出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いやナンパに特化したブログです。

学園祭でステージ上で輝いていた女子大生と街で会ったら並のレベルだった

学園祭で誰よりも輝いていた小谷ちゃん。ステージの上でのあまりに愛くるしく可愛い姿に、俺は虜になっていた。一緒にライブをやろうと誘い、あこがれの小谷ちゃんと会うことに成功。その彼女が、今、俺の目の前にいる。あまりにも冴えない、地味な風貌で…。
 うーん、小谷ちゃんってこんな顔だったっけ? 決してブサイクという訳ではないが、正直、並のレベル。スタイルも結構チンチクリンだし。服装が地味だからとか、今日はスッピンだからとかいう次元の話じゃない。別人と言っても過言じゃないレベルだ。なんでこんなことになったんだ。ステージ上できらびやかな照明を浴び、大勢の観客の前でパフォーマンスしているという状況が、彼女を実物よりずっと可愛く見せていたってことなんだろうか。確かにゲレンデで見るスキーウェア姿の女は、3割増しで可愛く見えるってこともあるしな。
 理由はさておき、萎んだ気持ちで〝地味小谷〞との打ち合わせを始める。
「私、同い年位のコとしかバンドやったことないので、今回、結構ドキドキなんです。初めての経験でメッチャうれしいけど、足引っ張るんじゃないかと心配で…」
「そんなん、小谷ちゃんなら大丈夫やって。楽しんでやったらええねん」
 そう言ってる俺が、全然楽しくない。まぁ、客観的に見たら、地味で並レベルに下がってしまった外見とは言え、18歳の女子大生とこうやってバンドが組めて、二人っきりでお茶しながら話せているだけでも喜ばないといけないのかもしれないが…。あまりにも第一印象とのギャップが大きすぎたってことだ。曲は何にする? アレンジは? 練習はいつにする? テンションが下がってしまっている俺は必要事項を淡々と決めていくだけだ。
 でも小谷ちゃんは、あんなのもしたい、こんな曲をこういう風にしたら素敵じゃないかと熱心に話してくる。本当に音楽が好きなんやなぁ。女目当てで音楽を利用している不純な俺とは大違いや。銀縁の地味な眼鏡の奥で目をキラキラと輝かせながら、少し紅潮して一生懸命に話す小谷ちゃんが少し可愛く見えてきた。まぁ、50点から60点になった程度やけど。腹が減ったし、飯でも食べにいく? と誘う。小谷ちゃん、学校の課題もあるから早く帰らないと、と言ってたし、サクッと食って今日はおひらきにしよう。
「お母さんが夕食作ってるかもしれないけど、でも、いいです。もっと河内さんと音楽の話、したいし」
と言ってスマホを触りだした彼女。親に連絡するのか? と思ったら、終電の時間を調べていた。まだ7時やで。そんなにガッツリ行く気なんか? 俺はそんな時間まで60点の彼女を連れまわす気はない。近くのレストランで飯を食って、1時間ほどで解散した。