出会い口説きALLOK

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外国人と英語を学びたい日本人の集まるパーティーに出会いを求めて参加

40才前後、独身で彼女ナシ。オレと同じような境遇の男性は、日々どんなことを考えて生きているんだろう。何か楽しいことはあるんだろうか。オレには、ない。たとえば明日急死したとしても、あまり後悔することはないんじゃないかとも思う。ああ、生きる希望が欲しい。日本人の女がイヤになってきた。まだ10代の幼い純真な子はいいのだが、20代ともなるとあいつらは本当に生意気で軽薄になりやがる。男を金ヅルとしか考えていなかったり、優しくしてもらって当然と思ってたり。まったく、穏やかで古風なやまとなでしこは、どこへ消えてしまったのだろう。
 結果的にオレの志向はガイジンへと向かった。やれイケメンやれ勝ち組だと、メディアに踊らされたアホだらけの日本人より、まだガイジンのほうがマシだと思うのだ。というわけでハロウィン翌日、とあるパーティへと向かった。英語圏の外国人と、英語を学びたい日本人の集まるフランクなパーティだ。「24」のジャックバウワーの娘のような子と知り合いになって、クリスマスを一緒に過ごせれば何も言うことはない。
 当日、会場に到着した時点でその場にいたのは、ガイジン男数名と、日本人の男女数名だけだった。ジャックバウワーの娘はおろか、白い肌の女は一人も来ていない。すみっこのイスに座って、しばらく様子を観察することにした。会場真ん中では、ダサダサの白人男に、アホそうな日本の女が群がり、ハウアーユー的なしょうもない会話をしている。なんだろうな、この国辱シーンは。戦争に負けたからこうなるんだよな。
 待てど暮らせど、ガイジン女はやってこない。ならばここにいる日本人オトコは何をしているかというと、勇気がなくてガイジンに話しかけられない日本人女を狙って、ちょこまか声をかけているようだ。ハイエナかよ。パーティ開始から1時間が経った。人数は増えているが、メンバーのバランスはあいかわらずだ。きっとジャックの娘もそれに類する子も来ないだろう。もう帰ろうか。
 と思ったが、さっきから積極的な動きを見せている男性のことが気になった。背中に英語で「パークアベニュー」と書いたトレーナーを着た50代らしき中年男性で、あちこちの女に果敢に声をかけては煙たがられているのだ。あの人にしてみれば、若い女としゃべる機会などこんな場所しかないのだろう。その姿を見て、将来の自分のことが頭をよぎった。オレもこのまま行けば、パークアベニューさんのようなウザいオヤジになるのでは。いや、現時点ですでにパークアベニューサイドなのでは。歳をとってからあたふたするのは勘弁だ。とりあえず今日のところはガイジン女はあきらめて、日本の子と仲良くなっておこう。そんな勇気がわいてきた。どの女もガイジン狂いの尻軽にしか見えないが、よく見れば一人だけ、オレ好みの清楚そうな子がいる。ちょっと声をかけてみよう。缶ビールを片手に、彼女の元へと向かう。
「こんにちは」
「あ、こんにちは」
「どこから来たの?」
「えっ、出身ですか? 京都ですけど」
現住所を尋ねたつもりだったのだが、幸いオレと同じ関西出身ということがわかった。ラッキーだ。
「あ、オレ大阪」
「へえ、そうなんですか」
というきっかけでスタートした会話は大いに盛り上がった。出身高校に関する話題や、探偵ナイトスクープにまつわる話などで、ぐんぐん距離が近づいていく感じがする。日本の子でもこれだけすがすがしい性格だと、上手くやっていけそうだな。彼女、マキちゃんは32才。一人暮らしをしながら、東京の専門商社で働いていて、そのため少し英語の勉強をしたがっているそうだ。
「ふーん。で、彼氏はいるの?」
「彼氏ですか。ビミョーですね」
「微妙?」
「ええ、付き合ってるのか付き合ってないのか中途半端な感じで。だからこんなふうに遊んでるんですよ」
きっとこれはセフレ扱いされてるんだろう。チャンスはあるぞ。
「じゃあライン交換してくれる?」
「あ、いいですよー」
「でもさー、既読にならなかったり、返事くれなかったりとかするんでしょ」
「あー、私そういうのは絶対しないんですよ。断るときははっきり断る主義なんで」
ほう、わかりやすくていいじゃないか。じゃあ交換しましょう。マキちゃんと離れ、また一人でポツンとしていたところ、変な酔っ払い女が寄ってきた。
「アーユー・コリアン?」
「いや、日本人だけど…」
「あら、Kポップスターかと思ったわ」
この酔っ払いおばちゃん、年齢は47才だという。
「あなた、素敵よ。新大久保に行けばモテるよ」
悪い気はしないでもないのだが、韓国人に見えるというのは、この一重まぶたと、出っ張ったほお骨のせいじゃないのか? これって誉められてると考えていいのか?
「あ、ありがとうございます」
「もう本当にKポップスターみたいね」
と言いながら体をペタペタ触ってくるおばちゃん。白人に相手にされないので、次は韓国人狙いにしたのか。ていうか、オレ日本人だけど。こんなに仲良さげにしてるとこをマキちゃんに見られたくないんだけどな。
「さっき中国の女の子2人いたのよ。連れてきていい?」
「ああ、はい」
 いったい何がしたいんだ。東アジア人同士、仲良くしろってか。やってきた中国コンビは、デブ&ガリの、いくよくるよのようなペアだった。泣けてくる。
「パーティ終わったら4人で飲みに行こうよ。ねっ、Kポップスター」
「あ、え、ああ…」
答えに窮するオレだったが、おばちゃんも、チャイニーズ版いくよくるよも、えらい乗り気だ。
「それじゃ、後で声かけますんで」
 と、いったんトイレに逃げ、外の空気を吸って会場に戻ってきたら、もう撤収が始まっていた。マキちゃんの姿も見えない。逆にあのトリオはしっかりオレのカバンの横に座っている。そっと近づき、カバンを手に持ち、無言で外へ向かう。背後から3人がくっついてくる。ヤバイ。とっさに階段を二段飛ばしで駆け上がったオレは、そのまま後ろを振り返りもせずに駅までの道を突っ走った。電車に乗り込んですぐマキちゃんにラインを送った。
『今日の今日でいきなりやけど、今度二人で食事でもいかがですか?』
すぐ既読になった。さあOKなのか、はっきり断られるのかどっちだ!?
それから2週間、返事はまだない。日本人の女、ヒドすぎないか?