出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いやナンパに特化したブログです。

ブサイクの友達が全員が本物のモデルだったなんて・・・

下流老人になることを避けるため、株を始めたところ、最初、外国株を20万円分買っただけですぐに10万ほど得をした。調子に乗ってさらに80万円突っ込んだら、いきなり下がりに下がり、トータルで12万円も損してしまった。まったくアホらしい。女も金もモノにできないなんて。
学生時代の友人の実家に集まって夜通し飲もうという、ミョーな集まりがあった。オレの友人はムサ苦しい男しかいないので、色っぽさにはなんの期待もできないが、とりあえず顔を出すことに。夜9時に家に行ったところ、そこにいたのは見慣れた男が5人。が、中になぜか1人のブサイクな女性の姿があった。30代半ばってところか。誰かの奥さんとかカノジョとかではないらしい。じゃあ何者なんだ?
「あいつの友達だって」
あいつ、というのは友人のA。どこで知り合ったのか知らないが、Aのことが好きになりあちこち付きまとってくるそうだ。ワケがわからん。よくこんな集まりに来れるもんだ。彼女気取りってことなのだろうか。それにAも大した野郎だ。こんなブサイク、よく友人の前に連れてくる気になるよ。恥ずかしくないのか。不思議な飲み会は、深夜へ突入した。ブサイクが帰る気配はない。どころか、Aのそばを離れず、可愛くもない愛想をふりまいている。残りのオレらにすれば邪魔なだけだ。ビートルズのレコーディングにつきまとうヨーコみたいなもんじゃないか。深夜0時をまわり、ついに我慢ならなくなったオレはブサイクに向かって言った。
「終電やし帰りや」
「え、でも見たいテレビがあるんで」
「そんなん見んでもええし、はよ帰り」
「え…」
「だいたい、なんでここにいるのよ」
「なんでって…」
「Aも迷惑がってるやん。好きなんやったら2人で会えばええんやし」
「……」
急に黙ったかと思えば、そのままブサイクは涙目になり、のそのそと家を出て行ってしまった。重い空気の中、Aが口を開く。
「やっちゃったね」
「ええやん、あんなん」
「あの子の友達、めっちゃ可愛いから飲み会しようとしてたのよ」
「え?」
「ほらこれ」
スマホで見せられたのは、ブサイクのフェイスブックにしばしば登場する女友達たちで、なんと全員が本物のモデルだった。
「だから機嫌とってたんだけど、もうこれで終わったかもな」
なんたることだ。つまりオレがモデルと飲み会するチャンスもなくなったわけか。某大学が、社会人向けに英語講座を開いていると知り、申し込むことにした。英語力のひとつでも身につけておこうと思ったのだ。講座は毎週土曜日の午後からで、全8回。その最初の授業で、とんでもない幸運が舞い込んできた。隣に座った子が、カープ堂林の嫁さんになった枡田アナにそっくりだったのだ。年齢は20代後半か。正直、めちゃくちゃタイプだ。前々から言っているように、オレは出会い目的の場、たとえば婚活パーテ
ィなんかに来るような女を、心のどこかで軽蔑している。のでこのような、出会いとは何も関係ないところで偶然知り合う形をずっと切望していた。今回のオレは純粋に英語力アップのために通い始めたわけで、やはり神様はそういうピュアな男にプレゼントを恵んでくれるようである。枡田さんの指にリングはない。独身決定だ。これから全8回、毎回一緒に英語を学ぶうちに、いつか我々はペアリングをする仲になるものと信じたい。初回の授業が終わり、彼女は急ぎ足で教室を出て行った。 
次の土曜日、枡田さんはオレから遠く離れた席に座っていた。席が決まっていないので、毎回隣にはなれないのが問題だ。さあ、どうしよう。今日を除いて講座は残り6回。早めに関係を作るためにも、次回は隣に座ってなにげない会話をかわしたいところだ。そのためには先に教室に入ってしまうのはよろしくない。むしろ遅刻気味に登場して、一瞬で彼女の姿を探し出し、さりげなく横に座る作戦がよかろう。こんな不埒なことを考えている40男がいるとも知らず、枡田さんは講師の話を熱心に聴いている。あいかわらずの美形だ。どういう目的で英語を学んでいるんだろう。そんなトークもしてみたいものだ。次の土曜。わざと3分ほど遅れて教室に入り、すかさず枡田さんを探した。どこだ。あれか。違う。まだ来てないよ…。まさか向こうまで遅刻してくるなんて。しょうがなく、そのへんの席を選んで座った。もちろん期待を込めて、隣に誰もいない席にしておいたことは言うまでもない。枡田さんもオレと同じ考えでわざと遅刻してるのかもしれないんだから。 数分後に彼女が入ってきた。なんとオレの隣を素通りして、はるかかなたの席に座ってしまうではないか。これでもうはっきりわかった。
あの最初の授業で隣になったとき、彼女はオレに何の印象も持っていなかったことが。
かくなるうえは、帰り際にでも話しかけるしかない。いつも足早に去っていく彼女だが、どうせ駅に向かうに決まってるんだから、道で追いつけばいいのだ。
授業が終わった。枡田さんの動きを目で追う。教科書をカバンにしまい、教室の外へ。そのままスタスタと駅のほうへ歩いていく。早足で追いかけた。なんて声をかけようか。さっきの授業でわからなかったところでも尋ねてみるか。でも、向こうにしてみれば「なんで私に?」と感じるかも。なんで帰り道に追いかけられて質問されるの?と普通なら思うだろう。  じゃあ、第一声は何だ?
ここは勇気を出すところだろう!
なんでもいいから話しかけろ!
ただいま枡田さんは、ほんの2メートルほど先を歩いている。手を伸ばせば届くほどの距離だ。よし、腹は決まった。第一声は
「駅に行くの?」にしよう。オレも駅なんだよ、と続けて、そこからは英語の話題にで
も持っていけばいい。距離を数十センチに縮めたところで、軽やかにしゃべりかけた。
「駅に行くの?」
彼女は振り返った。しかし返事はない。
「駅、行く?」
次は振り返りもしなかった。そしてそのまま目の前の喫茶店に入っていく。逃げられたのか?ひょっとして同じ講座の生徒だと気づいていないのか。2週間前に隣に座った男ということを覚えていないのか。今の動きはただのナンパと勘違いして逃げたようにしか見えないのだが。喫茶店の前をうろちょろしながら、オレも入るべきか悩みまくったが、講座はあと5回あるのだから次のチャンスを待とうという保留の結論に達し、そのまま一人で駅へと向かった。