出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いやナンパに特化したブログです。

出会い喫茶で味わった衝撃体験

自然な出会いを目論んで、服飾のスクールに通うことにした。服作りに興味がある子、すなわちオシャレ、すなわちおしとやか、という方程式に期待してのことだ。針や糸、あるいはミシンを扱う女性がガサツなことなど絶対ないと思われる。
 スクール初日、教室には俺を含めて12人の生徒がいた。男は俺一人だけだ。残る女性の内訳は、40代おばちゃん9人に、20代が2人。若い2人の内訳は、ゴスロリデブクワバタオハラの眼鏡というものだった。
 初日にして詰んでしまった。授業料5万円&裁縫道具1万円を投資した結果がこれだなんて。どうしてもっと下調べしておかなかったのだ。話は変わって、翌週のヒマな日曜日。出会い喫茶に行ってみた。セックスをしたいわけではなく、可愛い子と二人っきりでゆっくりしゃべってみたかったのだ。5千円ほどで食事に付き合ってくれるなら、そんなに悪くはない。
 ムサ苦しい男だらけの店内をぐるっと歩き、マジックミラーの向こう側を眺めたところ、たった一人だけ清純そうな女性が座っていた。他はケバい娼婦みたいなのばかりなのに、彼女だけおとなしそうで透明感がある。すぐに指名してトークルームで待つこと十数秒、彼女本人が隣にやってきた。カノンちゃん(仮名)、21才の大学生だ。
「どうも。今日はどういう目的で来たん?」
「いえ、特に考えてないですけど」
「お金欲しいんでしょ?」
「いえ、お茶とか食事とかできればなと思って…」
 汚らしい売春女じゃなくて良かった。もうあの煙草くさい男部屋に戻りたくないので、彼女で決定だ。
「じゃあ、5千円で食事しよっか」
 と誘ったところ、彼女の口から思いも寄らぬセリフが飛び出してきた。
「いえ、私も人を選びますんで」
 我が耳を疑った。こんな店に来てる女に、そんな台詞を吐かれるなんて。茫然自失とする俺を尻目に、女はさっと立ち上がり歩き去ってしまった。人を選びます? で、選ばれなかった俺? お小遣いあげると言ってるのに…。もうこんなトコ、絶対に来ないと決意した次第である。

お遍路の続きを歩くために徳島県へ出かけた。人生を考えるためにも、東京の小汚いメスどものことを忘れるためにも、ただひたすら歩くことだけを目的とした、我ながら純粋な旅だ。寺から寺へと向かう道すがら、やはりどうしても頭に浮かぶのは自分の人生の無意味さだ。日々、特に楽しいこともないし、もういつ死んでも構わないんじゃないかとすら思えてくる。実際問題、どう想像してもこの先の将来、いいことが待ってる気がしないのだ。
 そんなマイナス思考に包まれながらとある住宅街を歩いているとき、四つ角から一人の子供が飛び出してきて、ぶつかりそうになった。小学4年生ぐらいの美少女で、「こんにちは」と頭を下げ、両手を後ろに組んだまま、はにかみながら後ずさりしていく。そして家に入ってからも、ドアの隙間からお遍路姿の俺をこっそり覗いている。一瞬にして心が洗われてしまった。
 これだ!
 このピュアさを俺は求めていたんだ。彼女みたいな子を愛でたい!歩きながら考えた。俺のかつてからの「汚れなきモノ好み」はロリコンに根ざしているのだろうか。
 否定したい気持ちはあるが、どうしてもあの小学生のことが頭から離れないことからも、やはりちょっとした真実なのだろう。あの子なら
「私も人を選びますんで」なんてことは言わないはずだし。ヤバイぞこれは。どうすればいいんだ。お遍路の途中でこんなマズイ事実に気づいてしまうなんて。

お遍路を終え、大阪の実家に戻ると、母親が一人でテレビを見ていた。CMにわけのわからん女性タレントが出ている。
「誰これ? 最近の芸能人は全然わからへんわ」
 と俺が何気なく言った途端、母親が怒鳴りだした。
「あんた、海原やすよともこ知らんのかいな!」
 え、なんか正月にも似たような会話をした気がするが。
「海原一門や。まえにも説明したやろ」
「あ、そうなんや…」
「ホンマにあんたはもう。あんな、道上洋三さんはラジオの仕事がやりたいから偉いさんになるの断ったんやで。それに比べてあんたはやりたいこともないし、結婚もせーへ
んし、東京で何してんのや!」
 なんで道上洋三と比較されなければならんのだ!と言い返すのも大人げないと、黙って説教を受けつづけた。ロリコンであることに気づいてしまったこの先、俺はどういう人生設計を組み立てればいいのだろうと悩みながら。