出会い口説きALLOK

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狙っていた女子大生に彼氏ができたが最後にエッチを試みた

突然、他の男と付き合うつもりだ、と早希から告げられた。今日こそキメるぞ!
と心に決めて、気合を入れて乾杯した直後の俺は、パニクりながら「なんで?」
と訊くのが精いっぱいだった。
 早希は少しうつむきながら、相手の男について、そして事の経緯について話し始めた。付き合うと決めた男は、早希と同じ新入社員。知り合ったのは去年の10月の内
定式で、4月の新人研修でよく話すようになった。ゴールデンウィーク、東京に残って一緒に遊んだ仲間の一人でもある。
 早希によると、大阪に帰るまでは、ただの仲良くなった同期の一人としか思っていなかったそうだが、大阪での勤務が始まった後、会社帰りに彼から誘われ、二人でよく食事にいくようになった。
 そして、2日前、彼から告白されたそうだ。
「店を出た後、突然、ギュッと抱きしめられて…。好きやって。こんなに女を好きになったことは今までないって。絶対に幸せにするから結婚しようって…」
 早希の言葉を聞いて、想像したくもないのにその光景が浮かんでくる。嫉妬心
がメラメラと大きくなっていく。
 でも、なんで早希は付き合おうと思ったんだ。好きになるということに対して慎重で、特に同世代の男についてはあまり関心がなかったんじゃないのか?
「正直、付き合ってうまくいくかどうかはわからへん。それに彼のこと嫌いじゃないけど、まだそんなに好きって思ってるわけやない」
 じゃ、なんで?
「でも、私、こんなに好きになってもらったことないねん。ここまで強く、好きやって、一緒になりたいって言われたことなくって。河内さんのこと大好きやし、付き合っててうまくいくと思うし、自分らしくいられるし。でも河内さんとは一緒になれへん。もちろん奥さんと別れてほしいなんて思ってないし、そんなこと全然したくないし。でも、ほんとに私のことだけ死ぬほど愛してくれる人が現れて、こんなに愛してもらえるのって幸せなんやなって思ってん」
 早希は、ずっと年上の俺が好きで、付き合ってるとも伝えたらしい。それでも、絶対にあきらめない、いつまででも待つし、なんなら俺に会って別れてくれるようにお願いするとまで言ったそうだ。
 早希のことを考えない、独りよがりな愛だ。でも早希に対する真っ直ぐで強い想いが彼女の気持ちを動かしている。
 俺はどうだ。早希を好きだと思う気持ちに嘘はない。
でも、嫁さんと別れる気はない。安全で、刹那的な愛を楽しもうとしているだけだ。その男のように盲目的に早希を愛しているわけではない。
 若い早希と付き合っているんだから少しでもシェイプアップしようとジム通いを始めた程度の自分が、すごく陳腐で情けなく思えてきた。
「だから、河内さん。彼と付き合います。ほんとにごめんなさい。河内さんのことほんまに大好きやし、男の人にちゃんと向き合えるようになってきたのも河内さんの優しさのおかげやし。ほんとに付き合ってて幸せやったし。でも、ほんとにごめんなさい」
 俺の顔を見て、目を潤ませながらもはっきりと話す。早希の想いは強い。
「…そうか、よくわかった。…でも、女々しいかもしれんけど俺は早希と別れたくないなぁ。早希のこと大好きやし、もっと早希と遊びたかったし、早希とエッチもしたかった」
 俺の正直な気持ちだ。
「河内さん、アホやなぁ。でも、ありがとう」
 早希は嬉しそうな、でも少し寂しそうな顔で微笑んでいる。可愛いなぁ。この可愛いコと別れないといけないなんて、辛すぎる…。
 そして、少しの沈黙の後、
「河内さん、ありがとう。エッチしていいよ。っていうか、エッチして」
「えっ?」
「私も河内さんとエッチしたいねん。私、なんか訳わかれへんけど、今そんな気持ちやねん」
 俺はもっと訳がわかれへん。急に心臓がバクバクしだしたけど、迷っている場合じゃないのは間違いない。食事には全く手を付けていないが、すぐに店を出る。
 最後の最後に、小悪魔の本領発揮か?
彼女の真意が全くわからないまま、「気が変わるなよ」と祈りながらいちばん近いラブホに入った。抱きしめながら、ポロポロと涙を
 部屋に入り、一安心という訳じゃないが、少し落ち着いて、ソファーに腰掛け、真意を確かめる。
「あはは、河内さん、ふつうはホテルに入る前にそれ聞けへん? いきなり店を出て、ホテルに向かったからびっくりしたわ」
 そう言われりゃそうだ。早希によると、エッチしたかったと言われ、ちょっとキュンとなったそうだ。最初の男は俺なんだろうと思っていたそうだし、東京の夜も、最後は拒んだけどかなりエッチな気分になっていたそうだ。なんや、それならそうと言ってくれれば、もうひと押ししたのに。
「それにこんなこと言ったら最悪の女と思われるかもしれないけど、彼が初めての私をうまく受け止められる気がせえへんし」
 俺の役目は〝筆おろし〞みたいなもんか。確かに男からすれば、ある意味とんでもない女だろうし、俺の気持ちも複雑だ。でも、こんなことをあっけらかんと言ってしまえるのも早希の魅力なんだろうなぁ。
 まあ、あれこれ考えるのはやめよう。こんな形ではあるが、俺の想いも成就することだし、早希の初体験、うまくいくように集中しよう。
 ソファーで抱き合い、キスをする。この小さくて甘い舌の感触、ずっと味わっていたい…。お互い下着姿になってベッドに移動。キスしながら抱きしめ合う。早希の髪の匂い、白い肌の柔らかな感触。これで最後かと思ったら切なくなって、思わず強く抱きしめてしまった。
 早希の肩、背中、腰、太ももを時間をかけてじっくりと優しく愛撫していると、「はぁはぁ」と吐息が漏れてきた。お尻の方から股間の方へするりと指を動かすと、早希も少し腰を上下に動かしてくる。興奮しているし、感じているんだ。パンティの上からでも感触で濡れていることがわかる。
 パンティの股の部分から指を滑り込ませると、早希はヌルヌルにあふれるほど濡れていた。
「あぁ、恥ずかしい…」
 そのまま、指を動かし、クリトリスを中心にやさしく愛撫する。
「あぁ、あぁ」声を出して反応する早希の姿に、俺は興奮のあまり体中が痺れたような感覚になってきた。もしかしたら挿れなくても、このままイッてしまえるんじゃないかと思えるほどの感覚だ。
「河内さん、気持ちいい。ねぇ、して…」
 初体験だし、本当なら、もっとじっくり前戯をしてからの方がいいのかもしれないが、俺も早希も今すぐ一つになりたいと思っている。早希の下着を脱がし、俺も裸になる。初めて見る早希の裸体。なんてきれいでエロいんや。真っ裸で抱き合い、キスをする。そして「いい?」と訊くと、早希は黙って頷いた。ゆっくりとペニスを挿入する。早希は少しだけ眉間にしわを寄せたが、大丈夫そうだ。正常位で抱き合いながら、キス
をして、ゆっくりと腰を動かす。
 早希は小さく「あぁあぁ」と声を出していたが、途中から俺をギュッと抱きしめながら、ポロポロと涙を流し始た。
「続けて大丈夫?」
 うなずく早希。痛いからか、うれしいからか、寂しいからかわからないが、涙を流す早希を見ていると俺も涙があふれてきた。
 これで早希とは終わりなんだ…。寂しさがこみあげてくるなか、お互いにギュッと抱きしめ合いながら、早希との最初で最後のセックスは終わった。
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「河内さん、ほんとにありがとう。またいろいろ相談すると思うけど、これからもよろしくね」
 そう言って駅の改札に消えていった早希。その明るく、あっけらかんとした表情は、俺の今のぽっかり穴が開いた気持ちとギャップがありすぎる。
 早希の本当の気持ちは最後までよくわからなかった。そして小悪魔のままで俺の気持ちを翻弄して、急に目の前からいなくなってしまった。俺は明日からどうすればいいんだろう。