいたい、キミだってカレシいないのに、ウソ指輪してるじゃん」
「そういうのはいいの」ウソにああもこうも種類なんてないよ
「じゃあ、どういうのがダメなの?」
「お金のことはウソついちゃいけない」
勝手なことを言いやがって。オレの正式な資料には、そんなこと一言も書いてないのに、オリジナルルールを作りやがって。
「あのさ、引っかかって悔しいのはわかるけど、もう観念しなよ」
「……」
「ほら、30円」
「ヤダ」
「じゃあ、タダでいいってことかな」
「ヤダ」
何を言おうと、彼女は一切応じなかった。だからといって帰ろうともしない。そのう
ちにオレがムラムラしてきて、根負けするとでも思ってるのか。ナメんな。
「エイプリルフールだからウソはついていいんだよ」
「お金のことはウソついちゃいけない」
一進一退の攻防が続くこと20分、最終的に彼女はすたすた部屋を出て行ってしまった。
来年リベンジだ。