出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

恋人を作るため友達に女の子を紹介してもらったが

今回の目的は、独身のオレが、恋人を作ることだ。
会社パレを避けるため顔写真は載せられないが、昔の読者の方ならルックスはご存じかと思う。顔はコブクロの大きい方にやや似ていて、身長173、体型は細身だ。
バッと見、モテるタイプではないけれど、まったくダメダメだとも思わない。対人恐怖とか極端な奥手とかでもないし。
しかしこれがなかなか上手くいかないのだ。28オからの4年間、連載を書かせてもらい、その中であらゆる努力をしたけれど、ついに恋人はできなかった。
もう恋人を作ることはあきらめたと宣言した。世の女すべてに対し悪態をつき、一人で生きてゆくと表明した。
あれから5 年の月日が経った。
その間、なにもなかった。車を買ったりサーフィンを始めてみたりしたけれど、女性関係では何もなかった。友人に紹介された女性と2 人きりで、食事だなんだと出かけたことは何度かある。でも、どうにも気分が乗ってこないで、いつしかフェイドアウトの繰り返しだ。
じっくり考えてはっきりした答えが出た。
オレは美女と付き合いたいのだ。 できれば長澤まさみのような。それは望みすぎだとしても、ワンランク下げて竹内アナのような。そして性格も穏やかな子がいい。最近はナマイキな口をきく女性が多いが、そういうのは本当に嫌いだ。せめ
てご飯を奢ってもらったら笑顔で「こちそうさま」と言えるくらいの常識は持っていて欲しい。
世の中はl 二十代後半の独身男をモテない野郎たちと位置づけたいようだが、それは違う。オレたちは( 少なくともオレは )ブスと結婚するぐらいなら独身のほうがマシだと本気で思っている。いや、ブスとは言わず、60点くらいの女性だとしても、付き合ったり結婚したりは勘弁だ。だから独り身なだけなのだ。
身の程知らずと喘われるのは党悟のうえだ。コブクロの大きい方みたいな顔して、何を苔沢なとおっしゃるかもしれない。しかし、このラインは譲れない。妥協してまで恋愛や結婚をするような人生にどんな意味があるというのか。
この連載は、編集部のセントウさんのように、がむしゃらにいろんな出会いを試してみるといったものにはならないだろう。サラリーマンの平凡な生活の中で、愛し愛される相手を探し求めていきたいと思っている。いま世間には03代後半の独身男性も多いと聞く。妥協しないばかりにずるずる馬齢を重ねてしまった、そんな同士たちの共感を得られるのではないか。今年1 月、ある女性と知り合う機会があった。以前からの知人であるF氏と食事していたとき、電話で1人の女の子を誘ってくれたのだ。
時刻は夜の10時を回っていた。なのにその子はわざわざ家の近所の駅までなら出てきてくれるという。
「なかなか可愛かったはずやぞ。会いに行くか」なんでもその子マユちゃんは、F氏が5年も前にお見合いパーティで知り合い、ちょこちょこメールだけの関係を続けてきたのだそうだ。当時で20代前半だったようだから、今では20代後半か。夜
中に出てくるぐ らいなら、当然、独身のはずだ。とにかく愛車を飛ばして、彼女の住む赤羽まで出向いてみたところ、駅前で待っていたのは、確かに可愛いコだった。庄司の奥さんのミキティに似ている。
3人で居酒屋に入るや、隣に座ったマユちゃん
がオレに言う。
「遅かったね。だいぶ待ったよ」初対面なのにいきなりタメロなところは、オレの求める穏やかな女性像とかけ離れている。ルックスは59点だけど、こりゃないなと瞬時に判断した」
「クルマで来たんだよね? 都内でクルマ持ってるって凄くない? 」
「いやぁ、まあ 」
「駐車場いくら? 」
「4万」
「ひぇぇーー!」
大げさに驚いた彼女は、目をらんらんと輝かせて言った。
「そうだ。月末にさ、女ばっかり3 人で二泊でスノボ行くんだけど、クルマ出してよ。一緒に行こうよ 」
要するに運転手として参加しろという意味らしい。
悔むところだ。利用されてる感ありありだけど、こんなに可愛いコの友達が来るなら、ちょっとは期待していいような気もする。ただ、性格も同じようなのばかりだったら苦しい旅行になるだろう。おしとやかさのカケラもないような女たちに囲まれても心はときめかない。
悪い話じゃないはずなのに、また5年前の連載時のようなムダ骨を折りそうな気がして、どうしても即答できない。その後は彼女の仕事の話などを聞き、1 時間ほどで場はお開きとなった。
翌日、メールが来た
「昨日はご馳走様でした。そして、愚痴話を聞いていただきありがとうございました。では、スノポ詳細決まったら又お知らせしますi 」
途端に印象が変わった。こんなに礼犠正しい子だったとは。
参加することに決めた。自腹で8万円も出してスタッドレスタイヤを買い、その日が来るのを待ちわびた。友だち2人のうち1人でもオレ好みだったら、8万の投資もムダにはならないはずだ。
当日、初めて対面した2 人の女性の容姿は、お世辞にも美女とは呼ペないものだった。はっきり言えば醜女だ。さらに、ガサツで行儀悪く、まった<魅力を感じない人たちだった。
そして唯一の美女 `マユちゃんにも同棲しているカレシがいるとわかり、攻め口は消滅。二泊三日のスノポ旅行は、まったくときめくことなく終了した。
帰りのサーピスエリアで女の一人が言った。
「昨日マユに胸のカップ聞いてたでしょ。あの子、そういうの嫌いなんだよ。あんた、もう出禁だよ」
タイヤを買い、往復の運転までこなしている男にこの言い草はどうなのだ。こんな失礼でブス揃いの集団出禁で結構、こっちから願い下げだ。