出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

夜の浅草は店が閉まるのが早くナンパしやすい

ここ数日で気温がガクンと下がったせいだろうか、仲見世は先週よりもちょっと観光客が少ないが…いた、一人女を発見した。
 年齢は三十代半ばくらいか。缶酎ハイを片手にニヤニヤ笑顔だ。
「いいモン持ってますね?」
 近づいて声をかけ、握りコブシを作ってぐいっと突き出すと「かんぱーい」と反応
してくれた。酔っ払ってるのかもな。
「どこから来たんです?」
「栃木から」
「観光で?」「まあそんな感じかな。適当にフラフラっと。こういうの飲んじゃったりして」
 気持ちはわかる。仲見世が閉まってるんで酒でも飲まないとつまんない感じでしょ、
ねーさん。
「お名前は?」
「よしえ」
「ぼくはマサノリ。というか、ぼくも酒買って来たくなるなぁ。よかったら一緒にコ
ンビニ行きません?」
「えっ?」
「よしえさんも、その一本じゃまだ足りないでしょ?」
 ほら行きましょうと促して歩き出すと、彼女はすんなりついてきた。しかもいざコ
ンビニではデカイ缶を4本も買ってるし。
ノリノリじゃん。
 仲見世まで戻り、どちらからともなくシャッター前に腰を下ろした。そこからは他
愛もない雑談だ。はい、飲んで飲んで、よしえさん!
 「ヘンなのとかはナシだから」
夜11時。買ってきた缶酎ハイが全て空になり、2人ともすっかり顔つきがだらしな
い。いい感じの酔っぱらいだ。
 おや? 仲見世のライトアップ終了アナウンスが流れている。11時で終わりらしい。とりあえず立ち上がって浅草寺のほうにトボトボ歩く。
 さてどうするかな? 飲み屋に行ってもいいが、一番いいのは…。
「よしえさんはどこに泊まってるの?」
「新宿だけど」
 てっきり浅草に泊まっていると思っていたが、新宿はちと遠いなぁ。
 まもなく、浅草寺までやってきた。
「写真でも撮りますか?」
 そばにいた人にカメラを渡し、2人で並んで立つと、よしえさんが変顔をしてこち
らにしがみついてくる。
「なになに?」
「そこの仁王のポーズ?」
 もしかして、照れかくしか。まだ帰りたくないみたいな感じかな。
 仲見世を出たところで、彼女の手を握ってみる。嫌がることなく指をからめてきた。
こりゃあもう新宿移動するの、めんどくさいなぁ。
「カラオケでも行かない?」
「でも終電なくなるし」
「終電はまあいいじゃん。どっかに泊まれば」
「えー」
 いったん間を置いて、ぼそりと言う。
「ヘンなのとかはナシだから」
 何だそりゃ。意外とかわいいこと言うんですなあ、よしえさん。浅草寺を出た後、風紀の悪そうな商店街のほうに歩いていくと、ラブホがあった。
「おっ、よしえさん、あんなところにラブホがあるね」
「入るの?」
「あそこたぶんカラオケあるし、そのほうがラクじゃん」
「まあ、ラクラクかぁ。でも私、明日もいろいろ回りたいんで早く寝るんで」
 オッケー、オッケー!
 むろん男女がラブホに入ってヘンなことナシのわけもなく、すんなりと熟れた女体
を味わうことができた。
 夜の浅草、狙い目ですよ。