出会い口説きALLOK

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とあるサイトに旅客機のトイレロック解除法が掲載されていた

居酒屋などでトイレのドアを開けたとき、下半身丸出しの女が用を足していたという経験はないだろうか。あれはマジで興奮する。女が浮かべる驚愕とショックの表情。白いケツや黒い茂み。どれも文句ナシ、最高のオカズだ。なので俺は、昔から夏の時期、海の家に置かれてる仮設トイレでせっせとコトに励んできた。あの手のトイレには必ずド
アノブにロック解除用のミゾがあり、十円玉やマイナスドライバーでクルッと回せば、
外から簡単にドアを開けられる。周囲の目さえ気をつければ、何の苦労もなく目的を果たせるのだ。ただ、このイタズラ、夏しか楽しめないのが最大の難点だ。そんな殺生な話ありますかいな!悲嘆にくれる俺に神様が同情したのだろう。3年前、思いも寄らぬ情報を入手した。
とあるサイトに、旅客機のトイレロック解除法が掲載されていたのである。ドア外部の「LAVATORY(トイレ)」と書かれたプレートの裏に隠しレバーがあり、そいつを横へグイッとスライドさせると、外側から解錠できるというのだ。本来は何らかの理由でトイレに閉じこめられた乗客を救出するためのもので、あらゆる旅客機が採用しているヒミツの仕掛けらしい。しかし知ってしまった以上、放っておく手はない。東京住まいの俺は、毎年、正月とお盆を九州の実家で過ごす。帰省のときにありが〜たく利用させてもらうとしよう。
月末、意気揚々と羽田へ。あらかじめ座席を最後尾に予約しておいたのは、むろんトイレに近く、スチュワーデスの目がもっとも届きにくいと考えたからだ。離陸からおよそ15分後、はやくもチャンスが。20才過ぎのベッピンちゃんが俺の横を通り過ぎ、トイレの中へ消えていく。カシャっとロック音が聞こえると同時に、俺は席を立ち、何食わぬ顔であとを追った。 周囲に人影はない。ドアプレートをつまみ上げると、サイトにあったとおり、奥にレバーが見えた。細心の注意を払いながらゆっくりと横へスライドさせる。表示は「OCCUPIED(使用中)」から「VACANT(空き)」に。おお、やった。ほんの数秒、息を押し殺して耳を澄ませてみたが、気づかれた気配はない。よっしゃ、いざ突撃じゃ。が、勢いよく開けたドアの先に、俺が期待した景色はどこにもなかった。今まさにパンツを履き終えたのであろう女が、便座から腰を上げてポ
カーンとこちらを見ている。くそ、間一髪、間に合わなかったか!自分で鍵をかけ忘れたと思ったのだろう。女は恥ずかしそうに言った。
「あ、やだっ。ゴ、ゴメンなさい」
「いや、こちらこそ失礼しました」
無念なことに、その後、コレと言ったチャンスが巡ってくることはなく、飛行機は着陸態勢に入った。失敗の原因は考えるまでもない。周囲の目を気にするあまり、解錠に時間がかかったせいだ。だったら話は簡単。作業スピードをアップするまでだろう。いやいや、そいつはマズイ。隠しレバーを雑にスライドさせれば、必ず物音がして相手に勘づかれるのがオチ。注意散漫になって第三者に現場を目撃される危険もある。海の家ならいざ知らず、逃げ場のない機内での凡ミスは命取りになりかねない。では、どうすれば? 
ターゲットがトイレに入るのを確認してから、ひとまず2分ほど待ってみるってのはどうだろう。それでも出てこなければ、相手は大をしてる可能性が高い。これならゆっくり解錠作業をしても、必ずやお宝シーンを拝めるに違いない。老いた両親と静かな三が日を過ごした後、俺は闘志を燃やして、羽田行きの便に乗り込んだ。 ロングヘアーの上品な美女がすぐ側のトイレに颯爽と消えていったのは、離陸から30分が過ぎようとしていたころだ。計画通り2分計ってみたが、女はトイレから現われない。よし、大だ。
改めて周囲を見回して、人影がないことを確認。まんまと外からロックを解錠した俺は、エイヤとドアを開け放った。 ガチャ。 
まず、女のヒィィと歪む顔が飛び込んできた。続いて視線をすばやく下に移すと、ガニ股に開いた太ももの奥に漆黒の密林がもさもさしてる。上品な顔に似合わず、けっこう毛深い。 突然の事態に頭が混乱しているのだろう。女は口をパクパクさせた。
「あ、あ、え?」
「あ、これは失敬」
女に一礼し、何事もなかったかのように座席へ戻った俺は、ゆっくりと目を閉じた。まぶたの裏に、さきほど見た光景をありありと浮かべて。よっしゃー! 
以来、盆と正月のたび、行きと帰りの便で同様の悪行をくり返すようになった俺だが
(成功例はさほど多くなかった)、今年のお盆を最後にきっぱりと足を洗う決意をした。用便ポーズを見られた女が俺の方を指さし、スチュワーデスにヒソヒソと耳打ちしていたのだ。疑われたのは間違いない。 幸い、呼び止められることはなかったが、その一件ですっかり怖じ気ついてしまった。危ない橋は、やはり渡らないに限るってことだ。皆さんも決して真似はしないように。