出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

美魔女の娘の女子大生に恋をしている

幼いころの出来事がもとで心に傷を負い、男性と深く付き合えない。そして、母親、父親には相談できず一人で悩んでいる。早希からの重たい告白に、すっかりヤリたい気分はすっ飛んでしまった。
 家族だけではない。友達にもだれにもこの悩みは伝えていないという。じゃ、なんで俺なんだ?
「就職の相談にのってもらった時に、すごく話しやすかったし、なんかしっかり受け止めてくれる人やなって」
 そうかなぁ? 確かに可愛いコやから親身になっていたというのはあるけれど。
「それと、こういうことって、同性には話したくないし、男の人には恥ずかしいし。でも河内さんって、男やけど中性的っていうか、男をあまり感じさせないんですよね。それに、いい意味で軽いっていうか……。あっ、めっちゃ失礼なこと言ってますね。ごめんなさい」
 早希がやっと笑顔になった。
 男を感じないっていうのはあまりうれしくはないコメントだが、今まで何人かの女性から言われたことはある。男として意識されないのは悔しいが、女との距離を詰めるには役立っているのかもしれない。
 早希の抱えている悩みはわかった。でも、俺は彼女に何をしてあげられるんだろう。カウンセラーでもなんでもない俺が彼女の悩みに的確に応えられるわけじゃない。
「でも、なんか、話して、泣いたらスッキリしました。今までだれにも話せなかったのでしんどかったけど、すごく気持ちが楽になった。ありがとうございます」
 そう、俺は別になにもしてないけど、それならよかった。
「まぁ、早希ちゃんは若いねんし、可愛いし、なんぼでもいい男が現れるって」
 そうそう、こんなに可愛いコが処女のままっていうのはもったいない。かといって、他の男が彼女の処女を奪うのもなんか腹が立つなぁ。
 少し場が明るくなったので、その後は楽しく酒を飲み、10時過ぎには店を出た。今日は重たい話でちょっとしんどかったし、もう一軒引っ張る雰囲気ではない。おひらきにして早希を駅まで送っていくか。
 10月ももう終わり。夜遅くなるとさすがに冷え込む。「結構、寒いなぁ」
「ほんま寒いわ。河内さん、くっついていいですか?」
 そう言うや、早希は俺にぴったりと身体を寄せて、右腕に抱き付いてきた。彼女の胸が俺の腕に密着する。思わぬ行動にドキッ! となった。
 このうれしい体勢で歩いていると、今度は腕に抱き付いたまま俺の手を握ってきた。
「河内さんの手、あったかくてうれしい!」
 いや、俺も早希にくっつかれて、めちゃくちゃうれしいよ。
「河内さん、ママには内緒で、また会ってもいいですか。たま〜にでいいので」
 そんなん、いいに決まってる。いつでも連絡してよ。
 駅の改札まで彼女を見送る。改札を通り、こちらを向いてペコリと頭を下げ、笑顔で手を振る早希。やっぱり可愛いなぁ。ときどき振り返りながらこちらに手を振りながらホームに向かう彼女の姿が見えなくなっても、改札の前から動けないでいた。
翌日、早希からお礼のメールが来た。悩みを優しく聞いてもらって嬉しかった、俺といると飾らずにいられる、時々会えたら嬉しいということが書いてある。な
んか、素直にうれしいメールだ。
 昨晩の駅への道すがらの出来事を思い出し、またドキドキしてきた。早希は、俺に対してどんな思いを抱いているんだろうか? 男として意識しないで済むといっていたし、年上の甘えられる友達?父親のような存在? それとも、男と見ていないというのは嘘で、俺に好意を持っている? まったく彼女の真意がわからない。
 そもそも、男に対して深く付き合えないといいながら、男好きする格好や甘え上手な態度など、言ってることとやってることが矛盾してるしなぁ。
 いやいや、そんなことより、俺の早希への気持ちはどうだ。最初はターゲットの美女、菜々子の可愛い娘として『母娘丼』がしたいなどと、ヤル対象としてしか見ていなかった。
 昨晩、相談にのっていた時は、ヤリたいという思いはすっ飛んで、親身に話を聞いていた。
 そして、今の気持ちは、正直やっぱりヤリたいという気持ちはある。可愛い表情、魅力的なスタイル、柔らかい胸…。ただ、最初に思っていたヤリたい気持ちとは少し違ってきている。
 彼女を見送った時に感じた寂しい気持ち、思い出すたびに少し切なく感じるこの思い。もしかして、俺は早希に惚れているのか?
 もともと俺はあんまり惚れっぽくないタイプだ。ヤルノートで落としてきた女性たちに対しても、基本的には〝ヤリたい〞という気持ちを満足させることしか考えていなかった。唯一、5年前のクリスマスに結ばれた小西さん
をのぞいて。
 近所のスーパーでレジをしていた可愛い主婦の彼女に対して、〝可愛い!〞〝ヤ
リたい!〞と思った俺は半年以上の時間をかけてアプローチ。その過程の中で、だんだん彼女が好きになっていったのだ。
 ついに彼女とヤルことに成功したのだが、愛しい彼女は俺とズルズル付き合うことはせずに、スッパリ関係を終わらせた。いつも俺が女性に対してとっている態度のように。あの時の寂しくてやりきれない気持ちは今も忘れられない。
 大人の魅力を持つ小西さんと比べ、早希は娘でもおかしくない歳の小娘だ。可愛くエロい身体だが、特に俺の好みだというわけではない。なのに、なぜこんなに気になる? 打ち明け話を聞いて同情しているからか?
 早希が気になるからか、母親の菜々子を含めて、ほかの女についてまったく関心が湧かず、なんの行動もしないままひと月近くが過ぎた。俺の気持ちをよそに、
早希からはその後、まったくメールや電話がない。なんかヤキモキするなぁ。こっちから連絡しようかと思っていたら、早希からメールが来た。
お久しぶりです。年末で忙しいですか? もしよかったら来週水曜日、会えませんか?」
 なんか、すごくうれしいぞ。会う、会う。会うにきまってるやないか!
 早希と会える日を楽しみに週末を過ごし、約束の日がやってきた。仕事がちょっと長引き、少し遅れて待ち合わせの場所に行くと早希はポツンと立っていた。寒くて不安そうな表情だ。
 俺の姿を見つけると、パッと表情が笑顔になり、小さく手を振りながら駆け寄って来た。寒空の下、鼻と頬を赤くしながら微笑んでいる早希の顔を見て、俺は抱きしめたい衝動に駆られた。やっぱり俺は早希が大好きなんだ。