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出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

出会いがないのでこの時代に手紙でナンパしてみた

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街中でビラ配りしてる可愛い女の子たちを見かけるたびに、声を掛けたいと思っていた。でも仕事中にナンパしたってうまく行くはずはない。こんなときこそ手紙の出番ではないか。というわけで、今回は路上でビラやティッシュを配ってるカワイ子ちゃんたちがターゲットだ。週末の良く晴れた午後、上野駅の改札で待ち合わせた。まさにデート日和だ。
 そこに現れたのは…
「こんにちは.!」
 やった! かなりカワイイと思っていた好みのタイプの6番の女の子だ。
「ご飯何食べましょうか? 一応食べログでパスタの美味しいとこと中華のお店は調べておきました」
「じゃあパスタ好きなんでイタリアンにしませんか?」
 ということで店まで5分ほどの道のりを世間話をしながら歩く。
「みどりさんはいくつなの?」
「26ですよ」
「なんかもっと若くみえるね!学生っぽくもみえる」
「結構それ言われます。フフ」
 顔は女子アナの夏目三久をぽっちゃりさせた感じで、肌なんかもつるつるでゆで卵みたいだ。楽しい一日になりそうだ。店に到着し、席のメニューを開く。
「みどりちゃん、お酒の方はどうなの?」「私、全然飲めないんですよ.」
「あーそうなんだ」
 うん、かなり残念。ずっと飲める子が続いてたから油断していた。シラフの女の子ってどう口説けばいいのだろう?
「家は実家?」
「はい、両親と兄と妹と住んでます」
「兄弟は仲良いの?」
「妹とは仲いいですね。結構一緒に出掛けたりしますよ…」質問には素直に答えてくれるけど、話が膨らんでいかない。緊張しているのか。
「ビラ配りはバイト?」
「そうですね、フリーターなんですけど、週に3日くらい働いてます」
「そうなんだ、休みの日とかは何してるの?」
「そうですね.人混み苦手なんで、家に居るのが多いですよ.」
「あんま外出ないの?」「でも音楽好きなんでライブには良く行きますね.。あと若手のお笑いが好きなんでそれも見に行きます!」
 興味あることだとさすがにテンション高めだ。
「ふ.ん、音楽はどんなの聴くの?」
「ファンモンとかB’zが好きで、ライブ行きますね!」
「ファンモンって、解散しちゃうんだよね?」
「そうなんですよー。なんか辛いですね…。でも解散ライブ、2日とも行けるので…」
「そっかそっか」
 …うーん、このままだと色気のある話に転がっていかないぞ。その後も淡々と料理を食べながら、彼女のキャラを探っていく。
「彼氏いたのっていつぐらい?」
「半年前くらいですね」
「年上の人?」
「はい。まえ会社で働いてたと
きの上司なんですけど」
「不倫、ではないよね?」
「あはは、違います」
「ふ.ん、長く続いたの?」
「付き合って1年くらいで彼が会社の他の女の子に手を出して、それからごちゃごちゃあって結局私が会社辞めさせられて…」
「それはひどいね。腹立ったでしょ?」
「腹が立つより悲しかったですよね。それから人間不信になりました」
 とはいえ、こうして手紙男に会いに来てくれるほどなのだから、痛手からは回復したのだろう。
 それにしても酒を飲まない子に下ネタトークへは移行しにくい。カラオケボックスでチャンスを狙うことにしよう。
「ねぇ、みどりちゃん、カラオケ好き? ご飯食べたら行ってみない?」
「いいですね。私カラオケ好きですよ!」
 いざ近くのカラオケボックスに入ってみると、お互い交互に曲を入れてガンガン歌いまくる流れになってしまった。俺も勢いでBOOWYと布袋を熱唱。ヤバい、彼女ちょっと引いているかも。
 ここはウケの良さそうな福山でも歌いながら、少しスキンシップしてみることに。前回は焦ってキスして拒絶されただけに、慎重に進めたい。
「みどりちゃん、もうちょっと近くにきてよ」
 おねだりすると、ゆっくりと、かなり近くまで寄ってくれた!これは良い展開だ。
 密着しながら彼女の腰に手をまわす。あれ? いいんですか?このままキスしますよ? 次はキスですよー??
「ほっぺにキスしていい?」
 念のため確認してみたが、みどりちゃんは無言のまま。これはOKと取っていいのだね?ほっぺに軽くキスをして、その流れでゆっくり口に移動させた。
 おぉーーこんなに簡単でいいのかぁぁぁーー! 調子に乗ってゆっくり舌を出すと向こうから絡ませてくるし!!
 心の中でガッツポーズである。今夜はいけるかもな。いや、まだ焦ってはいかん。ここはゆっくり、イチャイチャしつつカラオケを楽しんでから、ホテルに誘いだすのだ。
「じゃ、オレB’z歌うから、次ファンモン歌ってよ!」
「いいですよ!」
「でもファンモンて人気あるのに解散しちゃうんだねー、でもあのDJは和尚さん継ぐんでしょ? 何かほかの2人が可哀想だねー」
「………」
 あれ? なんか空気が変わったぞ。みどりちゃんが黙って下を向いてしまった。オレまずいこと言ったかな?
「ちょっとトイレに行ってくるうつむいたまま彼女がトイレへ。戻ってくると、静かな部屋のなかでしくしくと泣きはじめた。これはマズイ、マズすぎる…。「ごめん、俺なんかヒドいこと言ったかな?」
「……ファンモンのこと何も知らないのに…ヒックヒック…なんでそんなこと言うんですか!」
 えええ..? そんな怒るようなこと言ったっけ? 和尚のこと? 和尚のこと悪く言った?
 涙の理由はさっぱりわからないが、彼女は泣き止まない。そのままカラオケを出てからも、路上にしゃがみ込んでオンオン声を上げて泣きじゃくる始末だ。もうどうにも手が付けられない。