出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

魅力的な女性との出会いを求めヨガやフィットネスへ

旦那の出張中に渡瀬さんとの二人っきりのデートが実現し、『これは絶対にヤレる!』と万全の準備で臨んだにもかかわらず、「主人の出張がなくなったので9時には帰ります」との無情の予定変更が入ってしまった。あまりにもテンションが上がっていただけに、一度折れた気持ちを立て直すのに30分もかかってしまった。
時刻は午後7時30分。あまり時間は残されていない。時間延長は無理な状況のようなので、この限られた時間をどう使うのかが非常に重要だ。俺なりにこの1時間半のゴールを次のように設定した。
①今回のデートの約束をした時のやりとりなどから、渡瀬さんとすぐにでもヤレる可能性は非常に高いと踏んでいるが、それが間違いないか確認する。
②万が一、そうでない場合でもヤレる可能性をマックスに持っていく。
③次回に二人で会う時には、セックスすることが前提になるような雰囲気をつくりあげる。 
③はなかなかハードルが高いが、①、②は必達目標だ!
帰り際にはキスするまではなんとかもっていきたいぞ。前回のMさん含めた飲み会の場では、「女子力高い」などと男性を意識していないような扱いだったが、実は、女性二人、男性一人という関係の中で敢えてそういう態度をとっていた部分もあるはず。ただ、ヤレる関係に持っていくためには、二人の間の空気がもっと湿ることが重要。ただ楽しいだけではなく、徐々に話をエロエロモードに持っていきたい。とは言うものの、いきなりそういう雰囲気にするのは難しいので、まずは大阪マラソンの話から始める。
「それにしてもすごいよね。初マラソンであのタイムは。次はどのマラソンを走る予定なんですか?」
「いや、達成感はあったけどマラソンはもういいかなって。実は最近、ほとんど走っていないんです。完走したらもっと走ることにハマるかなって思ってたんですけどね。走ってます?」

「いや、実は俺も風邪こじらせた後はあんまり走ってないねん。でも渡瀬さん、せっかくあれだけ熱心に走ってたのに急に走らなくなって、エネルギーを持て余してるんじゃない?」
「そう、やっぱり身体を動かすのは好きだし、運動しないと太っちゃうので、最近フィットネスクラブに入ったんですよ。ほぼ毎日、スタジオでヨガやピラティスのワークしたり、マシン使ったり。走ってないんなら、一緒に行きません?今なら、紹介での入会特典あるんで安く入れますよ」
一緒に行こうとの申し出は非常にうれしい。深く考えずに「うん、入る、入る!」と応えてしまった。 Mさん含めたランニングの会は解散ってことになるが、Mさんにはどう言う?
「こないだMさんと会った時に伝えたら、私も走るの止めよかなって言ってたんで大丈夫ですよ」また今回もMさん含めた3人で『フィットネスの会』結成とかになったら鬱陶しいが、声をかけていないそうで、大丈夫なようだ。二人でフィットネスに通い、帰りにホテルでもうひと汗っていいよなぁ…。俺の妄想がふくらむ。それを実現するためにも、いつまでもフィットネス談義をしている場合じゃない。あと1時間余り、しっかりと空気が湿るように働きかけないと。
話題を変えよう。
「旦那さん、飲みにいっても怒れへんの」
「今日は友達と食事会って言ってるから。
まぁ、嘘じゃないし(笑)。旦那が出張や
飲み会で遅くなるときは私が遅くなって
も文句は言わないんやけど、旦那が早く
帰ってるときは私の方が遅くなると機嫌
が悪いんですよ」
「ふぅん、仮面夫婦って言ってたけど、
仲良さそうやん」
「ううん、全然。勝手なだけですよ。家
でもほとんど話さないし、ベッドも別々
やし。河内さん、一緒に寝てます?」
「うん、ダブルで一緒に寝てるよ」
「えー、仲良し〜。結婚して何年ですか?」
「25年やけど」
「いいなぁ。うちはまったくレスなんですけど、してます?」
おぉ、渡瀬さんからシモネタが来た!
「うん、たまにやけど」
「すごいなぁ。うちなんて、もう長いことご無沙汰ですよ」
うん、いい話の流れだ。でも、こんないい女を抱かずに放っておくなんて、旦那は何を考えてるんや。
「もったいない…」思わず口にしてしまった。
「あはは、ありがとうございます。でも、もう慣れたかな」
そのセリフも、俺には『欲求不満で悶々してるんです』って聞こえる。やっぱりヤレる可能性は高そうだ。ただ、今日の渡瀬さん、前回の飲み会と違って明らかに酒をセーブしていることもあり、シャンとしている。話の内容がシモネタになっても二人の間の空気はカラッと乾いたままだ。 
うーん、いかんなぁ。これならキャッキャと互いにボディータッチし合った前回のほうが湿っていたほどだ。楽しかったが、空気が湿らないまま時刻は9時になった。タイムアップだ。
「あ、そろそろ帰らな」

「そうやね。今度はゆっくり飲もな」
「そうですね。フィットネスのあとに行くのもいいですよね」
やっぱり渡瀬さんをこのまま帰してしまうのは、ちょっと悔しい。せめてキスしたいわ。店を出たあと、彼女の手を握り、グイッと引き寄せた。
「もう、ダメですよ。ダメダメ」
渡瀬さんは俺の手を振りほどいた。怒ってはいないが、はっきりと拒んでいる。しまった!ちょっと強引だったか?少々気まずい雰囲気のまま駅まで歩く。
「じゃ、一緒に帰るのはまずいので、1本先の電車に乗らせてもらいますね。フィットネスの件、連絡します!今日はありがとうございました」
にこやかに手を振りながら改札に入っていく渡瀬さん。ほんとにヤレる可能性が高いのかちょっと不安になってきたぞ。渡瀬さんに勝るとも劣らない魅力的な女性翌日、渡瀬さんから、お礼と併せてフィットネスの紹介手続きを完了した旨の連絡がショートメールで入った。こうなりゃすぐにでも入会し、フィットネス後の二人のワークを実現させよう。その日、仕事を早く切り上げられることができたので、会社帰りに早速フィットネスクラブに立ち寄った。残念ながら渡瀬さんは帰った後のようだったが、今日の目的はあくまでも入会。手続き後に説明を兼ねて施設内を見学する。利用者の年齢はまちまちだが、中には、セクシーなウェアを身につけた若い女性も結構いる。これは公園を淡々と走るよりは楽しそうだ。
「よかったらスタジオのプログラムも参加されませんか?」
スタッフの女性に薦められた。10分後に『ソフトヨガ』のプログラムが始まるらしい。
ヨガなら、若い女性がいっぱいいろんなポーズをとっているのを間近で楽しめそうや。早速ウェアをレンタルして参加してみよう。そうそう、よく見えるようにコンタクトを入れなければ。エッチな動機で深く考えずに参加したヨガのプログラムだったが、10分後に渡瀬さんに勝るとも劣らない魅力的な女性との出会いが待っていた。