出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

セクキャバでぼったくられた話

同僚と2人で新宿歌舞伎町をフラフラ歩いていたところ、客引きに声をかけられた。
「セクキャバなんですけど、女の子2人ついて飲み放題で1人1時間7千円です」
これにノコノコついていったのが間違いだった。真っ暗な店内で酒を飲んでいても、いつまでも女がやってこないのだ。店員に催促しても状況は変わらない。しかたないのでビールを何杯か飲んできっかり1時間で店を出ようとしたところ、ボーイから悪魔の言葉が。
「お会計3万2千円です」「え?7千円飲み放題って聞いたけど」
「生ビールとお通しは別料金です。ほら」
…ぼったくりじゃん。たしかに手渡されたメニュー表には小さい文字で『ビールは別料金』と記載されてるけど、そもそもそんなの見せられてないし!そんなのムリと突っぱねたところで、坊主頭で身長180越えの兄さんが現れた。怖っ…。
それでもなんとか支払いを拒否して「交番に行きましょう」
と店外へ。我々2人と坊主男で交番に向かったところ、警察官は呆れたような顔をした。「またオタクか。ちょっと待ってて」
この坊主男の店はぼったくり常習店として認知されてるようだ。坊主店員を交番の外に残し、同僚と俺の2人はパトカーに。  警察署に到着し、店内での様子を聞かれたところで、もう帰ってよしとなった。
「お金まったく払ってないんですけど」
「いいの。ウチでは今こういう対応してるから」
なんでも昨年頭から歌舞伎町で同様のぼったくり被害が横行したため、規制を強めた新宿署では、今はこの対応をとっているらしい。とりあえず良かった。結果タダ飲みできちゃったし。そんなことも忘れていた今年の1月。件の同僚と飲み屋を探すべく新橋を歩いていたら客引きに声をかけられた。
「素人いちゃキャバでして、1時間8千円飲み放題です。女の子はたくさん出勤してるんで」案内された店に入ったところで、すぐに女性が2人オレたちの間に腰かけた。  …あれ、外人? 「もっとオッパイサワッテ〜」
「チクビなめてもイイヨ」
中国人か韓国人か。まるでアジアンパブみたいな雰囲気だ。とにかく酒を飲みつつモミモミ。1時間が経つ前にお会計をお願いしたら、ボーイから驚愕の金額が宣告された。「3万8千円となります」
この瞬間、歌舞伎町での一件が頭によぎった。またぼったくられてるじゃん…。
払わないと告げたら案の定、殺し屋みたいな目をした大男の登場だ。新宿では交番に行けば客と店員を引き離してくれたわけだし、今回もそれを期待するしか道はない。
「交番行きましょう」
店員はニヤニヤしながら「いいけどきっちり払ってもらうからね」と凄んでいる。うー。西口の駅前交番に到着。警察官は思わぬ一言を口にした。
「あー、そういうのは当人同士で話し合ってもらうしかないんだよねえ」
な、なんだってー!!そんなのが通じる相手じゃないっての!コワモテ男が余裕しゃくしゃくだったのは、こうなるのがわかってたからなのか。警察も適当なモンだ。新宿では助けてくれたのに新橋ではダメだなんて。
「おまわりさんも当人同士でって言ってたでしょ?ウチはやましいことないから引き下がらないよ」
オレは思わず交番内に向かって大きな声を出していた。
「新宿の交番では当事者を引き離して話を聞いてくれたぞ!なんでココではそれをやってくれないんだ!オカシイじゃないか!」
すると警察官が焦った様子で飛び出してきた。
「ねえ、大きな声ださないでよ」
「だってオカシイでしょ!警察署の管轄によって対応が違うなんて!」 
続けて2人、3人と警察官が集まってきて、コワモテをその場に残したまま、オレとツレはパトカーに乗せられた。 車内で警察官がオレたちの証言をメモし、パトカーは新橋駅の日比谷口前で停まった。おまわりさんが頭を掻きながら口を開く。
「実はね、前に新宿でやってたぼったくりグループがいま新橋に大挙してるんですよ」
「そうなんですか」
「今日はもう帰ってください。危ないから寄り道せずに電車に乗ってね」 
ふぅ、セーフ!