出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

すぐにイケるヤリマンがいると出会い掲示板にあったので会ってみたら美人局だった

2ちゃんねるを眺めていたらこんな書き込みを見つけた。
︿グリーのID:○×△□はすぐにヤラセるぞ! 簡単すぎてびっくりした﹀
 こういう『ヤリマン情報』の類いは掲示板などでときどき見かける。本当なのか怪し
いものだが。
 ためしにグリーを開いてそのIDを検索してみれば、プロフィールには都内に住む20代の人妻と書いてある。ま、適当にメールを送ってみるか。
 たいして期待はしてなかっが、返事がきた。
︿ありがとう♪嬉しいです﹀
 2、3通のやり取りがあったところで思わぬ文面が届いた。
︿渋谷においしいパスタのお店があるんだって。行ってみたいなぁ﹀
 おいおい、完全に誘ってるじゃん!
︿じゃあオレと行こうよ。今からでもいいし﹀
︿いいの? 嬉しい!﹀
 軽っ! 2ちゃんの書き込みはホントだったんだ!
 かくして初メールから2時間後に、オレたちは渋谷で待ち合わせることになった。
「片山さん? 初めまして」
 現れたのはちょっとぽっちゃりした井森美幸みたいな雰囲気の女だ。20代にしては老
けてるような感じだけど、まあ許容範囲か。
 そのまま道玄坂をあがった場所にあるらしいパスタ店に向かう。
 が、しばらく歩いたところで彼女が不思議なことを言い出した。
「あの、お腹空いてます?実はワタシ食べてきちゃたんですよ」
「え? パスタ食べたいんじゃなかったんですか?」
「うーん。それよりちょっと休んでいきたいなぁって…ダメですか?」
 くしくも右手には円山町のラブホ街が広がっている。そういうこと、だよね?
 彼女の手をひいて右折し、ラブホへ。ヤリマンってのは、こんなにまでヤリマンなんだな。順番にシャワーを浴びて、ベッドにもぐりこんでキス。手をアソコに伸ばして…。
 そのときだった。
 ドンドンドン!
 部屋の入口が凄まじい勢いでノックされている。何、どうしたんだ?
 硬直したオレを余所に女が走って入口へ。あろうことかカギを開けやがった。入って
きたのは作業服姿の角刈りの男だ。
「人のオンナに何してくれてんだコラ!!」
 いきなりのことに言葉が出ない。乱暴に手を引かれてベッドから引きずりおろされる。なにこれ、怖い、怖すぎる!
 裸のままで床に正座する俺に、男がこれでもかと顔を近づける。
「コイツはオレの嫁なんだけどよぉ、テメーは結婚してる女と何してんだこら」
「えっと…」
「ケーサツ行くか。な、そうすっか?」
「いや、すいません」
「嫌なのか? じゃあどうすればいいと思う?」
 …もしかして美人局ってやつ? マジかよ……。
 黙っていたらムリヤリ服を着させられ、腕をつかまれたままでコンビニのATMに連
れていかれた。いつの間にか女の姿が見えない。ありったけの30万円をおろすように言
われ、それをそのまま男に渡して解放された。
 呆然と渋谷の街を歩くオレ。くそっ、ヤリマン情報だなんて、善意のフリして美人局のターゲットを探してるのか…。もう誰も信じられない。
募集をかけたことを証明のしようがないではないか。