出会い口説きALLOK

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パーティで出会った女がAV女優だった

クリスマスイブのさらにイブ、12月23日当日、連絡があった。パーティに行こうと言う。「1年で女が一番出会いに飢えてるのは今日やで」クリスマスイブ当日はさすがに女たちもあきらめムードになるが、その前日は男をゲットする最終チャンスと考えるはずだ、とのことだ。言われてみればそんな気もする。前日に出会っておけば、イブにしっぽりデートも可能なわけだから。 
午後6時。会場である銀座のレストランには150人ほどの大人数が集まっていた。男女比はほぼ半々で、おおむね服装もきらびやかだ。明日セックスしたがっている男女がこんなに大勢いるなんて。 
今回のパーティは例の婚活スタイルではなく、立食でワイワイ自由にやるタイプだ。ブスと会話しなくて済むのは助かる。「俺は写真撮ってるから、頑張って声かけまくれよ」ということなので、会場をうろつきまわり可愛い女を物色する。女の数こそ多いが、オレのお眼鏡にかなうのは3人ほどか。ただ、パーティという舞台のせいか、どうもチャラチャラしたタイプばかりなのが気になる。上昇志向丸出しのスッチーみたいなキャラクターというか。
それらに向かってさらにチャラチャラした男連中が気安く話しかけ、しょうもなさそうな会話で談笑している。いかにも都会の浮ついた若者って感じだ。そんな中、1人の女子に目が留まった。フワフワした白いニットを着た、小柄でショートカットの美形女子だ。どうやら一人きりで参加しているらしく、所在なさげにしている。あの子に決めた!この手のパーティではあちこちに目移りするよりも、ターゲットを絞って徹底的に仲良くなったほうがいいに決まってる。
「こんにちは」
「あ、どうも」 
話しかけると、はにかんだ笑顔が返ってきた。うんうん、いい感じだ。
「ちょっとしゃべりましょうか」
「はい」 
壁際のイスに座ってトークが始まった。彼女は24才、都内でOLをしていて、今日はクリスマス前のさみしさを埋めるため、ひとりで参加したらしい。司会者が会話をさえぎることがないので、オレと彼女は30分以上も親しくしゃべりまくることに。彼女、家で犬を二匹飼っているらしく、その話題になると途端に目を輝かせる、まるで少女のような側面も見せてくれた。顔も性格もかなりタイプかも。  いったん彼女と離れたところで、サトウ氏が寄ってきた。
「お前が話してた子、どっかで見たことあると思ってたんやけど」
「どっか?」
「思い出したわ。マジックミラー号に出てたわ」
「マジックミラーって何ですか?」
聞いて驚愕した。AVの人気シリーズのことで、彼女ががっつり顔出しで出演していたというのだ。
「似てるだけでしょ」
「いや、何度かヌイたし間違いないって。動画見るか?」スマホを操作するサトウ氏。画面に現れたのは、ショートカットで小柄な女の子だった。似すぎてる!
「ふーん、女優名は●●っていうんやな。あ、ブログもやってるみたいや」
次に出てきたのは彼女のブログで、さらにそっくりな顔写真が載っている。あっ、犬二匹飼ってるし!
「…本人みたいですね」
「そやろ。ええやん、あの子。彼女にできたら最高やん」 
最高やんと言うけれど、潔癖主義のオレにすれば、カメラの前でセックスする女などもってのほかだ。
「いやー、なんか引きますね」
「まあ、真面目には付き合えへんかもしれんけど、遊び相手なら最高やん」
遊び相手か…。そんな器用なことオレにできるのか。「AV女優かってプライベートでは
普通の女やろ。彼氏欲しいんちゃうの」
わざわざこんなパーティにひとりで来るんだから、それはそうかもしれない。うーん。
「ほら、このフェラ見てみ。付き合ったらこんなんしてもらえるんやで。明日のイブもいけるかもよ」
動画を再生しながら大興奮。そうだなあ、クリスマスイブをフェラの上手い女優と過ごすというのも、人生経験としては悪くないのかも。 ただ申し訳ないが、真面目なお付き合いは遠慮させていただく。「北の国から」の純だって、宮沢りえのAV出演の過去をなかなか許せなかったわけで、ましてやサトウ氏がさんざんオカズにした女と結婚なんてできるわけがない。彼女が他の男と話し終えるのを待ち、また隣に座った。
「どうもどうも、また話したくて」
「ありがとうございます」 
やっぱり可愛い。しかも清潔感もある。とてもマジックミラーの中でセックスする子には見えない。
「今日ってこのあと時間ある?飲みにでも行かへん?」
「あー、明日、仕事早いんで」仕事、と聞いてギクっとなった。クリスマスイブの朝から撮影があるなんて、AVの仕事も大変なんだな。というか、朝からチンポをしゃぶるってことか、この可愛い口が!が、もちろんAV女優と気づいている素振りは見せてはならない。向こうは素性を隠しているんだから。
「そっか。じゃあライン交換してもらっていい?暇なときに遊ぼうよ」
「あ、はい」
こんな素人の男に、あっさりラインを教えてくれた。仕事でさんざん抱かれているからこそ、やっぱり純愛を求めてしまうのか。パーティ後、すぐにラインを送った。
〈今日は出会えて良かったです。また食事でも行きましょう〉
そのメッセージが既読になったのが翌日で、そのままずっとずっと返事がないまま年が明け、さらに反応のないまま現在1月10日に至っている。