出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

ロンブーの淳のナンパ術は成功するのか実践してみた

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ロンブーの淳が結婚した。お相手の香那さんはキレイで性格も穏やかで、まったくうらやましい限りだ。
 さて、その結婚発表のバラエティ番組で、気になることが一つあった。淳がいったんは別れた彼女に復縁をせまるとき、こんな作戦を使ったというのだ。
淳「毎日、彼女の名前を習字で書いて、それを束にして彼女に渡したんだけど(要約)」
怖い、重い、キモい。オレのような凡庸な男はそう思ってしまうが、現に淳はこの手法で香那さんをヨメにしている。ひょっとしてコレ、かなり使える手法なのでは?
 番組で見た淳の字は、かなり上手かった。やはり下手クソでは女心も奪えないものと思われる。
 なのでオレも習字教室に1日だけ通ってみた。ひたすら練習すること3時間。要するに、ゆっくり&ていねいを意識すれば、それなりにキレイに書けることがわかった。では、出発!
 出発先は、お見合いパーティだ。オレには復縁したい相手などいないのだから、こういう場に来るしかない。
 会場をざっと見渡したところ、女性6番が気になった。女のコらしいブラウスのカワイ子ちゃんだ。回転寿司タイムで名前を確認する。
「3番の仙頭です」
「あ、どうも」
 プロフィールカードには
「有希、有希」とある。年齢は29才だ。
「有希さんは何の仕事をしてるんですか?」
「販売員です」
「ファッション系?」
「デパートです」
 1分ほどで会話は終了し、次の相手へ…向かわず、席を立って会場の外へ。
 カバンの中から習字道具を取り出し、廊下に半紙とスズリを並べる。有希ちゃん、今から君の名前を書くからね。
 有希、有希、有希。淳がやってたみたいに平仮名バージョンも織り交ぜておこう。ゆき、有希、ゆき。
10枚の作品が完成した。さあパーティに戻ろう。会場では後半のフリータイムが始まるところだった。有希の席は…まだ空いている。
「座っていいですか?」
「あ、はい」
「もう誰が誰だかわからなくなるでしょ?」
「そうですね」
「だからぼく、自分のことをしっかり伝えたいと思って、渡したいものがあるんだけど」
 カバンから書いたばかりの習字の束を取り出した。
「なにそれ?」
「ぼくは習字をやってるんで。今さっきぱっと会場の外に出て、有希さんの名前を書いて来たんです。これあげる」
 彼女はちょっと躊躇いながらも受け取った。
「ビックリさせました?」
「ううん。私、こういうの好きなんで。ありがとうございます」
 引かれるかもと思ったが、素直に喜んでいる。さすが淳、あいつは女をトロかす天才だ。
「書いたばかりだからまだ湿ってるでしょ?」
「でも私、墨の匂い好きだから」
「急いで書いたから文字が崩れてるのもあるんだけど」
「ぜんぜんですよ。ありがとうございます」
 効いた。感触でわかる。これは効いたぞ。パーティを抜け出して習字を書くヤツなんてそうそういないからな。
 結果、見事に有希とオレはカップルになった。
 ただしこの日は、彼女が友達と一緒なので、連絡先を交換して別れることに。夜、彼女からこんなメールが届いた。
『今日はありがとうございました。習字もすっごい嬉しかったです!! これから仲良くしていけたらいいですね。今週ゴハンとか行きませんか?』
 淳! あんたやっぱりスゴイ男だよ! 向こうから誘ってきちゃったよ!
午後6時。待ち合わせ場所の新宿駅前に、有希がやってきた。
 胸回りが大きく開いたブラウスを着ている。おめかしして来てくれたようだ。
 飲み屋へ入って、カウンター席に並んで座った。
「有希ちゃん、何飲む?」
「じゃあマリブコーク。わたし甘いのしか飲めないんで」
 かわいいこと言いますな。でもマリブってアルコールけっこう強いんだよ。
 会話はお互いの自己紹介のおさらいから始まり、仕事や恋バナへ。話ははずみ、彼女の酒のピッチもいい。
「仙頭さんは、私のことを有希ちゃんって呼ぶじゃないですか。私は何て呼べばいい?」
「あ、マー君でいいけど」
「じゃあマー君って呼ぶね」
 いい感じだぞ!
「うれしいなぁ。習字を渡してよかったよ」
「うん、うれしかった」
 1時間ちょいで飲み屋を出た。有希がやけにくっついて歩いてくる。こんな素早い展開、初めてかもしれない。
 幸い、2人は同じ沿線に住んでいる。部屋飲みに誘ってみるか。
「地元で飲もうよ。そのほうが帰りやすいでしょ?」
「うんそうだね」
 電車に乗り込んだ。あっ、並んで2つ席が空いてるじゃん。ねえねえ座ろうよ。
 と声をかけたが、彼女は首を横に振った。
「いや、ちょっと今、座ったらやばいんで」
「どういうこと?」
「…生理だから。今座ったらグチャグチャになるんで」
 さらに彼女はジーパンの尻を向けてきた。
「血付いてない?」
「…うん」
 なんだか品のない子だな。あるいはもう酔っ払ってるのか?
 オレの地元駅で一緒に降り、改札を出たところで手を強く握った。
「どこ行くの?」
ぼくんちは? どんな部屋に住んでるか見てもらいたいし」
「ヘンなことしない?」
「大丈夫だって」
 彼女はすんなり家までついてくる。よしよし。生理ならセックスはしんどいかもだけど、フェラぐらいはしてくれるでしょう。
 しかし、部屋に入って抱きつくと、彼女が体を強ばらせた。キスさえはねのけられた。どうして有希ちゃん?
「ヘンなことしないって言ったでしょ!」
「だけど…」
「最近してないからたまってるんでしょ? 私もセックスはまあ好きなほうだけど、でも今日はそんな気分じゃないから!」開けっぴろげだけど、はっきり断ってきてる。こりゃダメだ。そのまま何事もなく部屋飲み
だけで解散した翌日、習字で書いた有希の名前を写メって、メールしてみた。
『こんばんわ。また書いてみたよ!』
『前もらったやつのが上手かな(笑)。でもありがと。おやすみ!』
 淳は「毎日、習字で彼女の名前を書いた」と言ってた。オレは毎日メールしてやろう。
『今日のはどうだろう?(笑)』
『すごーい上手。マー君えらい!』
 ひらがなも送ってやるか。
『今日はひらがなDAYですよ!』
『手抜きかしら?(笑)』
 そんなこんなで毎日送り続けること5日、彼女からデートの誘いが来た。
『今日もご苦労様。ありがと!ねえねえ。今週末どっか行かない?』
 淳先生、おそれいります。正直、亮クンのほうが好きだったけど、今日からは淳派になります。
そして日曜。本日は、横浜「みなとみらい」へレンタカーデートという気合いの入れたプランを立てている。
「おっ、有希ちゃーん!」
「お待たせ」
 前回とおなじヒラヒラワンピースを着ている。かわいいねえ。有希ちゃん、今日こそはそれ脱いでもらうからね。
 車はみなとみらいに到着した。休日のせいもあり、どこもかしこもカップルだらけだ。さあ。うちらもしっぽりやりましょうか。
 スタバでコーヒーを飲んだ後、観覧車に誘ってみた。
マー君、ヘンなことするんでしょ? やだー」
 顔は笑っている。本心はヘンなことしてもらいたがってるね。
 観覧車の中で肩を抱いてみた。彼女もオレの手をギュっと握ってくる。
 ボックスが12時の位置に来たところでキスをした。わっ、舌をからめてきたよ、この子。
「もー、マー君ヘンなことしないって言ったじゃん」
 よー言うわ。
 観覧車の後は、展望のいいレストランでメシを食って、そろそろ帰ることになった。ここから一気に夜に向かって突き進むぞ。夜9時すぎ、レンタカーで自宅の前まで戻ってきた。
「うち寄っていってよ」
「どうせヘンなことするんでしょ?」
 それまだ言うか。照れ隠しなのわかってるって。
「ここ何日か、有希ちゃんの名前を習字でいっぱい書いたから、だいぶ上手になったんだ。実際に書いてるところを見てほしくて」
「それならいいよ」
 女ってのはなにかと理由付けがいるんですね。
 部屋に入り、さっそく習字道具を用意する。
「見ててね。有希ちゃんのこと思って書くからね」
「…うん」
 ゆっくりと丁寧に筆を進めていく。すらすらすら。
マー君、ほんとに上手じゃん」
「パーティのときからもう100回は書いてるし」
 有希をジーと見つめる。あれ、目がちょっとキラキラしてる。もしかして涙? 
マー君、ありがとっ」
 はぁ.、名前を書くってこんなに効果があるものなんだ。ちょっとした大発見だぞ、こりゃ。
 習字道具を横に寄せて、彼女に抱きついた。レロレロとキスをかまして股間に手をやる。ぐっしょり濡れてる。生理からもう一週間経ってるし、これは血じゃないな。

出会いを求めてこの時代にテレクラを使ってみた

駅裏の繁華街を歩くと、寂れたスナック風の平屋が見えてきた。ここが目的地だ。
 中に入り案内されたのはソファとテーブルだけの1畳ちょいの狭い個室だ。薄い壁はタバコのヤニで真っ茶色に変色している。
 電話を待っているうちに、前方の部屋から50才くらいのオッ
サンの声が聞こえてきた。
「うん、そうなんだ。今日はずっと家にいたの? あっ、お子さんの面倒見てたのね。うんうん。じゃあ今までテレクラで男の人と会ったことは何回かあるんだね」
 声の調子が自然で上手い。この人、経験豊富なのは間違いない。アポれそうな流れだ。
 ところがどっこい。
「え? ダメ? 会ってくれないの? そうか…」
 はい、残念でした。
 直後に、オレの部屋の電話が鳴った。タイミング的に、隣のおっさんを断った女だろう。
「もしもし」
「もしもし、さっき他の男性と話してました?」
「うん」
「家にいるんですか?」
「うん、ずっと家。いろいろ子どもの世話があったからさ」
 声だけ聞くに30代後半の人妻ってところか。
「まだ忙しいカンジですか?」
「ううん、一段落ついて落ち着いたから電話したんだ」
 さぁ、適当な世間話からなんとかアポれる流れに持っていきたいところだが。「そうなんですか。お姉さん若
いですよね? テレクラで若い人と話せるなんて思わなかったです」
「ほんと? 私なんて若くないって」
「そうですか? でも声はステキですけど」
 おっさんの二の舞にならないよう、思ってもいないことを次々と言い、なんとか会話をつないでいく。
 彼女の名前はミカさん。30才の人妻だそうだ。体型や容姿のことを聞いてガチャ切りされるのを避けるため、それ以外のことにはあえて触れないことにした。
「お兄さんさ、カンジいいよね」
「あっ、ありがとうございます。ちなみに、こうしてテレクラでお話した方とお会いすることは考えてらっしゃるんですかね」
「うん、お兄さんだったら会ってもいいよ。ワリキリだけどね」
 よし、会う事にしましょうか。「でしたら、これから会いましょうよ。でも、このへん詳しくないんで、どこか適当に待ち合わせ場所決めてもらえませんかね?」
「そしたらさ、そこからまっすぐ行ったとこのスーパーの一階のベンチにいてよ。歩いて20分くらいだけど、バス使ってもいいからね」
 バスに乗り、目的地のスーパーへ。自動ドアが開いてすぐのところにちゃんとベンチがあった。
 周囲をキョロキョロと見回していると、ネズミ色のニットを着た、南海キャンディースの山ちゃんみたいなメガネデブが手を振りながらやって来た。あいつか。
「あっ、いたいたー」
「ミカさんですか?」
「あははっ、そうじゃなきゃ誰なのよ!」
 ネイティブな茨城イントネーションでこちらに近づき、すぐさまオレの腕を取るミカさん。近くで見ると、本当に山ちゃんにそっくりだ。
「んじゃ、いこっかー」
 ニコニコしながら腕を取ってベタベタしてくるのは、恋人プレイってことですか?
「ホテルこっちね、バス使うから」
「遠いんですか?」
「すぐだよ、すぐ」
 グイグイと腕を引っ張り、前方にあるバス停まで一直線で歩いて行く。
「あぁ.ホントに来てくれたんだね.! よかった」
 気付いた。そうか、これは恋人プレイなんかではなく、オレのことを逃さないための戦略だったのだ。
「あの、電話で話せなかったんですけどいくらですかね」
「1万5千円でいい? ホテル代別で」
「わかりました」
「ありがとー、今日は子どもが風邪で休んじゃったから仕事できなくてさ」
「お仕事なにされてるんでしたっけ?」
「んーアパレル関係」
「あぁ、だからオシャレさんなんですね」
 まぁ見た目は普通の30代のオバサンで、別にオシャレなわけではまったくない。
「あーやっぱりわかる? そうなんだよね」
「販売の方ですか? それともバイヤーとか?」
「うーん、ちょっと違うかな。どっちかっていうと製作のほう」
「デザイナーさんってことですかね?」「違うちがう、作ったりするほうだよ、工場とかの」
 それをアパレルと呼んでもいいのかはなはなだ疑問だが黙っておこう。バスを降り、メイン通りから1本入った路地裏にラブホがあった。一緒に門をくぐる。
「ここね、ドリンク一杯好きなの頼めるの。何がいい?」
「じゃあ、コーラでお願いします」
 山ちゃんが眉毛をハの字にした。
「それさ、私に言ってどうすんのよ。そこのフロントの人に言いなって」
「すみません」
 もう逃げられない段階になるや、いきなりぞんざいな口調になるとは、この女、なめてかかれないぞ。部屋に入り、山ちゃんはタバコに火をつけた。
「おにいさん、なんか若いよね?いくつ?」
「27です」
「じゃあ結婚してんでしょ?」
「いえ、独身で彼女もいないです」
「なに、彼女いないの? じゃあ何してきたのよ、今まで」
「いや、恋人がいたことはありますよ」
「そういうことじゃないって。今なんでいないのってこと。それ、何か問題があるってこと?あ、ゴメン! 最近別れたばっかりとか?」
「いえ、3.4年いないですけど」
 山ちゃんはハァとため息混じりにタバコの火を消した。いま、明らかにバカにしたような表情したよ、この人。
「なんだろうね.? モテない理由。格好かな?」
 オレの方をジロジロと観察し、山ちゃんはワイシャツの袖をつかんできた。
「これね、まくったほうがいいよ」
「そうですか?」
「そうそう、全体的に重い雰囲気が漂ってんだよね、お兄さん」
「はぁ」
「あとね、そのデニムもちょっと重いよね、重い」
「どうすればいいですか? もっと薄い色とか?」
「まくったほうがいいんだよ、そのデニム」
 そう言ってズボンの裾を二回まくってくれた。丈が合ってないんだけど、これがオシャレなんですか、アパレル勤務のあなた的には。
「ありがとうございます。なんだかミカさんオシャレですもんね。ちなみにそのデニムはどこで買ったんですか?」
「これ? デニムじゃないよ。実はデニムに見せかけてチノパン。昨日買ったばっかりなんだよね」
「へぇ.どこで買ったんですか」「ユニクロ
「あ.ユニクロなんかもよく行くんですね」
「うーん、ユニクロとかはそんな行かないよ」
「じゃあ普段はどこで買い物するんですか?」
「ドンキかな.。あ、違うわ、最近はドンキより断然メガドンキだわ! わかる? 野球場の方にあるメガドンキ。あそこはなんでも揃うからね!」
 なぜオレはそんな人にオシャレ講義を受け、裾をアップされているのだろう。彼女の右腕に十字架のタトゥーが入っていた。元ヤンには見えないし、普通にオシャレで入れたものだろうか。
「そのタトゥー、カッコイイですね」
「なに? 興味あんの?」「そうですね、少し」
「タトゥーなんてやめといた方がいいよ」
 思いっきり上から目線でたしなめるような語り口だ。
「そうですか。オシャレでいいと思いますけど」
「あーそういうカンジなんだ」
 山ちゃんは、またバカにしたような表情でこちらを見てきた。褒めてるはずだが、なぜ?
「タトゥーに憧れてるんだ?」
「そうですね、カッコいいと思います」
 表情を見るに、何か不満があるらしい。
「私ね、いっちばんダサいと思うのがさ、タトゥー入れてとりあえず見せつけたいヤツらなんだよね」
「あぁ」
「オシャレとかさ、そういうのじゃなくて、見せたいだけ。そういうのが一番弱い人間だよ」
「なるほど」
「だからさ、そういう意識でならはっきり言ってダサいからね」
「わかりました」
 左腕で自分のタトゥーをなでながらニヤニヤとデメリットを説く山ちゃん。そういう態度こそ見せつけてませんかね。
「あとさ、実生活で困ることけっこうあるよ.?」
「あ.お風呂とかですかね?」
「そうそう。止められるからね実際」
「じゃあやっぱり結構困るもんですか?」
「それがね、私レベルになるともう顔パスなんだよね、近くに健康ランドがあるんだけどさ」
 私レベルというのは何を意味しているのだろう。言葉の選択を誤っていないか?「じゃあ私、おフロ先に入るね」
 オレを残し、山ちゃんはシャワールームへと消えていった。
 風呂から出ると、先にシャワーを浴びたはずの山ちゃんがベッドにいない。代わりにトイレから「うーん」とうなる声が聞こえてくる。セックスの直前にクソか。
 自由な人だな。
 山ちゃんがスッキリした表情でトイレから出てきたのはおよそ15分後だ。
「あ.、やっと出たよ.」
 当然、もう一回シャワーに向かうのかと思えば、まったくそんな素振りはなく、まっすぐベッドに上ってきた。
 ガウンの下から現れたのは、乳首が床に垂直に突き刺さりそうなほど垂れ下がった胸と、ボウボウに生い茂ったマン毛だった。
「じゃあフェラするね」
 山ちゃんは手コキとフェラチオを開始した。そのままシックスナインの体勢になろうとまでしてきたが、それはケツを叩いて断った。ウンコくさいアナルなんてごめん被ります。
 やや勃起してきたので、正常位のポジションになり、マン毛の茂みをかき分けて挿入を試みる。が、数回のピストン運動で早くもチンコは萎んでしまった。ダメだ、こんなユルマンではどうにもならん。
 山ちゃんが背中をポンと叩く。「あれ? なんか勃起してなくない?」
「あぁ、なんだかムリっぽいですね」
「あなたさ、若いんだからもっとしっかりしないとダメだよ.」
「……はい」
「やっと気持ち良くなりかけたのに.」「すみません、もう終わりでいいです」
 中途半端にセックスを終えると、ソファに腰掛けた山ちゃんはタバコに火をつけた。
「てかさ、そんなにワリキリするほどエッチしてないわけ?」「そうですね、してないですね」
「なに? そしたらいっつも家でオナニー?」
 あ、またこっちをバカにしたような表情になったぞ。
「もうさ、東京に住んでる意味ホンットないよね、東京なんてセックスする相手いっぱいいるのに」
「いや、それがそうでも…」
「でもチンチン立たないんじゃ意味ないよね。あんた、いいモノ持ってるんだからもったいないよ。わかった?」
「何がですか」
「だーかーらー、ワリキリなんかしてないで彼女作りなさいって!」

心理カウンセラーの仕事がエッチなカウンセリングにまでなった話

フリーの心理カウンセラーの仕事を始めて4年になります。カウンセリング業はうつ病摂食障害パニック障害など様々な症状を持つクライアントさんとメールで連絡を取り合い喫茶店などでお話を伺い、1時間5千円ほどの料金を頂くのが基本。顧客の数も不安定なので、生活費のほとんどは風俗で賄っている状態です。
 私自身、うつ病パニック障害のせいで一般の仕事に対応できず、風俗の世界に足を踏み入れた人間です。
 心の病の辛さがわかるだけに、自分のカウンセリングを通じて症状が改善し、感謝の言葉を頂けたときが何よりも嬉しいのです。
 しかし、苦しむ人たちを助けたいという気持ちが人一倍強いからか、特に男性のお客様を相手にしたとき、思わぬ方向に進んでしまうことがあるのです。社内専属のカウンセラーに
 1年ほど前、私のホームぺージを見た男性から依頼メールが届きました。
『自分の会社に鬱病の社員がいて困っています。相談に乗って頂けないでしょうか?』
 社員5人ほどの小さなIT系企業の40代の社長さんで、会社の業務が忙しすぎて社員のほとんどが精神的に問題を抱えている状態らしく、このままでは大きな損失が出てしまうと心配されていました。
 早速、話を伺いに会社へ伺うと、やり手ビジネスマン風の男性が現れました。「社長の山内です。メールでお伝えしたとおり、社員が大きなストレスを抱えている状態でして、社内に専属の心理カウンセラーを付けようと思ってるんです。可能ですか?」
「はい、もちろんですよ」
 カウンセラー業は不定期な仕事だけに、専属契約はありがたいお話です。
 話し合いの結果、週に1.2日の訪問で5人の社員全員とそれぞれ1時間程度の面談を交わし、月8万円を頂く契約となりました。一般的なクリニックに比べ、良心的な料金設定だと思います。
 翌週から社員の皆さんとの面談が始まりました。
 カウンセリングと言っても、その内容は一言でいうと雑談。相手の話をうまく引き出してあげることが重要です。
 奥さんとの不仲に悩んでる
Aさん、自分の時間がないと愚痴るBさん、ストレスのせいかやたらと毒を吐くCさん、一番元気そうなDさん。
 みな、それほど病んではいないものの、寝る間もなく働いているだけに、大きなストレスを感じているようでした。
 中でも一番症状が重いEさんは自宅療養中とのことなので、近くの喫茶店で会うことになりました。
「薬はちゃんと飲んでます。でも全然寝られないし、仕事をする気力も起きなくて…」
 彼は精神科医に会社を休むよう勧めらるレベルでしたが、最初のカウンセリングを終えたときに笑顔でお礼を言われ、手応えを感じました。みんなでシェアさせてもらえない?
 1カ月が過ぎたとき、飲み会の席で(カウンセリング後、社員たちに誘われ居酒屋に行くのが定例になっていた)、酔ったDさんが言いました。
「Aさん、最近矢沢さん(私のこと)と仲良くないですか? まだ嫁と離婚してないクセに」
「なんだよ、いいじゃねえか。明日にでも別れるよ」
「ダメっスよ。おれ、矢沢さんのこと本気で好きなんスから」
「ちょっと待て、俺だってマジで好きだって」
「いや、俺だって」
 頻繁に顔を合わせ親身にお話を伺うだけに、男性のクライアントが女性カウンセラーに恋心を頂くことは珍しくありません。すると社長さんが酔った勢いか、驚きの提案をしました。
「矢沢ちゃん、このままだと逆に会社の雰囲気悪くなっちゃうからさ、みんなでシェアさせてもらえない? ちゃん
とお金も払うから」
「え? 何言ってるんですか?」
「みんなも口説くとか云々いってるけど、ホントはヤリたいだけなんだろ?」
「ちょっと何言ってるんですか! ヤメてくださいよ」
 その場では単なる冗談だと思っていました。
 しかしその3日後、社長さんが真顔で条件を提示してきたのです。カウンセリングのほかに5人の社員全員と週に
1度のセックスを含め、30万円を払うというものでした。デリをやってることなんて知らないはずなのに、なんて大胆な提案でしょう。
「社長さん、本気で言ってるんですか? やりませんよ、そんなこと」
 とは言ったものの、クライアントの皆さんがそれで本当に元気になってくれるのならやっていいと思えてきたのです。
 でも毎月5人もの男性とセックスして30万円はあまりに安い気がします。
「実際にやるなら、最低でも50万は欲しいです」
 もし出せないなら、このお話は冗談で終り。それでいいと思って伝えました。
「50万かー。お金は俺がどうにかするから、お願いするよ。俺も一回だけでいいからお願いできない?」
「……はい」
 結局、その日の夜、社長さんから50万円を頂き、そのまま社長とホテルに行ってしまったのです。
月8回のカウンセリングで社内の士気がアップ
 週2日、会社に行って手の空いてるメンバーと面談し、その後ホテルに向かう。セックスが終わればホテルを出て会社に戻り、2人目と面談し再びホテルへ。こうして月に最高で8回のカウンセリングとセックスをこなしていきました。
 本格的に病んでいたEさんは病み過ぎて性欲がなかったものの、こちらが優しく誘ってリードしてあげると、最後まですることができました。
 男性はセックスをすると自信を付けるものなのか、1カ月ほどセックス込みのカウンセリングを続けた結果、会社を休んでいたEさんが出勤できるまでになったのです。
 同時にほかの社員たちも、ストレス発散になったのか、目に見えて社内での士気が上がっていったとのことです。
 社長にも感謝され、これぞまさに究極のカウンセリングだと思うようになりました。
 その評判を聞いたのか、後に別の会社の社長さんからも会社専属のカウンセラーになって欲しいと依頼があり(社員7名)、セックス込みの契約を交わして鬱病の社員を根絶させました。
 風俗仕事との違いがわかならなくなりますが、クライアントさんに感謝の言葉を言われると、やってよかったと思えてしまう私です。

街コンに参加してるアラサー女との出会い

大変なことになった。
 発端は、見知らぬ番号からかかってきた電話だ。声の主は初老っぽい女性だった。
「赤澤さんの息子さんですか」
「あ、はい」
「お父さんが倒れて入院しました」
 父親はオレが中2のときに家を出て行き、それ以来、家族とはずっと別居状態がつづいている(離婚はしていない)。大阪で零細企業を経営し、そこそこ羽振りよく暮らしているとは小耳にはさんでいたが、20年以上ロクに会話もしていないオレにとっては他人のようなものだ。
 電話をくれた女性が誰なのかはよくわからない。わざわざオレのケータイを調べて連絡をくれるとは親切な人だ。
 と思ったら、ちょっと様子が違った。
「私、お父さんに1500万円貸してるんです。返してもらえますか」―いろいろと聞いてみたら、とんでもないことになっていた。父親はあっちこっちから会社の運転資金を借りまくっていて、ウン千万単位、ヘタをすれば億ぐらいの借金を抱えているらしい。電話の女性も、債権者の一人のようだ。
 のっけから、連載テーマとはまったく関係ない話になってしまったが、このことによってオレの精神はすっかり病んでしまっている。弁護士に相談したところ、母親やオレまでが借金の肩代わりをしなければならない可能性が出てきてしまったのだ。
 もはや長澤まさみだなんだとのたまってる場合じゃなくなってしまった。人間なんて、心に余裕がないと恋愛なんかする気になれないものなのだ。マッサージ嬢のかおりとも疎遠になった。借金のことで頭がいっぱいなのもあるし、よくよく考えれば、やっぱりアイツはオレのことを奢り男としか見ていないような気がする。あぁ、出るのはタメ息ばかりだ。
 飲みながらそのようなことを友人に愚痴っていたら、彼が街コンで知り合ったという1人の女性を電話で呼び出してくれることになった。元気づけようとしてくれたのだろう。
「まあ、若くはないけど、性格は明るくてイイ子だよ」
「顔は?」
「まあ、それは自分で判断して」
 自分で判断か。ただ、この精神状態で紹介されても、困るといえば困る。なにより実の父親が借金まみれだったら結婚もしてくれないだろうし。
 …そんな心配は杞憂だった。待ち合わせのバーにやってきた女性ハルコは、おばちゃん顔の35才で、オレの理想と遠くかけ離れていたからだ。
 35才で街コンに参加してるぐらいなのだから、普段から結婚にあせっていて、今日もこうやってわざわざ出てきたのだろうけれど、申し訳ない、まったく興味がないです。
 しかしわざわざそんなことを口に
出すこともないので、適当に話を合わせることに。
「赤澤さん、飲まないんですか?」
「うん、クルマやから」
「へえ」
「モテようと思って買ったんやけど」「モテますか?」
「いやー、あかんね」
 ああ、こんなどうでもいい会話をしてる場合じゃないのに。オヤジの借金、
どう処理すればいいんだ。頭が痛い。適当なところで理由をつけて帰ろうと思っていたのだが、なかなかタイミングがつかめないまま、だらだらした会話が続いた。
 興味はないけど、一応、礼儀として尋ねてみる。
「ハルコちゃんはどんな仕事してるん?」
「病院です。放射線技師って仕事」
 放射線技師。ずいぶん稼ぐ仕事だと聞いたことがある。なんでも彼女は医大を卒業し、いまの仕事に就いたという。そんなに優秀だったとは。
 ちょっと心が動いた。
 これまではバイトだろうが無職だろうが、容姿と性格さえ良ければ、金の有る無しはどうでもいいと思っていた。結婚したら専業主婦になってもらい、自分の稼ぎで養っていく。そう考えていたからだ。 しかし今、親の借金がのしかかるか
もしれない将来を思うと、金持ちの子と結婚したほうが幸せになれるような気がしてきた。
 独身男性のみなさんも一度は迷ったことがないだろうか。
 金のない美人か、金のある不美人か。
 どっちが幸せな人生を送れるんだろう。迷う。といっても今は、両者からアプローチを受けて二者択一に悩んでいるわけじゃない。今後の生き方として、どちらを目標にするかという話だ。
 とりあえずここは、興味ナシの態度をあらためて、ハルコもまた交際相手候補としておくほうが賢明だろう。
「ハルコちゃん、彼氏いるの?」
「いやー、いないですよ」
「結婚願望は?」
「そりゃありますよ」
「ふーん、そしたらオレみたいな男はどう?」
 この台詞はオレの得意なジャブだ。ほんのり好意を持っていることを伝えられるうえに、「いやーどうでしょう」みたいな曖昧な回答をされてもさほどショックを受けない便利な文句なのだ。
 しかしハルコの反応は、そのセーフティーネットをあっさり破ってしまった。
「ないですね」
「え?」
「うん、ないなー。うん、ない」
 ここまでハッキリ否定されるとは。なんてことだ。金持ってる女なんてロクでもないな。
 さてそんなわけで現在は、借金問題のせいで、将来をマトモに考えられる状況ではなくなっている。ミニスカ女子とすれ違っても目で追う気力すらないほどだ。

催眠術で女をエロくさせたりエッチな気分にさせたりできるのか

4月末、編集部に胡散臭いメールが届いた。
〈33才の会社員です。趣味で10年ほど催眠術をやっていて、腕に覚えもあります〉
 けっ、催眠術なんてインチキに決まってんじゃん。
 と、いつもならバッサリと切り捨てるところを、あえてそうしなかったのは、メールの文末に魅力的な提案が記されていたからだ。
〈見知らぬ女に催眠術をかけ、編集部の誰かとエッチしたくなるよう仕向けることも可能です〉
 ……マジか? 本当の本当に、そんな悪魔のような術が使えるんだな? ウソだったら僕ちゃん、承知しないからな!後日、メールの主、徳田クン(仮名)に編集部までご足労を願った。まずはその特殊能力をこの目で確かめんことには話が始まらない。
「あ、どうもはじめまして。裏モノ、いつも楽しく読んでます」
 徳田クンはパリッとしたスーツのよく似合う、爽やかな青年だった。オカルト業界の人間によく見受けられる、あの独得なインチキオーラはどこにもない。
「いや、催眠術はオカルトなんかじゃないです。そもそも人の意識ってのは……」
 催眠術の原理をとつとつと説明してくれる徳田クンだが、そんな能書きはいらん。さっさと実技を見せてくれたまえ。
「ですよね。じゃあまずは、両手をアーメンの形でぎゅっと握ってください。で、そのままの状態で両方の人さし指を3センチほどVの字に広げてから、指の間をジッと見つめます。両指がだんだんと閉じていきますよ。どうです?」
 ぶったまげた。本当に指がゆっくりと閉じていくではないか。
「今度は握った両手が離れなくなりますよ。やってみてください」
 またもや彼の言う通りになった。いくら歯を食いしばっても、握り合った両手はぴったりとくっついたままピクリともしない。
「ははは。じゃ、このくらいにしときましょうか」
 徳田クンが俺の耳元でパチンと指を鳴らす。急に固まっていた手が自由になった。ふう。
「タネ明かしをすると、最初の指のやつは催眠術じゃないんです」
 開いた指が勝手に閉じていくのは体の自然な反応に過ぎないそうだ。
「でも、そのおかげで藤塚さんは催眠術というものを少し信じるようになった。だからこそ、暗示にかかりやすくなるわけで。両手が離れなくなったのは、紛れもなく催眠術によるものです」
 ゲ、そうだったのか。徳田クン、あんたスゲーじゃん。
「今のはほんの入り口ですけどね。
催眠状態をより深くしていけば、いろんなことが出来ますよ」
 普段の彼は、合コンにやってきた女に催眠術をかけ、様々な悪さをしている。相手が福山雅治のファンだったら、自分が福山に見えるよう暗示をかけてやすやすとお持ち帰りしたり、あるいは「キミの一番感じる性感帯は手のひらだよ」と信じ込ませ、その場で喘がせたりといった具合に。全知全能の神の御業を聞く思いだ。
 ということは…。
キャバクラ嬢が、おれとセックスしたくなるってのは可能?」
 あんたばっかりイイ思いをしたってしょうがない。おれにだってお裾分けをちょうだいよ。てか、そのた
めに会社に呼んだんだし。
「試したことはないけど、多分、イケると思いますよ」
 よし、信じるぞ。
 さっそく都内某所のキャバクラへ。
 作戦はすでに決まっている。とにかくテーブルにやってくるキャバ嬢に片っ端から催眠をかけ、最後にとある仕掛けをかましておくのだ。
「たとえば”新幹線”という文字を見れば藤塚さんとエッチしたくなるようにしておくんです。で、後から藤塚さんがメールで〝新幹線.と書いめに会社に呼んだんだし。
「試したことはないけど、多分、イケると思いますよ」
 よし、信じるぞ。
 さっそく都内某所のキャバクラへ。
 作戦はすでに決まっている。とにかくテーブルにやってくるキャバ嬢に片っ端から催眠をかけ、最後にとある仕掛けをかましておくのだ。
「たとえば”新幹線”という文字を見れば藤塚さんとエッチしたくなるようにしておくんです。で、後から藤塚さんがメールで〝新幹線.と書いて送ってください。そのままエッチできますから」
 信じがたい魔法だが、ここは信じておくしかない。
 テーブルにキャバ嬢が2人座ると、打ち合わせ通り、おれは徳田クンの太鼓持ち役をはじめた。
「メンタリストって聞いたことあるでしょ。こいつ、その業界の超有名人なんだよね」
 見知らぬ人間にいきなり催眠術の話を持ち出すのは軽率だ。場合によっては無用な警戒心を与えかねない。そこでまずは、手品や心理テストなど、無難なものからはじめていく作戦だ。おれの紹介を受け、彼がスプーンやフォークを取り出す。「どうも。ではご挨拶がわりに、ほら!」
 本物のメンタリスト、 DaiGoさながらに次々とスプーン、フォークをグニャグニャと曲げていく彼。こういうこともできる男なのだ。
 狙い通り、キャバ嬢たちが黄色い声を上げた。
「え、何? 超すごいんだけど」
「今度は両手をグッと握ってみて。で、両方の人さし指を開いて…」
 例のトリックだ。これには2人とも面白いように引っかかり、続いて両手が離れなくなる催眠も同様に成功する。
「きゃー、手が動かないんだけど。これって催眠術?」
「そうだよ。次はこの水を飲んでみようか。桃の味がするよ」
 徳田クンが水の入ったコップをそれぞれ嬢に手渡す。
「本当に桃の味がする!」
 1人は見事にかかった。が、もう1人はいぶかしげに首を傾げる。
「え.、ただの水だよぉ」
 桃の味がしなかった嬢は、これ以上深い催眠には進まない。狙いは残りのひとりに絞られた。
 手を嬢の前にかざし、くねくねと動かす。「俺の手をよーく見てて。ほら、だんだんまぶたが重くなってきたでしょ。だんだん、ほら。よーく見てて。そろそろほら、眠くなってきますよ。ほら…」
 やがて、嬢はゆっくりと目を閉じた。頭が前後左右に小さく揺れているのが、いかにもな感じだ。やるねぇ。
 と、ここで、いきなりボーイのどでかい声が。
「ナツキちゃ.ん、5番テーブルにお願いしま.す」
 自分の名を呼ばれ、ハッとした顔で目を開ける彼女。すっかり正気に戻ったらしい。ちぇ、ここからがいいところなのに。以降、入れ替わり立ち替わりやってきた3人のキャバ嬢に同様のことを繰り返した。しかし、どうも上手く行かない。どのコも最初の入り口までは簡単にかかるが、その先にはなかなか進めない。
 疲れ切った様子で、徳田クンが耳打ちしてくる。
「ちょっと厳しいかもしの目が気になって僕の声に集中できないのかも」
 なんだなんだ、あんな自信満々だったくせにもう諦めんのかよ。
 店を出て喫茶店で反省会だ。
 徳田クンは言う。静かな場所で女と2人きりになれれば確実にかけられるのにと。
 ほう。んじゃ、手コキ風俗ってのはどうだ。完全に個室だし。
 あいつら服を着たままシコシコするけど、セックスはおろかフェラすらしてくれない連中だ。そして何より、ルックスが抜群にいい。手コキ嬢とセックスまで進めばこれはもうどエライことですよ。
 作戦は、キャバクラとほぼ同じだ。まずは徳田クンが手コキ嬢とレンタルームに入り、〝新幹線.の言葉でエッチしたくなるよう催眠をかける。そしておれがその直後に同じ嬢を指名して…。これでいきまっしょい!
 徳田クンが語気を強める。
「単にセックスしたくなるだけじゃなく、ド淫乱にさせましょう。今度こそ絶対成功させますよ」 
********
 徳田クンがレンタルルームから戻ってきた。
「バッチリです。すごくかかりやすいコだったから、完璧に仕込んできました。今お見せします」
 こっそり撮影してもらった動画を再生する。画面には、ベッドで対面する徳田クンと手コキ嬢が現れた。
「誘導催眠の場面はもう何度も見てるので飛ばします。あ、ここからですね」
 画面には、まっすぐ伸びた嬢の腕を下から支えている徳田クンの姿が映っている。
「これは手に持った風船が空に上がっていくところをイメージさせているんです。暗示にかかると腕がだんだん上がってくんです。彼女もそうなってるでしょ?」
 ふむふむ。
 次の場面では、嬢の顔に人さし指をつきだしている様子が見てとれる(写真②)。
「これはキャバクラで一度だけやりましたが、まぶたを重くさせる暗示で頭を朦朧とさせているんですね。そうすることで、いろんな暗示が一気にかかりやすくなるんで」
 続いての映像はなんだろう。両腕をゆっくり上下させる徳田クンと、生徒のように挙手している嬢だが
(写真③)。
「ようやくエロ催眠に入りました。アナタはいま雲の上をふわふわと歩いてます。アナタはセックスが大好きですね、好きだったら手を元気よく挙げましょう、みたいなことをやってるんです」
 さらにこの状態のまま、徳田クンは彼女のプライベートも事細かく聞き出している。この段階になると自白剤を飲まされてるのと同じ状態なので、普通は他人に教えないことまで口にするらしい。
「人前でオナニーを見せつけたい願望があると言うんですね。こりゃいいこと聞いたと。で、次の暗示をかけてるのがこちらです」
 彼女の頭を持って、ぐるぐると回しているそうだ(写真④)。

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「人前のオナニーは全然恥ずかしくない。それどころか自分も相手も興奮する素晴らしいことだから積極的にやりなさいとすり込んでるんですね」
 最後は、例の新幹線の場面だ。
「新幹線という言葉を聞くと、無性にイヤらしい気持ちになります、オナニーも見て欲しくなるし、セックスもしたくなりますと暗示をかけておきました」
 いやはや、これ、ホントにかかってるとしたら大変ですぞ。
 手コキ店に電話を入れて10分後、嬢がやって来た。AKBにいてもおかしくないハイレベルなルックス、スレンダーなボディは先ほど観た映像とそっくりそのままだ。そして言い忘れていたが、彼女、今年20才の現役大学生である。
「あ、どうも、はじめまして」
 パッと見の様子はごく普通だ。催眠術にかかっている風には思えない。
大丈夫か?
 部屋に足を踏み入れるや否や、彼女が口を開いた。
「聞いてくださいよ。ほんのちょっと前に催眠術師とかいうお客さんが来たんだけど、チョー怖かったの.」
 自分から切り出してくるとは、よほど強烈な体験だったに違いない。んで、感想は?
「それが途中から記憶が全然なくて。何かされてたらどうしよう」
 ほほう。ほほう。ほほう。やっぱ、ちゃんとかけられたんだな。楽しみすぎる!
 さて、どのタイミングで『新幹線』を口にしようか。この子が淫乱になるなんてタマらんぞ。
「じゃ、パンツ脱ぎましょうか」
 機先を制された。言われるまま下半身だけスッポンポンに。そして彼女はお仕事感丸出しでチンコをこすりはじめる。
 どれ、こっちも触ってやろうか。どうだ、ほれ。
「ちょっとちょっと、ダ.メ。ウチは女のコに触れちゃいけないんですよ」おいでなすったな。どうせこの後、ド淫乱になるくせに。言うぞ言うぞ、言っちゃうぞ。
「そんな冷たいこと言わないでよ.。もうすぐ名古屋まで新幹線で帰らなきゃならないんだから」ふと彼女が顔を上げた。きたか? きましたか?
 しかしその後も彼女は黙々と手コキを続けた。おかしいな、失敗か?
 そう思った矢先だ。いきなり手の動きがピタリと止まり、彼女が首をグルグルと回しはじめた。
「はああ、もうダメ。もうムリ」
「え、どうしたの?」
「あのさ、私、正気だからね。でもさ、ああ、もう!」
 そう言って今度は自分の体を両手で抱き、ベッドの上にうずくまる。
 ベッドに顔を埋めたまま、彼女は言った。
「あのね、今すごく変な気分なんだよね。ちょっと……オナニーするから見ててくれない? 真剣なやつするから」
 キターーー! マジかよ!
 パンツを脱いで思いっきり脚を開き、見せつけるかのように陰部をこすりだす彼女の姿を、信じられない思いで眺めた。こんな清楚なコが、死にそうなくらい顔を赤らめながらオナニーをしている。
 なんちゅう状況じゃ。頭が混乱しそうだ。
 でもこの際、おれも楽しまなきゃ損だよな。
「なんかイヤらしい顔つきだね。いつもこんなことしてるの? あ、新幹線は何時だっけ」
「あっ、しないしない! 私マジで正気だよ。でも手が止まらない.」
「もっとクリトリスいじって。今晩、新幹線だからさ」
「やだ、やめてぇ」
「本当は淫乱なんでしょ。自分のだけじゃなく、おれのも気持ち良くしてよ」
 勃起したチンコを目の前に持って行ったところ、辛抱たまらんといった感じでパクついてきた。
「やばい。マジでどうしよう。でも、チョー舐めたかったの」
 しゃぶりながら服まで脱ぎだした。この調子なら本番ももらったろう。
「ああ、新幹線、何時だったけな」
 つぶやきつつ、持参のゴムをつけて挿入の準備に取りかかる。
 ところが彼女は悲鳴のような声を上げた。
「ゴムなんか要らない。ナマで入れて.」
 清楚な手コキ嬢が、生ハメ懇願って! 徳田クン、あんたは神だ!
 翌日、調子に乗って別の手コキ嬢に催眠術をかけてもらったら、これまた〝新幹線.のことばで、生意気ポチャ手コキ嬢が大淫乱に化けた。
 催眠術、勉強しよっと。

合法的なセクハラ遊び

いいセクハラを思いついたので試してみることにした。
 まずはドラッグストアから。
 ここ最近、男性用オナホールのテンガがドラッグストアで売られているのをご存じだろうか。いくらお洒落なパッケージだとはいえ、チンコを突っ込んでオナニーする道具が、こんな場所に売られてるなんて、すごい時代になったもんだ。
 女性の多い店を探していくつかのドラッグストアをまわったところ、女性店員が5.6人、男性スタッフ2人というナイスなお店を発見した。しかもこのお店、レジ脇の精力剤コーナーの横にわざわざテンガスペースまで作ってある。
 さりげなく店内を一回りしたのち、20代の黒髪の女性店員さんに声を掛けた。「すみません、ここの商品なんですが」
「あ、はい」
「どうやって使うんですかね」
「あ、えーと、ハハハ、そうですね…私も詳しいことはわからないんですが、この中に入れて使うものだと思います」
「この中に入れるんですか?」
「はい、たぶん、真ん中に穴が開いてるんだと思うんですが…」
「何を入れるんですかね」
「男性器です」
「ああ、なるほどー」
男性器。聞いたぞ、この可愛い口が男性器と言ったのを!
「チンチンに付いても大丈夫なの?」
 お次もドラッグストアの店員さんを狙ったセクハラプレイ。商品はブラジリアンワックスだ。
 ブラジリアンワックスとは、女性用の除毛クリームのこと。女どもはお尻まわりにも塗ってケツ毛まで抜き取っている
らしい。女性向けの商品だが、男が詳しい使い方を聞いても構わない。
 選んだターゲットは20代前半の学生バイト風だ。やはり若い子の方が興奮するよね。
「すみません、これは具体的にはどうやって使うんですかね?」
「えーと、処理したい毛にワックスを塗っていただいて、中に布が入ってますのでそれを…」
「これは股間に使ってもいいんですか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「ワックスがチンチンに付いても大丈夫なの?」
「えーと、多少なら大丈夫だと思いますけど」
「でもチンチンって皮膚が薄いでしょ?」
「え……」
「引っ張ったら伸びそうですよね」
「あのー、詳しいことはわからないので、詳しい人間を…」
「あー、もう大丈夫です」
 うーむ。いまいちだが、困惑した表情を見れたので良しとしよう。
 続いてのターゲットは薬局のメガネ女性店員さんだ。
「すみません、ケジラミ用の薬って置いてますか?」
「はい、ありますよ、スミスリンシャンプー。こちらですね」
「これ、どうやって使うんですかね?」
「毛の部分に塗っていただいて、中に櫛のようなものが入ってますので、それでといて毛ジラミを取り除くんですよ」
「陰毛に塗るんですか?」
「そうですね」
「肛門のまわりにも毛が生えてるんですが」
「全部塗った方がいいと思います。細かいやり方は中に説明書きが入ってますので」
「薬がチンチンに付いても大丈夫なんですかね?」
「大丈夫ですよ。説明書の通りに使用していただければ」
 説明書にゆだねられてしまっては、これ以上どうにもできない。撤収だ。
「この商品ってオナニーグッズですよね」
 次はディスカウントショップのドンキホーテだ。アダルトグッズコーナーがあり、大量のバイブが置いてある。女性店員に使い方を聞いてやろう。
 ターゲットは20代のポッチャリ店員さんだ。
「すみません」
「はい?」
「コレって何に使うものなんですか?」
「えー、…少々お待ちください」
 明らかに変人を見るような表情を浮かべて去っていったが、いくら待っても結局誰も戻って来なかった。ドンキホーテ、こんな接客方法でいいのか!
 コンビニでオナホールのテンガがTシャツとセットで限定販売されたときも、すぐに若い学生バイトのいる店舗に駆けつけた。
 レジにテンガの箱を出してストレートにセクハラ開始だ。
「いらっしゃいませ」
「すみません、この商品ってオナニーグッズですよね」
「……。あー、すみません。ちょっと詳しいことはわからないんですけども…」
 彼女が顔を赤らめたあとにモジモジしながら見せてくれた表情は最高だった。これだから変態はやめられない。

出会いがないのでこの時代に手紙でナンパしてみた

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街中でビラ配りしてる可愛い女の子たちを見かけるたびに、声を掛けたいと思っていた。でも仕事中にナンパしたってうまく行くはずはない。こんなときこそ手紙の出番ではないか。というわけで、今回は路上でビラやティッシュを配ってるカワイ子ちゃんたちがターゲットだ。週末の良く晴れた午後、上野駅の改札で待ち合わせた。まさにデート日和だ。
 そこに現れたのは…
「こんにちは.!」
 やった! かなりカワイイと思っていた好みのタイプの6番の女の子だ。
「ご飯何食べましょうか? 一応食べログでパスタの美味しいとこと中華のお店は調べておきました」
「じゃあパスタ好きなんでイタリアンにしませんか?」
 ということで店まで5分ほどの道のりを世間話をしながら歩く。
「みどりさんはいくつなの?」
「26ですよ」
「なんかもっと若くみえるね!学生っぽくもみえる」
「結構それ言われます。フフ」
 顔は女子アナの夏目三久をぽっちゃりさせた感じで、肌なんかもつるつるでゆで卵みたいだ。楽しい一日になりそうだ。店に到着し、席のメニューを開く。
「みどりちゃん、お酒の方はどうなの?」「私、全然飲めないんですよ.」
「あーそうなんだ」
 うん、かなり残念。ずっと飲める子が続いてたから油断していた。シラフの女の子ってどう口説けばいいのだろう?
「家は実家?」
「はい、両親と兄と妹と住んでます」
「兄弟は仲良いの?」
「妹とは仲いいですね。結構一緒に出掛けたりしますよ…」質問には素直に答えてくれるけど、話が膨らんでいかない。緊張しているのか。
「ビラ配りはバイト?」
「そうですね、フリーターなんですけど、週に3日くらい働いてます」
「そうなんだ、休みの日とかは何してるの?」
「そうですね.人混み苦手なんで、家に居るのが多いですよ.」
「あんま外出ないの?」「でも音楽好きなんでライブには良く行きますね.。あと若手のお笑いが好きなんでそれも見に行きます!」
 興味あることだとさすがにテンション高めだ。
「ふ.ん、音楽はどんなの聴くの?」
「ファンモンとかB’zが好きで、ライブ行きますね!」
「ファンモンって、解散しちゃうんだよね?」
「そうなんですよー。なんか辛いですね…。でも解散ライブ、2日とも行けるので…」
「そっかそっか」
 …うーん、このままだと色気のある話に転がっていかないぞ。その後も淡々と料理を食べながら、彼女のキャラを探っていく。
「彼氏いたのっていつぐらい?」
「半年前くらいですね」
「年上の人?」
「はい。まえ会社で働いてたと
きの上司なんですけど」
「不倫、ではないよね?」
「あはは、違います」
「ふ.ん、長く続いたの?」
「付き合って1年くらいで彼が会社の他の女の子に手を出して、それからごちゃごちゃあって結局私が会社辞めさせられて…」
「それはひどいね。腹立ったでしょ?」
「腹が立つより悲しかったですよね。それから人間不信になりました」
 とはいえ、こうして手紙男に会いに来てくれるほどなのだから、痛手からは回復したのだろう。
 それにしても酒を飲まない子に下ネタトークへは移行しにくい。カラオケボックスでチャンスを狙うことにしよう。
「ねぇ、みどりちゃん、カラオケ好き? ご飯食べたら行ってみない?」
「いいですね。私カラオケ好きですよ!」
 いざ近くのカラオケボックスに入ってみると、お互い交互に曲を入れてガンガン歌いまくる流れになってしまった。俺も勢いでBOOWYと布袋を熱唱。ヤバい、彼女ちょっと引いているかも。
 ここはウケの良さそうな福山でも歌いながら、少しスキンシップしてみることに。前回は焦ってキスして拒絶されただけに、慎重に進めたい。
「みどりちゃん、もうちょっと近くにきてよ」
 おねだりすると、ゆっくりと、かなり近くまで寄ってくれた!これは良い展開だ。
 密着しながら彼女の腰に手をまわす。あれ? いいんですか?このままキスしますよ? 次はキスですよー??
「ほっぺにキスしていい?」
 念のため確認してみたが、みどりちゃんは無言のまま。これはOKと取っていいのだね?ほっぺに軽くキスをして、その流れでゆっくり口に移動させた。
 おぉーーこんなに簡単でいいのかぁぁぁーー! 調子に乗ってゆっくり舌を出すと向こうから絡ませてくるし!!
 心の中でガッツポーズである。今夜はいけるかもな。いや、まだ焦ってはいかん。ここはゆっくり、イチャイチャしつつカラオケを楽しんでから、ホテルに誘いだすのだ。
「じゃ、オレB’z歌うから、次ファンモン歌ってよ!」
「いいですよ!」
「でもファンモンて人気あるのに解散しちゃうんだねー、でもあのDJは和尚さん継ぐんでしょ? 何かほかの2人が可哀想だねー」
「………」
 あれ? なんか空気が変わったぞ。みどりちゃんが黙って下を向いてしまった。オレまずいこと言ったかな?
「ちょっとトイレに行ってくるうつむいたまま彼女がトイレへ。戻ってくると、静かな部屋のなかでしくしくと泣きはじめた。これはマズイ、マズすぎる…。「ごめん、俺なんかヒドいこと言ったかな?」
「……ファンモンのこと何も知らないのに…ヒックヒック…なんでそんなこと言うんですか!」
 えええ..? そんな怒るようなこと言ったっけ? 和尚のこと? 和尚のこと悪く言った?
 涙の理由はさっぱりわからないが、彼女は泣き止まない。そのままカラオケを出てからも、路上にしゃがみ込んでオンオン声を上げて泣きじゃくる始末だ。もうどうにも手が付けられない。