出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです

すぐにイケるヤリマンがいると出会い掲示板にあったので会ってみたら美人局だった

2ちゃんねるを眺めていたらこんな書き込みを見つけた。
︿グリーのID:○×△□はすぐにヤラセるぞ! 簡単すぎてびっくりした﹀
 こういう『ヤリマン情報』の類いは掲示板などでときどき見かける。本当なのか怪し
いものだが。
 ためしにグリーを開いてそのIDを検索してみれば、プロフィールには都内に住む20代の人妻と書いてある。ま、適当にメールを送ってみるか。
 たいして期待はしてなかっが、返事がきた。
︿ありがとう♪嬉しいです﹀
 2、3通のやり取りがあったところで思わぬ文面が届いた。
︿渋谷においしいパスタのお店があるんだって。行ってみたいなぁ﹀
 おいおい、完全に誘ってるじゃん!
︿じゃあオレと行こうよ。今からでもいいし﹀
︿いいの? 嬉しい!﹀
 軽っ! 2ちゃんの書き込みはホントだったんだ!
 かくして初メールから2時間後に、オレたちは渋谷で待ち合わせることになった。
「片山さん? 初めまして」
 現れたのはちょっとぽっちゃりした井森美幸みたいな雰囲気の女だ。20代にしては老
けてるような感じだけど、まあ許容範囲か。
 そのまま道玄坂をあがった場所にあるらしいパスタ店に向かう。
 が、しばらく歩いたところで彼女が不思議なことを言い出した。
「あの、お腹空いてます?実はワタシ食べてきちゃたんですよ」
「え? パスタ食べたいんじゃなかったんですか?」
「うーん。それよりちょっと休んでいきたいなぁって…ダメですか?」
 くしくも右手には円山町のラブホ街が広がっている。そういうこと、だよね?
 彼女の手をひいて右折し、ラブホへ。ヤリマンってのは、こんなにまでヤリマンなんだな。順番にシャワーを浴びて、ベッドにもぐりこんでキス。手をアソコに伸ばして…。
 そのときだった。
 ドンドンドン!
 部屋の入口が凄まじい勢いでノックされている。何、どうしたんだ?
 硬直したオレを余所に女が走って入口へ。あろうことかカギを開けやがった。入って
きたのは作業服姿の角刈りの男だ。
「人のオンナに何してくれてんだコラ!!」
 いきなりのことに言葉が出ない。乱暴に手を引かれてベッドから引きずりおろされる。なにこれ、怖い、怖すぎる!
 裸のままで床に正座する俺に、男がこれでもかと顔を近づける。
「コイツはオレの嫁なんだけどよぉ、テメーは結婚してる女と何してんだこら」
「えっと…」
「ケーサツ行くか。な、そうすっか?」
「いや、すいません」
「嫌なのか? じゃあどうすればいいと思う?」
 …もしかして美人局ってやつ? マジかよ……。
 黙っていたらムリヤリ服を着させられ、腕をつかまれたままでコンビニのATMに連
れていかれた。いつの間にか女の姿が見えない。ありったけの30万円をおろすように言
われ、それをそのまま男に渡して解放された。
 呆然と渋谷の街を歩くオレ。くそっ、ヤリマン情報だなんて、善意のフリして美人局のターゲットを探してるのか…。もう誰も信じられない。
募集をかけたことを証明のしようがないではないか。

しばらく会っていない女の子をラブホテルに連れ込んだ方法

旅先からの絵ハガキは、女心をぐいっと掴むらしい。特に遠い異国から届いたエアメールを受け取ると

││そんなに離れてても、私のことを覚えてくれてるんだ││

てなことを女は思い、14才の少女のように胸をキュンキュンさせるのだそうな。
 今回はこれで行く。めぼしい女性の何人かに、海外からエアメールを送ってねんごろになる作戦だ。といっても海外へ出かける予算はない。どうするか?
 日本にいながらでも、まるで海外にいるかのような手紙は書けるが、外国の消印でなければ一発でバレてしまう。さて……。
 やむをえない。家族を使おう。実はオレの妹がニューヨークに住んでいるのだ。
 オレが東京で、ニューヨーク風の絵ハガキに宛先や文面をすべて書いてしまい、そいつをまとめて封筒に入れて妹に郵送し、向こうで切手を貼ってポストに投函してもらえばいいのである。愛するアニキのためならそれぐらいのことはしてくれるだろう。
 住所がわかっていて、かつ肉体関係を持ちたい女性となると、相手は絞られる。
 検討の結果、エアメールを送るターゲットは以下の5人とすることにした。

① サオリ(32才)
 大学時代のサークルの2コ下で、今もたまに仲間との集まりで顔を会わせる。その席で「昔、仙頭さんのこと好きでしたよー」と言われたことあり。(住所 ↓ 大学時代の仲間に聞いて現住所判明)

② しーちゃん(30才)
 昔よく通ってた焼き鳥屋の常連客。互いの自宅が近かったのでかなり頻繁に飲んでいたが、3年前にオレが引っ越して以降はあまり会ってない。
(住所 ↓ 一人暮らしの自宅を知っている)
③ 川村さん(34才)
 大学時代にケンタッキーのバイトで仲が良かった同僚。現在もたまに連絡する程度の関係が続いている。1ヵ月くらい前に久しぶりにメシの誘いメールが来たが、予定が合わず会えてない。(住所 ↓ 実家暮らしの住所を知っている)
④ 優奈(20才)
 今回の企画のためふらっと入った、歌舞伎町のガールズバーの新人さん。
1杯1千円のドリンクを3杯注文してやると、目を輝かせて喜んでいた。
翌日、「昨日はごちそうさまでした。また会いたいです」のメール有り。
(住所 ↓ 店に送る)

⑤ Maki(年齢不詳)
 企画のために入った、新宿の箱ヘル嬢。普段フーゾクではまぐろに徹するオレだが、あえて奉仕に徹してやった。プレイ後、彼女から名刺をもらったとき、「今度、出張
でNYいくんだ」とさりげなく言ってある。
(住所 ↓ 店に送る)
 女の胸をキュンキュンさせるには、単なる旅行報告ではダメだ。ニューヨークに来てまーす、元気ですかーみたいな手紙をもらったところでゴミ箱直行だろう。
 突然ニューヨークから届く手紙で、女が熱くなる内容。たとえばこんなのはどうだろう。
『いま、仕事でニューヨークに来ています。こちらはすっかりクリスマスムードです。
 今日のお昼、セントラルパークのベンチでたたずんでいたら、目の前を仲良さそうな老夫婦が手をつないで通りすぎてゆきました。幸せってこういうものなんだなとぼんやり考えているうちに、ふと君のことを思い出してしまいました。元気でやってますか?
 こちらでもメールは通じるので連絡もらえると嬉しいです』
 いかがだろう。冬景色の描写から一転してさりげなく好意を伝えているあたり、秀逸な内容だと思うのだが。
 すぐさまamazonで購入したセントラルパークの絵葉書の表面にこの文章を記し、さらにオレの名前だけでは誰かわからない④、⑤番の女性にはプリクラも貼っておくことにした。
 かくして完成した絵ハガキを5枚、ニューヨークの妹に郵送したところ、ヤツから国際電話がかかってきた。
「おにーちゃん、ちらっと絵ハガキ読んだけんど、何これ。妹として恥ずかしゅうなってきたでぇ」
 そんなこと言わずに、しっかり投函してくれよ。
 妹から投函完了の連絡を受けた日から一週間が過ぎた。そろそろターゲットの元に届いているはずだが、どうなんだろう。ガールズバーやヘルスは、ちゃんと本人に渡してくれてるんだろうか。
 気を揉んでいると、ようやく一通のメールが来た。ターゲット③番、元バイト同僚の川村さんだ。

●………仙頭  ○………女
○はがき届きましたよー。ありがと〜。仕事でニューヨークってすごいですね。お土産期待しとります笑。

内容はあっさりだけど、喜んでくれてるじゃん。「お土産期待しとります笑」なんて、会いたい口実じゃん。「もう帰って来てますー」と返事するのも味気ないから、まだニューヨークにいる設定にしよう。
絵ハガキが届いたっぽいね。よかった! こっちはめっちゃ寒いよ。風が痛いくらい!
○風邪ひかないようにー。でもニューヨークに行けるとか羨ましすぎる。どっか観光とかもしたんですか〜?
自由の女神とエンパイアステイトビルは行ったよ。けど一人なんで、何となく寂しいよね。
○一人なんですか。大変そー。気を付けてくださいませ。
 まあメールはこのへんでいいか。ではそろそろ帰国しよう。
●明日のフライトで帰ります。お土産まかせて!
○おー楽しみにしとります。では気をつけて。
 さらに帰国してからももう一芝居打っておく。
●羽田に帰ってきた! 手荷物ロビーで待機中。日本の空気はやっぱり落ち着くね。
○おつかれさまでしたー。今日はゆっくり休んでくださいー。
●今、羽田から電車で帰りです。まあ疲れたけど、一つ仕事をこなしていい気分だね。ねえねえ飲みに行かん? 久しぶりに川村さんと語りたくなっちゃって。金曜の夜とかどうよ? おごるし。
○え、ごちそうになっていいんですかー。ありがたや。金曜なら大丈夫ですよ。土曜は予定があるんで、あんま遅くはなれないけど。
 金曜日の夜7時。待ち合わせの新宿アルタ前に、川村さんの姿が見えた。
 会うのは1年ぶりくらいか。ズボンを履いてるイメージが強い彼女だが、今日は赤いスカートを履いている。おしゃれしてきてくれたのかな。
「久しぶり」
「ははっ。仙頭さん、何で坊主なんですか?」
「これは気分転換で」
「そうなんですかー。で、ニューヨークは何しに行って来たんですか?」
 おっと、いきなり聞いてきたか。
「…いやー、ニューヨークの面白スポットみたいなのに行っていろいろやってくるみたいな感じで」
「へえ、面白そう」
 居酒屋へ入ってカウンター席に並んで座る。彼女がメニューを広げた。
「ニューヨークではどんなものを食べてたんですか? やっぱジャンクって感じするんですけど」
「…そうそう、マックばっか食ってたよ」
「じゃあ、日本的なモノ食べたいでしょ?」
 確かにそれが自然かもな。とりあえず刺身でも頼んで、ウーロンハイで乾杯!
「向こうには何日くらいいたんですか?」
「10日くらいかな」
「けっこう長いですね?」

「そうなんだよ疲れたよ」
「でも、そんな疲た感じれしませんよ」
「川村さんに会えたんで元気になったのかも」
「ほんとですか?」
 おもむろにカバンから包み紙を取り出して手渡す。
「お土産買ってきたよ」
「ほんとに買ってきてくれたんですか! ありがとうございます」
 ネットで買ったチョコだとも知らずに、川村さんは大喜びで食べ始めた。
 話題はいったんニューヨーク話から離れ、川村さんの恋バナに移った。
三十路の独身女。いろいろ考えることは多いようだ。

「カレシはいるの?」
「カレシって人はいないけど、たまに飲みに誘ってくる男の子はいますよー」
 ここ数年、彼女からは同じ答えばかり聞いてる。恋愛ベタなのかもなぁ。
「その男たちとセックスはするの?」
「しませんよー。ていうか私、向こうからガガッて来られると引いちゃうんで」
 たしかに、川村さんはヤラせそうにない気はする。そもそもヤレそうな雰囲気を出してるコなら真っ先にオレがやっている。飲みの勢いだけでヤレるような子ではないだろう。でも、今回はニューヨークから絵ハガキを送ってるんだから脈ありだと思うけど…。
 恋バナが一段落したところで切り出された。
「ねえねえ。あのハガキの、私のこと思い出したとかっていうやつ、あれ何なんですかぁ?」
 核心をついた質問だ。この返答は大事だぞ。
「向こうで人恋しかったのもあるんだけど、川村さんのことが気になっちゃってさ」
「えー、たぶんホームシックになってんだろうなあぁって思いましたよ。日本に戻ってきたら落ち着いたでしょ?」
「いや、ぜんぜん。だからこうやって会っていろいろ喋りたかったんだもん」
 彼女はニヤニヤ笑っている。どうだろう、これが正解だよな。
 3時間ほど飲んで店を出た。かなり飲ませたおかげで、川村さんはすごい上機嫌だ。もうここは一気に攻めるしかない。
 エレベータの中で、手をぎゅっと握ってみる。
「えっ…」
 そのまま抱きつく。
「えっ、えっ、仙頭さん…」
 彼女の体から力が抜けた。そのままキスして舌を入れると、彼女のほうもからませてくる。もらった!
 エレベータが一階に到着するや、彼女の手を引いて歩き出した。もうこの後の流れはわかってるはずだ。
「ねえ、もうちょっと一緒にいようよ」

「もう帰るよ」
 こういう場合でも、女ってのはダダをこねてみせる生き物だってことは十二分に知っている。強引にラブホ方面へと歩みを進める。
冷静にさせないよう、恋愛トークをかましながら。
「あのさ、バイトのころは気づいてなかったんだけどね」
「うん………」
「ずっと最近までも気づかなかったんだけど、ニューヨークでやっとわかったっていうか」
「………」
「あの街が人を素直にさせるっていうか」
「どうしたんですか?」
「おれ、セントラルパークで自分の本当の気持ちに気づいたのかもしれないわ。川村さんのこと好きだって」こんな見事な決め台詞が口から出たそのとき、目の前にラブホが。今思い出しても、まるで吸い寄せられるようだったとしか言えないほどの自然さで、2人はホテルのトビラをくぐっていた。

テレクラでアニメ声の美女とアポが取れたので会ってみると

今から1カ月ほど前、テレクラでの話だ。取った電話の声を聞いて、耳を疑った。
「あのちょっと相談なんですけど〜」
聞こえてきたのは甘えた系のアニメ声。いまどき珍しい、若い子からのコールだ。
「割り切りになっちゃうんですけど〜、会ってもらえませんかねぇ?」
こんな萌え萌えボイスの女の子が可愛くないわけがない、即決ですよ。
「割り切りって、お金はいくらなの?」
「こういうの、始めたばっかりでよくわかんないんですけど〜、1万5千円くらいもらえればうれしいですぅ〜」
「それなら全然オッケー。ところでテレクラかけはじめたの最近?」
「まだ3回しかかけたことないんですよ〜。さっきまで友達と遊んでたんですけど解散して〜、いまお金ちょっとピンチで〜」
電話口のアニメ声を聞けば 聞くほど妄想が広がる。胸はE カップだというし、年も23才とテレクラ不慣れの素人ちゃん。いまどきテレクラでこんな奇跡が起きるなんて。
「近くにいるんだっけ? すぐ会おうよ」
「はい。じゃあ駅出てすぐのコンビニの前でいいですか?」
黒いコートの中に赤いセーターを着ている、という彼女の説明を頼りに、待ち合わせ場所でキョロキョロしていると、そのまんまの格好をした女性がこちらにすーっと近づいてきた。顔は・・・想像からは下に大きくはずれている。
「テレクラのコって、キミ?」「・・・」
目を合わせず、彼女が黙ってうなずいた。なんだよ、電話ではあんなに軽快に話してたのに。声聞かせてくれよ。
「ホテルいこうか?」
「 コクリ 」
「安くてボロいとこでもいい?」
「 コクリ 」
一言も言葉を交わさず、歩 き出したところで気が付いた。目元のシワがあきらかに多い。コイツ、絶対20代じゃなくないか?
「あのさ、年齢ごまかしてるよね? やっぱりやめるわ」彼女は焦ったようにこちらを見て口を開いた。
「ウウン、ニジュサンサイ。ホント! ホント!」なにこいつ?声ぜんぜん違うし。ていうか、今のあきらかに中国なまりだし!
「いや、用事思い出したからやめます」
「ヤメルノ? チョット!」引き止める彼女を無視して
俺は店に引き返した。これ、アニメ声でアポを取り付けて、別人を派遣する援デリ業者の新たな手口だったのだ。みなさん、テレクラでアニメ声の女につながった場合はくれぐれもご注意を!

出会いを求めてヨガ教室、料理教室スクール通いを始めてみた

深夜のテレビで、40才以上の独身男は、100人に1人しか結婚できないというデータが紹介されていた。
 40才まであと2年。本気にならなければ。
 前号でも宣言したように、会社帰りに習い事をすることにした。社会人がマトモな女性に出会おうと思えばスクールしかないというのがオレの結論だ。
 まずは下見から。
 月曜。ヨガ教室の見学に出向いた。ヨガといえば女の宝庫。出会いのチャンスは無限大と考えられる。
 ところが1時間ほど体験レッスンを受けてみたところ、授業中はもちろん、終了後も話しかけるチャンスなどまったくないことが判明した。みんな、さっさと着替えて帰ってしまうのだ。ヨガは消えた。
 火曜。ゴスペル教室。みんなでわいわい歌をうたうスクールで、これも女子率が高いことで知られている。
 しかし見学した教室はおばはんばかりで、どうにも触手が動かない。こりゃダメだ。
 水曜。料理教室。ここはいつも同じメンバーで授業を受けるのではなく、毎回ランダムに生徒が集うので、メンバーが固定されていない。つまり一回顔を合わせても、次にいつ会えるかわからないシステムだ。
 これはかえって好都合とも考えられる。軽率な行動をしても、いくらでもやり直しができるからだ。
 通うことに決めた。
 木曜。ギター教室。少しは自分も興味を持てるものも混ぜておこうと、ギターを選んでみた。幸い、生徒の1人に、瀬戸朝香っぽいサバサバした美形女性がいたので、ここも通うことに決定。
 日曜日。コミュニケーション教室。会話やマナーを学ぶ、ちょっと堅めのスクールだ。
 生徒の中に、20 代前半のカワイイ子がいたので、ここにも通うとしよう。
 以上、通学が確定したのは
「料理教室」
「ギター教室」
「コミュニケーション教室」
 となった。まだ数を増やしてもいいが、とりあえずはこの3つで動いてみよう。これで彼女ができないようなら、もう人生をあきらめる。本格的な授業は、日曜日のコミュニケーション教室からスタートした。生徒は10人ほどで、男女はおよそ半々。
オレの狙いは、時東あみに似た、あみちゃん(仮名)だ。
 授業は発声練習などのしょうもないもので、まったく関心がもてなかった。しかし他の生徒はマジメ一徹で、どもりの男性など真っ赤な顔であいうえおと唱えていた。あみちゃんもまた真剣だ。
 昼前に授業が終わったので、生徒全員で昼メシを食べに行くことになった。
「ぼくは会計士をしています。仕事上なにかとコミュニケーション能力が…」
「私はOLですが転職を考えていまして…」
 さすがにビジネスコミュニケーションを学ぶだけあって、みんなちゃんとした目的を持っている。女目当てで通ってるのはオレぐらいのもんだろう。
 肝心のあみちゃんは企業のOL23才で、通学の目的はよくわからなかった。
 昼メシ後は解散となり、みんなでぞろぞろ駅へ流れた。
 毎回こうだとすれば、あみちゃんになれなれしく話しかけるチャンスはほとんどないと思われる。あるとすれば、授業が始まる前ぐらいか。
 次回は、学校の最寄り駅で待ち伏せすることにしよう。
 水曜日、料理教室の第一回目の授業へ向かった。
 先にも触れたように、このスクールは毎回顔ぶれが変わるので、一期一会のチャンスをモノにしていかねばならない。料理しながら物色し、最後の試食タイムで話しかけることにしよう。
 今日の献立は夏野菜カレー。イメージ的には、さわやかな女性がたくさん学びにきてそうな気がする。
 仕事を終え、教室へ。広々したスペースのあちこちで40人ほどの生徒がうろついている。男女比はおよそ2対8。ここから5名ずつのグループに分かれて一緒に切ったり焼いたりする流れだ。パッと見ただけでもカワイイ子が10人はいる。確率的に誰か1人とは同じグループになるはずだ。
「では赤澤さんはこちらのグループで」
 強制的に連れて行かれたテーブルには、男ばかりが4人集まっていた。
えっと、これはひょっとして…。
「はい、みなさんで協力してくださいね」
 男5人でカレーを作れというのか! わいわい楽しく人参を切れというのか!
 馬鹿馬鹿しいにもほどがある。エプロンもつけずに、オレは教室を後にした。ふざけやがって。いくら授業料払ってると思ってんだ。
 ギター教室には仕事の都合で行けず、日曜日、2回目のコミュニケーション教室の日。
 早めに家を出たオレは、教室の最寄り駅で、あみちゃんがやってくるのを今か今かと待ちつづけた。遅刻したのか、いつまでたってもやってこない。あ、やっとやってきたぞ。うん、オレが目を着けただけあって、さすがにカワイイ。離れて後をつける。
 あみちゃんは遅れているくせにコンビニに入ってのんびり買い物をしている。のんきな子だ。コンビニから出てくるタイミングで、自分も遅刻したふうを装って声をかけた。
「あれ? 急がなくていいの?」
「はい。えっと…」
「赤澤です。同じクラスの」
「ああ、はいはい」
 一応は覚えていてくれたみたいだ。でもここはさらに印象づけておきたい。
「日曜なのにお互い大変やね」
「そうですね」
「休みの日は何してるの?」
「友達と食事とか映画とか。赤澤さんは?」
「オレはサーフィンやね」
 嘘じゃない。数年前から少しかじっているのだ。たまにしか行かないけれど。
趣味サーフィン。これは強いだろう。好印象だろう。
「へえ、私の男ともだちもサーフィンやってる人多いですよ」
 強くなかったみたいだ。しかも男ともだちがたくさんいるなんて。彼氏とかもいたりするんだろうか。
 そのうち教室に着いてしまい、会話は終わった。
 とっかかりとしてはこれぐらいでいいだろう。あせってメアドだのラインだのの交換に走る必要はない。なにせこれから毎週顔を合わせるのだから、チャンスは何度でもあるのだ。ただ問題は、あみちゃんに彼氏がいるかもしれない点だが。

暇そうな店番をしてる店員に手紙でナンパは通用するか

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お店でポツンと店番をしてる店員さんがターゲットだ。一発でヒマだとわかる彼女たちは、退屈すぎて死にそうになってるはず。
 そこにラブレターを持った男が現れたら大きなインパクトを受けるだろう。さっそく配りに行ってきます。

いったいどの子が来るのやら?
ワクワクしながら待ち合わせ場所へ足を運ぶと、6番の子が待っていた。なんとなく安達祐実に似てる子だ。
「こんばんはーみのやです」
「あっ、どうもはじめまして。安田です」
 あいさつを軽く済ませ、近くの居酒屋へ向かう。
「お酒何にする?」「じゃあ生ビールを」
 ではビールで乾杯。
「けっこう前に手紙渡したから、もう連絡ないと思ってたよ〜」
「ごめんなさい。そうですよね、でもあのときはまだ好きな人が
いて…」 以前にも書いたかもしれないが、手紙にはこういう効果がある。渡したときは無視されても、人恋しくなったときについ連絡してしまうような効果が。
「そうなんだ、全然気にしないで。でもその人のことはもういいの?」
「うん、もう脈ナシだなって思えちゃって…」いきなりマジメな恋愛話になった。ここは一気に聞かせてもらおうか。
「職場の人?」
「仕事の人じゃなくて、習い事の先生」
「先生に恋してたわけだ」
「そう! でも結構遊び人ぽくて、まわりの人はアイツには気をつけたほうがいいよって。アハハ」
「そっか、じゃあ付き合わずに終わったの?」
「うん、まぁ、そういうこと…」
 なんかすっきりしない感じだが、本人が諦めたというんだからいいか。
「英子ちゃん、結構落ち着いてる感じに見えるけど、いくつなの?」

「28です」
 まぁそんなところか。
「なんか、みのやさん聞いてばっかり。みのやさんの方はどうなんですか? 恋人とか…」
 さて、なんて答えよう。
「俺は3カ月くらい前に別れたけど…」
「どれくらい付き合って?」
「半年くらいかな。うまくいかなくなって…そのまま別れた感じ…」何となくさっきから疑いの目で見られてるような気がする。
テキトー過ぎたかな。
「よく手紙渡すんですか?」
 わ〜やっぱそれ聞くか。うん、毎月撒いてます! なんて言えるわけがない。
「いやいや、手紙なんて書いたの高校以来だよー」
「なんか慣れてるような…。なんで私なのかなって思って」
 グイグイ来ますねえ。鋭い突っ込みだ。
「接客してるのを見て、感じのいい人だな〜と思って。それでずっと印象に残ってて、一度会って話ししたいなと思ったんだよ」
「そんな、印象いいかな、私…」
 そろそろ話題を変えなくては。シモ系でも大丈夫かな?
「英子ちゃんその先生とエッチはしなかったの?」
「アハハ、何ですか〜突然! う〜ん、あったようななかったような」
 なんだそれ、ヤッてるってこ
とでしょ。この子、聞けば何で
も答えてくれそうだな。
「でも最後まではしてないですよ」
「途中まではしたの?」
「してないですよー、されそうになっただけ!!」
「されそうになっただけ? どこまで!?」

「えー、ご飯行って、帰りに…」
「帰りに?」
「キスされて」
「キスだけ?」
「キスだけ」
「ふ〜ん…。それだけ? 怪しいけど」
「それだけですよー、だって強引だったんだもん…」
 強引はだめかぁ〜。でも、なんか先生の気持ちはわかる気もする。英子ちゃんMっぽいし。強引に攻めればやれそうな気がするんだよね。
「でも、押しに弱いタイプじゃない?」
「やっぱりそう見えますか」
 自覚症状もあるみたいだ。これは面白くなって参りました。
 時刻は10時。そろそろ俺も彼
女もほろ酔いになってきたし、勝負に出てみよう。
「お店変えよっか」
「いえ、今日はもうヤメときます」
 え〜なんでだよー。せっかくこれからだというのに。「じゃあさ、帰りがけにウチの近所で飲み直さない?」
「う〜ん、でも…」
 押しに弱いことはまず確実だ。会計をしながらレジの横で軽く彼女の腰に手を回してみる…。嫌がる素振りはない! アレ、やっぱりいけちゃうのかな?
 店を出て、階段のところで腰に回した手を少し胸の方へ動かしてみた。
「も〜ダメです〜」
「明日早いの?」
「まぁ、普通だけど…今日は早めに帰りたくて」

いかん、こりゃ今日は無理だな。
深追いはせずに今度に期待した方が無難かも。時にはガマンも大事だよね。

美魔女の娘の女子大生に恋をしている

幼いころの出来事がもとで心に傷を負い、男性と深く付き合えない。そして、母親、父親には相談できず一人で悩んでいる。早希からの重たい告白に、すっかりヤリたい気分はすっ飛んでしまった。
 家族だけではない。友達にもだれにもこの悩みは伝えていないという。じゃ、なんで俺なんだ?
「就職の相談にのってもらった時に、すごく話しやすかったし、なんかしっかり受け止めてくれる人やなって」
 そうかなぁ? 確かに可愛いコやから親身になっていたというのはあるけれど。
「それと、こういうことって、同性には話したくないし、男の人には恥ずかしいし。でも河内さんって、男やけど中性的っていうか、男をあまり感じさせないんですよね。それに、いい意味で軽いっていうか……。あっ、めっちゃ失礼なこと言ってますね。ごめんなさい」
 早希がやっと笑顔になった。
 男を感じないっていうのはあまりうれしくはないコメントだが、今まで何人かの女性から言われたことはある。男として意識されないのは悔しいが、女との距離を詰めるには役立っているのかもしれない。
 早希の抱えている悩みはわかった。でも、俺は彼女に何をしてあげられるんだろう。カウンセラーでもなんでもない俺が彼女の悩みに的確に応えられるわけじゃない。
「でも、なんか、話して、泣いたらスッキリしました。今までだれにも話せなかったのでしんどかったけど、すごく気持ちが楽になった。ありがとうございます」
 そう、俺は別になにもしてないけど、それならよかった。
「まぁ、早希ちゃんは若いねんし、可愛いし、なんぼでもいい男が現れるって」
 そうそう、こんなに可愛いコが処女のままっていうのはもったいない。かといって、他の男が彼女の処女を奪うのもなんか腹が立つなぁ。
 少し場が明るくなったので、その後は楽しく酒を飲み、10時過ぎには店を出た。今日は重たい話でちょっとしんどかったし、もう一軒引っ張る雰囲気ではない。おひらきにして早希を駅まで送っていくか。
 10月ももう終わり。夜遅くなるとさすがに冷え込む。「結構、寒いなぁ」
「ほんま寒いわ。河内さん、くっついていいですか?」
 そう言うや、早希は俺にぴったりと身体を寄せて、右腕に抱き付いてきた。彼女の胸が俺の腕に密着する。思わぬ行動にドキッ! となった。
 このうれしい体勢で歩いていると、今度は腕に抱き付いたまま俺の手を握ってきた。
「河内さんの手、あったかくてうれしい!」
 いや、俺も早希にくっつかれて、めちゃくちゃうれしいよ。
「河内さん、ママには内緒で、また会ってもいいですか。たま〜にでいいので」
 そんなん、いいに決まってる。いつでも連絡してよ。
 駅の改札まで彼女を見送る。改札を通り、こちらを向いてペコリと頭を下げ、笑顔で手を振る早希。やっぱり可愛いなぁ。ときどき振り返りながらこちらに手を振りながらホームに向かう彼女の姿が見えなくなっても、改札の前から動けないでいた。
翌日、早希からお礼のメールが来た。悩みを優しく聞いてもらって嬉しかった、俺といると飾らずにいられる、時々会えたら嬉しいということが書いてある。な
んか、素直にうれしいメールだ。
 昨晩の駅への道すがらの出来事を思い出し、またドキドキしてきた。早希は、俺に対してどんな思いを抱いているんだろうか? 男として意識しないで済むといっていたし、年上の甘えられる友達?父親のような存在? それとも、男と見ていないというのは嘘で、俺に好意を持っている? まったく彼女の真意がわからない。
 そもそも、男に対して深く付き合えないといいながら、男好きする格好や甘え上手な態度など、言ってることとやってることが矛盾してるしなぁ。
 いやいや、そんなことより、俺の早希への気持ちはどうだ。最初はターゲットの美女、菜々子の可愛い娘として『母娘丼』がしたいなどと、ヤル対象としてしか見ていなかった。
 昨晩、相談にのっていた時は、ヤリたいという思いはすっ飛んで、親身に話を聞いていた。
 そして、今の気持ちは、正直やっぱりヤリたいという気持ちはある。可愛い表情、魅力的なスタイル、柔らかい胸…。ただ、最初に思っていたヤリたい気持ちとは少し違ってきている。
 彼女を見送った時に感じた寂しい気持ち、思い出すたびに少し切なく感じるこの思い。もしかして、俺は早希に惚れているのか?
 もともと俺はあんまり惚れっぽくないタイプだ。ヤルノートで落としてきた女性たちに対しても、基本的には〝ヤリたい〞という気持ちを満足させることしか考えていなかった。唯一、5年前のクリスマスに結ばれた小西さん
をのぞいて。
 近所のスーパーでレジをしていた可愛い主婦の彼女に対して、〝可愛い!〞〝ヤ
リたい!〞と思った俺は半年以上の時間をかけてアプローチ。その過程の中で、だんだん彼女が好きになっていったのだ。
 ついに彼女とヤルことに成功したのだが、愛しい彼女は俺とズルズル付き合うことはせずに、スッパリ関係を終わらせた。いつも俺が女性に対してとっている態度のように。あの時の寂しくてやりきれない気持ちは今も忘れられない。
 大人の魅力を持つ小西さんと比べ、早希は娘でもおかしくない歳の小娘だ。可愛くエロい身体だが、特に俺の好みだというわけではない。なのに、なぜこんなに気になる? 打ち明け話を聞いて同情しているからか?
 早希が気になるからか、母親の菜々子を含めて、ほかの女についてまったく関心が湧かず、なんの行動もしないままひと月近くが過ぎた。俺の気持ちをよそに、
早希からはその後、まったくメールや電話がない。なんかヤキモキするなぁ。こっちから連絡しようかと思っていたら、早希からメールが来た。
お久しぶりです。年末で忙しいですか? もしよかったら来週水曜日、会えませんか?」
 なんか、すごくうれしいぞ。会う、会う。会うにきまってるやないか!
 早希と会える日を楽しみに週末を過ごし、約束の日がやってきた。仕事がちょっと長引き、少し遅れて待ち合わせの場所に行くと早希はポツンと立っていた。寒くて不安そうな表情だ。
 俺の姿を見つけると、パッと表情が笑顔になり、小さく手を振りながら駆け寄って来た。寒空の下、鼻と頬を赤くしながら微笑んでいる早希の顔を見て、俺は抱きしめたい衝動に駆られた。やっぱり俺は早希が大好きなんだ。

詐欺写メ女は実際出会ったらどんな言い訳するのか

はるか
指定された携帯電話屋の前で待っていると、いかにもデリヘル嬢のような茶髪のケバい女が現れた。

f:id:torivian:20171022214824p:plain

はるか
指定された携帯電話屋の前で待っていると、いかにもデリヘル嬢のような茶髪のケバい女が現れた。

○どうも、タネイチさんですか?
●はい、あれ? はるかさんですか? なんか写真と雰囲気違いますね。
○あ、そうですか?
●てか違う人の写真使いました?
○いえ、私ですよ。
●あれ、そうですか? ほら、この写真ですよ(写真を見せる)。
○はい、イメチェンしたんで。
●イメチェンっていうか、人が丸ごとチェンジしてますよね?
○一緒ですよ〜、ホントですよ?
●ちなみにどの辺をイメチェンされたんですか?
○え〜化粧とか髪の色とか。
●まあ化粧も髪の色もたしかに違いますもんね。でも顔は変えようがないですよね?
○あ〜化粧を変えれば変わりますよ。
●そんなに変わるわけないでしょ。整形でもしたんですか?
○してないですよ。化粧を変えただけでもかなり顔って変わりますからね。
●まだ自分だと言い張りますか。
⦁ ○言い張るもなにも、本人なんで〜、変えちゃったんでどうしようもないですよね。今日はカラコンも入れてないし。
●でも輪郭までは変わらないですよね。
○そんなの写真の写り方で変わりますよ? だって私だもん。これが別人だって証明できます?
●証明も何も、写真見りゃ別人だってわかりますよ。
○でも証明できないですよね?
●あなたが本人だってことも証明できないでしょ?
○私は写真撮ってもらった本人なんで、証明できますよ。
●この写真の子と同一人物だと言い張るのは強引ですよ。
○いや、ぜんぜん強引じゃないですよ。はい。
●これ、いつごろどこで撮った写真なんですか?
○え、覚えてないですよ。半年前ぐらいかな? で、どうします?やめます?
●そりゃやめますよ。
○そうですか。わざわざ足を運んでいただいたのにすいませんでしたー。では失礼しまーす。
(ペコリと頭を下げて帰って来た道を戻って行く)
堂々とした態度には感心してしまった。断りきれずに買ってしまう男は多そうだな。

次の女リサ
対面する直前に電話番号の交換を催促され、かかってきた電話にでると、「ああ、いまどこ?」とゾンザイな態度の声がし、マスク姿の女の子が近づいてきた。あいつか。

●リサさんですか?
○はい。
●あれ、ご本人?
○はい、リサです。
●なんか写真と違いますね。
○いや、本人本人。
●違う人じゃないですか?
○いや、本人本人。
●ホントですか? ちょっとマスク取ってもらえます?
○本人本人。(と言いながらチラッと一瞬だけマスクを外し、また元に戻す女)
●ホントですか?
○はい。
●写真プリントして持ってきたから見てみてよ。ほら。
○本人本人。本人本人。
●髪型もぜんぜん違うし。
○髪型はこの前変えたから。
●ふーん。いつ撮った写真ですか?
○だいぶ前です。
●顔も違うと思うけど。
○いや本人本人。
●プロフィールには学生って書いてますけど、これは本当?
○うん、ホントホント。
●ホントはフリーターって書いてますよ(カマを掛けた)。学生なんですか? どっち?
○どっちでもいいじゃん。
●プロフもウソなんでしょ。
○本人だって。
●顔もプロフも全部違うってことですよね。
○だから本人だって。顔なんて変わるでしょ?
●いや変わらないでしょ。整形したわけでもないのに。
○整形したから。
●え? 整形したんですか?
○うん。
●じゃ整形する前の写真を載せたってこと?
○うん。
●なんでわざわざ整形前の写真を載せたんですか?
○別にいいじゃん。整形した後に写真撮ってないからだよ。
●この顔写真を見て、タイプだと判断したから会いに来たんですけどね。
○だから本人だって。
●なんで整形した後の写真を載せないんですか。
○だって撮ってないんだもん。
●そんなの携帯で撮って載せれば済む話でしょ?
○だから撮る機会がなかったんだって。
●すぐできますけどね。
○整形したからって自撮りするわけじゃないじゃん。
●だからわざわざ半年も前の古い写真引っ張り出さなくても、いまの写真載せればいいだけの話ですよね?
○だから撮る機会がないから撮らなかっただけだよ。
●このプロフィール画像はどんな顔をしてるか伝えるためのものなんだから、いまの顔を載せるものですよね?
○別に整形前だっていいじゃん。
●だからいまの姿とぜんぜん違ったらプロフィール画像って言わないでしょ?
○整形前の写真載せたかったんだもん。
●なぜですか? てかそもそも自分の写真じゃないですけどね。
○いいじゃん別に。いつの写真載せても関係ないじゃん。そんな決まりないじゃん。
●この写真を自分ですって書いて載せてるんですよね?
○そうだよ。
●この写真を見て会いに来てるんですから。
○そんなん知らないよ。いいじゃん別に。同じだもん。
●同じじゃないですよね。
○違くったって同じだもん。
●何言ってんですか?
○別に整形後の写真載せなくたっていいじゃん。撮ってないんだもん。
●撮って載せればいいだけですよね。
○だから撮る機会がないから撮ってないんだって。
●携帯にカメラついてます?
○ついてるけど撮らないもん。
●なんでですか。
○撮らないよ。わざわざ整形しましたって自撮りするバカいるかっつーの。
●整形したことを発表しなくてもいいですよ。
○……もういいや。(無言のまま振り向きもせず歩き続ける女)
自分だと言い切る根性はあっぱれだけど、わざわざブサイクに整形したってのはあまりにも無理がないか?