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ロンブーの淳のナンパ術は成功するのか実践してみた

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ロンブーの淳が結婚した。お相手の香那さんはキレイで性格も穏やかで、まったくうらやましい限りだ。
 さて、その結婚発表のバラエティ番組で、気になることが一つあった。淳がいったんは別れた彼女に復縁をせまるとき、こんな作戦を使ったというのだ。
淳「毎日、彼女の名前を習字で書いて、それを束にして彼女に渡したんだけど(要約)」
怖い、重い、キモい。オレのような凡庸な男はそう思ってしまうが、現に淳はこの手法で香那さんをヨメにしている。ひょっとしてコレ、かなり使える手法なのでは?
 番組で見た淳の字は、かなり上手かった。やはり下手クソでは女心も奪えないものと思われる。
 なのでオレも習字教室に1日だけ通ってみた。ひたすら練習すること3時間。要するに、ゆっくり&ていねいを意識すれば、それなりにキレイに書けることがわかった。では、出発!
 出発先は、お見合いパーティだ。オレには復縁したい相手などいないのだから、こういう場に来るしかない。
 会場をざっと見渡したところ、女性6番が気になった。女のコらしいブラウスのカワイ子ちゃんだ。回転寿司タイムで名前を確認する。
「3番の仙頭です」
「あ、どうも」
 プロフィールカードには
「有希、有希」とある。年齢は29才だ。
「有希さんは何の仕事をしてるんですか?」
「販売員です」
「ファッション系?」
「デパートです」
 1分ほどで会話は終了し、次の相手へ…向かわず、席を立って会場の外へ。
 カバンの中から習字道具を取り出し、廊下に半紙とスズリを並べる。有希ちゃん、今から君の名前を書くからね。
 有希、有希、有希。淳がやってたみたいに平仮名バージョンも織り交ぜておこう。ゆき、有希、ゆき。
10枚の作品が完成した。さあパーティに戻ろう。会場では後半のフリータイムが始まるところだった。有希の席は…まだ空いている。
「座っていいですか?」
「あ、はい」
「もう誰が誰だかわからなくなるでしょ?」
「そうですね」
「だからぼく、自分のことをしっかり伝えたいと思って、渡したいものがあるんだけど」
 カバンから書いたばかりの習字の束を取り出した。
「なにそれ?」
「ぼくは習字をやってるんで。今さっきぱっと会場の外に出て、有希さんの名前を書いて来たんです。これあげる」
 彼女はちょっと躊躇いながらも受け取った。
「ビックリさせました?」
「ううん。私、こういうの好きなんで。ありがとうございます」
 引かれるかもと思ったが、素直に喜んでいる。さすが淳、あいつは女をトロかす天才だ。
「書いたばかりだからまだ湿ってるでしょ?」
「でも私、墨の匂い好きだから」
「急いで書いたから文字が崩れてるのもあるんだけど」
「ぜんぜんですよ。ありがとうございます」
 効いた。感触でわかる。これは効いたぞ。パーティを抜け出して習字を書くヤツなんてそうそういないからな。
 結果、見事に有希とオレはカップルになった。
 ただしこの日は、彼女が友達と一緒なので、連絡先を交換して別れることに。夜、彼女からこんなメールが届いた。
『今日はありがとうございました。習字もすっごい嬉しかったです!! これから仲良くしていけたらいいですね。今週ゴハンとか行きませんか?』
 淳! あんたやっぱりスゴイ男だよ! 向こうから誘ってきちゃったよ!
午後6時。待ち合わせ場所の新宿駅前に、有希がやってきた。
 胸回りが大きく開いたブラウスを着ている。おめかしして来てくれたようだ。
 飲み屋へ入って、カウンター席に並んで座った。
「有希ちゃん、何飲む?」
「じゃあマリブコーク。わたし甘いのしか飲めないんで」
 かわいいこと言いますな。でもマリブってアルコールけっこう強いんだよ。
 会話はお互いの自己紹介のおさらいから始まり、仕事や恋バナへ。話ははずみ、彼女の酒のピッチもいい。
「仙頭さんは、私のことを有希ちゃんって呼ぶじゃないですか。私は何て呼べばいい?」
「あ、マー君でいいけど」
「じゃあマー君って呼ぶね」
 いい感じだぞ!
「うれしいなぁ。習字を渡してよかったよ」
「うん、うれしかった」
 1時間ちょいで飲み屋を出た。有希がやけにくっついて歩いてくる。こんな素早い展開、初めてかもしれない。
 幸い、2人は同じ沿線に住んでいる。部屋飲みに誘ってみるか。
「地元で飲もうよ。そのほうが帰りやすいでしょ?」
「うんそうだね」
 電車に乗り込んだ。あっ、並んで2つ席が空いてるじゃん。ねえねえ座ろうよ。
 と声をかけたが、彼女は首を横に振った。
「いや、ちょっと今、座ったらやばいんで」
「どういうこと?」
「…生理だから。今座ったらグチャグチャになるんで」
 さらに彼女はジーパンの尻を向けてきた。
「血付いてない?」
「…うん」
 なんだか品のない子だな。あるいはもう酔っ払ってるのか?
 オレの地元駅で一緒に降り、改札を出たところで手を強く握った。
「どこ行くの?」
ぼくんちは? どんな部屋に住んでるか見てもらいたいし」
「ヘンなことしない?」
「大丈夫だって」
 彼女はすんなり家までついてくる。よしよし。生理ならセックスはしんどいかもだけど、フェラぐらいはしてくれるでしょう。
 しかし、部屋に入って抱きつくと、彼女が体を強ばらせた。キスさえはねのけられた。どうして有希ちゃん?
「ヘンなことしないって言ったでしょ!」
「だけど…」
「最近してないからたまってるんでしょ? 私もセックスはまあ好きなほうだけど、でも今日はそんな気分じゃないから!」開けっぴろげだけど、はっきり断ってきてる。こりゃダメだ。そのまま何事もなく部屋飲み
だけで解散した翌日、習字で書いた有希の名前を写メって、メールしてみた。
『こんばんわ。また書いてみたよ!』
『前もらったやつのが上手かな(笑)。でもありがと。おやすみ!』
 淳は「毎日、習字で彼女の名前を書いた」と言ってた。オレは毎日メールしてやろう。
『今日のはどうだろう?(笑)』
『すごーい上手。マー君えらい!』
 ひらがなも送ってやるか。
『今日はひらがなDAYですよ!』
『手抜きかしら?(笑)』
 そんなこんなで毎日送り続けること5日、彼女からデートの誘いが来た。
『今日もご苦労様。ありがと!ねえねえ。今週末どっか行かない?』
 淳先生、おそれいります。正直、亮クンのほうが好きだったけど、今日からは淳派になります。
そして日曜。本日は、横浜「みなとみらい」へレンタカーデートという気合いの入れたプランを立てている。
「おっ、有希ちゃーん!」
「お待たせ」
 前回とおなじヒラヒラワンピースを着ている。かわいいねえ。有希ちゃん、今日こそはそれ脱いでもらうからね。
 車はみなとみらいに到着した。休日のせいもあり、どこもかしこもカップルだらけだ。さあ。うちらもしっぽりやりましょうか。
 スタバでコーヒーを飲んだ後、観覧車に誘ってみた。
マー君、ヘンなことするんでしょ? やだー」
 顔は笑っている。本心はヘンなことしてもらいたがってるね。
 観覧車の中で肩を抱いてみた。彼女もオレの手をギュっと握ってくる。
 ボックスが12時の位置に来たところでキスをした。わっ、舌をからめてきたよ、この子。
「もー、マー君ヘンなことしないって言ったじゃん」
 よー言うわ。
 観覧車の後は、展望のいいレストランでメシを食って、そろそろ帰ることになった。ここから一気に夜に向かって突き進むぞ。夜9時すぎ、レンタカーで自宅の前まで戻ってきた。
「うち寄っていってよ」
「どうせヘンなことするんでしょ?」
 それまだ言うか。照れ隠しなのわかってるって。
「ここ何日か、有希ちゃんの名前を習字でいっぱい書いたから、だいぶ上手になったんだ。実際に書いてるところを見てほしくて」
「それならいいよ」
 女ってのはなにかと理由付けがいるんですね。
 部屋に入り、さっそく習字道具を用意する。
「見ててね。有希ちゃんのこと思って書くからね」
「…うん」
 ゆっくりと丁寧に筆を進めていく。すらすらすら。
マー君、ほんとに上手じゃん」
「パーティのときからもう100回は書いてるし」
 有希をジーと見つめる。あれ、目がちょっとキラキラしてる。もしかして涙? 
マー君、ありがとっ」
 はぁ.、名前を書くってこんなに効果があるものなんだ。ちょっとした大発見だぞ、こりゃ。
 習字道具を横に寄せて、彼女に抱きついた。レロレロとキスをかまして股間に手をやる。ぐっしょり濡れてる。生理からもう一週間経ってるし、これは血じゃないな。