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出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

出会いアプリを利用したぼったくりバーに注意

「おごりん」というスマホアプリにハマっている。おごりたい男と、おごられたい女をつなげることがコンセプトの出会いツールだ。ありがたいのは、デートが前提なのでアポまでのハードルが低いことだ。「いっぱい飲み食いさせてあげるよ!」てな感じで女どもにアプローチすれば、ちょくちょくデートまでこぎつけてしまう(エッチまでは厳しいけど)。
ある日、いつものようにおごりんで女のコにメールを送っていたところ、21才のコから返事がきた。
〈ミユです。よろしくお願いします。いま赤羽なんですが、電車代もないほどピンチで…。こっちまで来てもらうことで
きませんか?〉
赤羽の金欠ちゃんですか。プロフ写メもなかなか可愛いじゃん。
「大丈夫ですよ。赤羽なら行けるんで奢りまっせ。好きに食べて飲んでもらっていいですよ」
「よろしくお願いします!」
アポ完了。やっぱおごりんは使えるねえ。
赤羽駅前に着くと、すでに彼女が来ていた。
「ミユちゃんですか?」
「あっ、はい、どうも」
写メのまんまのかわいこちゃんだ。おっぱいもありそうだし。
ひとまず駅前の安居酒屋に入った。
「ミユちゃん、飲み物どうする?」
「うーん」
彼女はメニューをパラパラとめくり、申し訳なさそうに言う。
「私、甘いカクテルしか飲めないんで。ウーロン茶でいいですか?」
「ウーロン茶かあ…」
「せっかく奢ってもらえるんだし、ほんとはお酒飲みたいんだけど」
「そうだよ、飲みなよ」
「じゃあ、この近くに私がたまに行くバーがあるんですけど、そこに好きなカクテルがあって。この後行ってもいいですか?」
そういうことならここでダラダラしててもしょうがない。さっさとバーに行きましょう。とめくり、申し訳なさそうに言う。
「私、甘いカクテルしか飲めないんで。ウーロン茶でいいですか?」
「ウーロン茶かあ…」
「せっかく奢ってもらえるんだし、ほんとはお酒飲みたいんだけど」
「そうだよ、飲みなよ」
「じゃあ、この近くに私がたまに行くバーがあるんですけど、そこに好きなカクテルがあって。この後行ってもいいですか?」 
そういうことならここでダラダラしててもしょうがない。さっさとバーに行きましょう。居酒屋を出て、ミユの案内
どりついたのは、風俗店も入っている怪しげなバービルだった。想像していた雰囲気とはまったく違うが…。
「最初はお父さんに連れて来てもらったんだけど、その後ちょくちょく一人で来てて」
 彼女が行き付けというバーは、50才くらいのオバちゃんママの店だった。
「あら、ミユちゃん、いらっしゃい」
他に客はおらず、何だか殺風景な感じだ。どういう気分で若い子がこんな店に通うんだろうかね。
カウンターに座ると、焼酎の水割りセットが運ばれてきた。
「大竹さんは水割りでいいですか?」
「そうね。でも一応メニューを」
「あ、ママの店はキホンは会員制のバーなんで、ちゃんとしたメニューとかなくて。でも大丈夫な金額だよ」
「はぁ…」
何かよくわからないが、大丈夫な金額と言うならまあいいか。
とりあえずこちらは水割りを、ミユはいつも飲んでるというカクテルを頼む。さてミユちゃん、好きと言ったんだからガンガン飲んで下さいよ。
まもなくカクテルが運ばれてきた。 
おっ、おお! 
彼女、グラスをくいくい煽って、1分ほどで一杯目を飲み干したじゃないか。こりゃたまげた。 
さらに自分から2杯目を注文し、それもあっという間に飲み干してしまう。スゲー飲みっぷりだ。まさか早く酔っぱらいたいのか。
「ミユちゃん、いい飲みっぷりだねえ」
「えへへ。奢ってくれるって言うんでテンション上がっちゃって」 
おねだりするような瞳でこちらを見てくる。
「今日はいっぱい飲んでいいんですよね?」
「まあそうだけど…」さすがにちょっと金が心配だな。でも、おごりんで出会った以上、奢れないとも言えないし。
「ねえねえ大竹さんももっと飲んでくださいよ。今日はガンガン飲むぞー!」 
冗談ではなく、ミユは本当にカクテルをガンガン飲みまくった。もういいや。こうなりゃとことん飲ませてやろう。
かくして2時間経過。ミユは12杯のカクテルグラスを空にした。
「じゃあボチボチ出ようよ」
「出るの?」 
まだ飲もうってか?
さすがに飲み過ぎだろ。会計にしようよ。
ママに声をかけて、お会計をしてもらったところ、手渡された紙には8万とあった。
「8万?」
「はい、そうです」
「ちょっと計算おかしくないですか?」
「おかしくないですよ。うちは1杯5千円なんで、プラスサービス料で8万です」
はあ?
そんなバカな金額があるか。ミユの顔をぱっと見ると、先ほどまでとは打って変わって冷ややかな目をしている。
「私は大丈夫な金額としか言ってないですよ」
「こんな金額、大丈夫なわけないだろ!」
「いや大丈夫でしょ。だってオニーさん、ガンガン飲ませてくれるって言ったじゃん。おごりんってそういうもんでしょ?」
ミユとママがこちらをジロリと見てきた。くそっ、こいつらグルか。ちくしょー!