出会い口説きALLOK

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ハロウィンでセクハラが許されるコスプレ

ここ数年、若い連中の間で、『ハロウィン』がやたら盛り上がってきている。毎年10月31日開催の仮装祭りだ。
イギリスのお祭りになぜ日本のニーちゃんネーちゃんが乗っかっているのか知らないが、ここ数年、当日の夜は、渋谷や六本木にコスプレをした若い連中が大挙している。それこそサッカーW杯の日本戦みたい
な感じで。肌を露出した女、酔っ払った女、ハイテンションの女。そんなのを目前にして指をくわえていたんじゃ裏モノ精神が廃る。でもいったいどうすればオイシイ思いができるのやら…。
今秋、ついにひらめいた。みのもんたコスプレだ。
ご存じのとおり、情報番組『朝ズバ!』で女子アナの尻を触った触らないのスキャンダルを起こしたみのもんたには、「セクハラ」イメージがついてる。そんなみのさんのコスプレをすればどうなるか?
女にセクハラをしても、それはおふざけってことでオーケーにならないか。ああ、みのさんならセクハラしてもしょうがないね、と。10月31日金曜、ハロウィン当日。
白髪カツラをかぶり、顔をドーランで黒く塗り、朝ズバジャケットをはおる。どう見てもみのもんただが、念のため「みのもんた」というタスキもかけ、渋谷に向かった。
 
夜7時。渋谷駅前は、予想どおりの状況である。お化け、魔女、マンガやゲームのキャラ、AKB風、よくわからん着ぐるみ││。スクランブル交差点が仮装の連中で埋まっている。
サッカーW杯とかは男子大学生集団みたいなのが大暴れしていてウザいが、そういう連中はいない。どちらかというと女のコが多く、みなさん基本、町をぶらぶら歩いて楽しんでいる。
交差点を渡っていると、のしゃべり声が耳に留まっ「みのもんた!」
「ほんとだ。みのさんだ」
「レアだよねー」
みのさんコス、ウケてる。そこに、雪だるま着ぐる付いてきた。
「ハッピーハロウィーン!」
フナッシーのようにぴょんぴょん飛び跳ねている。ちょっとからかってやるか。
 
みのもんたの口調でしゃべりかける。
「いたよいたよヘンなのがぁ〜。あら、お嬢ちゃんだよ。こりゃまた大きなおっぱいしてるじゃないの?」
からかい半分、雪だるまの胸を掴んでみたが、着ぐるの厚みがあってイイ感触まで届かない。
みのもんたにオッパイ触られた。みのもんたにオッパイ触られた」
雪だるまがはしゃぎだした。やっぱり許されるんだ!
そのとき、近くにいた「日本テレビ」という腕章をつけた連中のしゃべり声が聞こえた。
「おもしろいけど、他局だしなぁ」
まずいまずい、セクハラシーンを撮影されちゃうぞ。興味津々な表情で見つめてくれている女コスプレグループがいた。声をかけてみよう。
「お嬢ちゃんたち、あ〜あ〜、そんなにコスプレしちゃってぇ。かわいいねぇ〜」
「でも、みのさんのその顔もスゴイですね」
「じゃあ何、ぼくと一緒に写真を撮りたいって?
オーケー撮りましょう」
「何それ〜。でも撮りたい撮りたーい」
6人がカメラを通行人に頼み、オレを挟んで立った。隣のコのお尻を触れそうだけど…。
躊躇ってるうちに撮影が終了し、彼女らは去って行った。チャンスだったのになぁ。
コンビニで缶ビールを買ってグビっと煽った。みのもんたと言えば大の酒好きで有名だし、アルコールを入れたくらいがちょうどいいだろう。
おっ、向こうに良さそうなのがいるじゃん。背中のがっつり開いた格好のサンタちゃんが歩いている。
「お嬢ちゃん、こんなに肩出しちゃって、寒くない?」
肩をペタペタと撫でる。相手がさっと振り返った。
「えっ?何?」
みのもんただよ」
顔をマジマジ見つめている彼女。納得できたかな?
…って、表情が固いぞ。何かやばそうな感じだ。
一旦、みのさん口調は止める。「すみません。冗談です。みのもんたコスなんで、お触りは冗談というか」
「……」
「去年、みのもんたがアナウンサーのお尻触ったとかいう話あったでしょ?」
「…朝ズバの?」「そうそう。セクハラスキャンダルに引っ掛けた冗談で…」
「そういう意味かぁ〜」
わかってくれたか。じゃあ朝ズバポーズ(人差し指を突き出す)で記念写真だ。サンタちゃんと別れた後、一緒に撮った写真を眺めているときに、ふとひらめい 
この『朝ズバポーズ』の人差し指で、女の胸や尻をツンツンするのはどうだろう。
普通に触るよりも格段に冗談さが増す。笑ってくれるはずだ。
タイミングよく、巨乳ちゃんを見つけいつもの調子で寄っていく。
「こりゃまた、かわいいコだねぇ、お嬢ちゃん。昔の彼女にそっくりだよぉ〜」
みのもんたですか?」
「そうだよ。最近はあんまりテレビに出てないけどね」
「はははっ。たしかに」 
ツカミはオッケーだ。
では作戦開始。
「朝ズバ、覚えてる?」
腕を前にぐっと伸ばし、胸に向かって『朝ズバポーズ』をキメる。
「朝ズバ!」
人差し指と巨乳の距離、わずか5センチ。
「ほら、お嬢ちゃん、もう少し前に出て」
「えっ!何なに?」
みのもんたの朝ズバって言ったら?」
「……セクハラ。はいはい、そういうこと
か。わーびっくり!」
笑いながら半歩近づいてくれた。指に巨
乳の感触が!
ならばもう一回。「朝ズバ!」と指を伸ばしたところ、彼女はさっとかわして表情が曇った。
「いやいや。もうダメですよ」
『朝ズバポーズ』は使い勝手がよく、二人目三人目と続け、4人目は囚人コスの子だ。
こちらの狙い通り、お触りを許してくれた彼女は、自分の手首に付けているおもちゃの手錠を見せてきた。
「もう一回やったら、逮捕するからね」
「ごめんごめん。でも面白い物を持っじゃないの?どうしたのそれ?」
「家にあって」
家に手錠?
何の用途で?
 
もしかして「まさか、あー、エッチなことに使ってる?」
ふふっ。みのもんたなんだからセクハラも許されるはずだ。
「手錠してイジめられるのが好きなクチ?」
「ないない」
「いや、あるね。家に手錠なんて言ったら、それ以外に用はないじゃないの、正直に言
てごらんなさいよ」
「……」
「言えないってことは図星なんだ。くぅ〜。かわいい顔して毎晩濡らしてるんだねぇ」
すごい剣幕になって帰って行っちゃった。
うーむ。
夜10時、渋谷駅前はいよいよ混雑してきた。人の数も、露出度の高い仮装の女も増えている。そして酔っ払っている人間もそこかしこに。
オレも景気づけにと一本缶ビールを飲んだ後、コスプレの美女グループを見つけた。
みんなで並んで記念撮影中だが、薄手タイトスカートが堪らなくソソル。
 
彼女らの後ろにすーっと近寄っていく。一人がこちらに振り返った。
「…はい?」
「お嬢ちゃんたち、みんなでこれから飲みに行くの?ぼくはもうベロベロだよ」
「あ、みのさん!」
「いいお尻じゃないの。触っていいかな」
「えー」
「お嬢ちゃん、僕はみのだよ。セクハラのみのだよ」
「ウケるーー。」
はい お尻を突き出してうわぁ!
パンツの感触がない、スカートの下はすぐお尻の手触りだ。
「ありがとね、お嬢ちゃん。じゃあね」
 
一気にテンションがあがった。さて次はどの子に?
ん? 
あれは?
ハチ公口前でフリーハグをやっている男女がいる。「Freehug」という看板を持ち、道ゆく人に抱き合いましょうと求めたり、抱き付いていったりする路上パフォーマンスだ。
なるほど、あれでいいや。もう小細工なんていらない。そのまま抱き付いていこう。
幼稚園児コスちゃんが目にとまった。行きましょう。
手をひろげて駆け寄っていく。
「朝ズバー!」
あらっ、逃げられた。恥ずかしかったのかな。
次は向こうのウサギの耳ちゃんだ。
「朝ズバー!」
「えっ、みのさん?」
なんですか?」
「朝ズバー!」
抱き付いた。ん?
苦笑いされてるけど…。
「うわーセクハラだー」
よしよし、わかってるじゃないの。このままずっとこうして抱き合おうよ。
「もうダメですよー」
「え、だって俺、みのだよ?」
「だってみのさんだって番組降板させられたじゃないですか。セクハラが許されないからですよ」
うーん、言われてみればそのとおりだな。